シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
楽しい旅
- 2010/12/21[この記事のエリア] 登別・虎杖浜
- にったん野菜のセミナー&わさび園訪問
~登別で野菜の研修会&わさび園訪問!
~時期が早くて長い、にったん野菜とは
みなさん、「
にったん野菜
」をご存じですか?
◆にったん野菜を広める、本州でのポスター
先日、野菜生産者の研修会が、登別市で開かれました。
この、「にったん」というのは、「日胆」と書き、日高・胆振のことですが、
道民にもあまり認知されていないのが、現状です。
今回、わたくしは、ブランド化についてのご指導申し上げました。
◆研修会のようす
◆シェフの著書や木べら販売
「にったん」地区は、今まで十勝や富良野のように、大きな産地名がなかったため、
関係者が手を組んだ広域の取り組みです。
◆道内でのポスター
この地区は、野菜の種類が豊富で、収穫時期が早くて長いのが特長になっています。
そういえば、天候や土壌にも恵まれ、先住民族の聖地や遺跡があり、
その上、作物の雪氷貯蔵施設が多い地域でもあり、これから有望です。
参加者は、講演中、おとなしい方が多かったですが、
食事会では、かなりのエネルギーを発散されていましたので、
きっと、近いうちに、
身近なお店で利用できる「にったん野菜」として重宝されると思います。
~登別の地名・発祥地を探検!
今回の研修会は、登別温泉でしたので、少しご紹介します。
◆先週の、雪の地獄谷。
アジア観光客でいっぱいでした。右は、夏場の写真です。
登別の地名のもととなった場所です。
場所は、このあたりです。
◆その付近の写真です。
ここは、温泉街の奥にある、二つの川の合流地点です。
写真の緑色の矢印→は、
クスリサンベツ川
(アイヌ語で温泉がそこを下る川)で温泉水が混じっています。
この上流は、大湯沼から流れる大湯沼川で、足湯の人気スポットです。
青色の矢印→が、
登別川の本流
で、澄んだ色をして、かつて千歳川と呼ばれていました。
この合流点から下流を「ヌプル・ペッ=(水の色が)濃い川」と呼んだようです。
クスリサンベツ川の上流にある足湯は、冬季通行止めとなっていて、残念でした。
◆以前に行った、足湯の写真。
アイヌ語地名の参考 「北海道の川の名」 山田秀三著 北海道土木部発行
◆今回の宿泊先は、第一滝本館です。
◆宿近くに2年ほど前にできた、泉源公園と間欠泉。
◆温泉市街地にある、閻魔像。
登別にわさび園があった!
◆温泉街の一番奥にある、
本ワサビの畑。大量の水が流れ出ています。
◆お店の入口においてある、「わさび田」をイメージした本ワサビ。
◆今月初め、札幌でお会いした藤崎わさび園の藤崎代表とシェフ。
今回の旅で、登別の名前の由来地を「探検」でき、わさび畑ものぞけて、
「にったん野菜」の印象がぐぐっと強くなりました。
札幌の量販店などでその名を見かけましたら、
ぜひ、手に取って見てください!
年明けには、コープさっぽろトドックで発売する
貫田シェフのこだわりおせちを紹介する予定ですので、
お楽しみに!
2010/12/21 11:27登別・虎杖浜コメント(6)
- 2010/12/03[この記事のエリア] 千歳・支笏湖・苫小牧
- むかわ町で見つけた、ノーベル味覚賞!?の食べもの!
北大名誉教授・鈴木章さんのノーベル化学賞受賞で沸き立つ
むかわ町は、
名門・高校野球や、穂別地区でお年寄りのミュージカルなどが有名ですが、
おいしい食品もいっぱいあります。


先日、むかわ町を訪ねましたので、
まずは、街中の雰囲気をご紹介します。
◆道の駅や役場にノーベル賞受賞の掲示があります。
◆道の駅の催しで、「鈴木さん」が来館すると温泉が割引になるそうです。
◆鈴木教授のご実家である、マルススズキ商店です。
◆鈴木教授の弟さんの譲(ゆずる)さんと記念撮影。
では、むかわ町のおいしい食べものを紹介します。


◆まずは、シシャモ。
安飲み屋にでてくるカペリンとは別の種類の日本固有種である「シシャモ」です。
よく見るとうろこの1枚が大きく、真珠のような光沢があります。
◆ソーセージ
むかわソーセージ工房
では、北海道でも最上級の
ウィンナーソーセージ
をつくっています。
調味料は、塩が伊豆大島の「海の精」で四国の和三盆を使い、
リン酸塩を使わずに、プリっとした触感を引き出す、すぐれものです。
◆ナチュラルチーズ
新しくできた、チーズ工房は、「ASUKAのチーズ工房
」です。
以前から、胆振総合振興局などの事業で助言してきましたが、
このたび、塩分濃度の違うチーズを製造してくれました。
それは、おやつ用
(約2%)とワイン用
(3%)です。
日本では消費者がチーズの塩分が強いと言うので、製造者は泣く泣く塩分を落としてきました。
◆写真中央が北川飛鳥さん、右はお母さまと娘さん(雪音ちゃん)
しかし、おやつに食べるのにはいいのですが、ワインを飲むには物足りず、
北海道のナチュラルチーズは、中途半端な立場
にありました。
でも、製造時におやつ用とワイン用を分ければ、食べる状況に合わせて購入できるので
製造者もヨーロッパのような、しっかりと塩を利かせたチーズを製造販売できると考えました。
*ラベルもすぐできると思いますよ。
今後は、ASUKAさんの取り組みが広がって、
ワインにうってつけの「適塩」のチーズが出回ると思います。


◆農家製スイーツ
むかわ町の農家、「フラワーランド花屋の三倉
」の、
三倉栄子さんは、
地元で採れる農産物を活用したスイーツづくりに励んでいます。
以前、ご指導したところ、めきめきと才能を発揮され、
このたび、農家の心意気も感じられるような、
すばらしいスイーツを商品化されました。
◆「えいちゃんの手づくり米粉ロール
」
2個入り1パックで200~250円、町内のぽぽんた市場で購入できます。
2種類あるロールは、イチゴとカボチャで、いずれも感動の味になっています。
カボチャロールは、1個が泡立てた動物性・生クリームに蒸したカボチャを入れてあり、
もうひとつが、カスタードクリームを混ぜたカボチャペーストです。
このクリームは、手がかかっていて、カボチャのペーストを生クリームと砂糖で煮詰め、
さらにカスタードクリームと混ぜ合わせたものです。
今後、包装や名称を工夫すると、
札幌や東京で1切れ200~300円で販売でき、
その上、むかわの名前をさらに向上させてくれる、
ご当地スイーツに育つのではないかと感じました。
というように、むかわ町には、向上心の高い人たちが多いように感じます。
もう少しで、北海道「ノーベル味覚賞」の候補にでも挙げられるような目線の高い食品です。
みなさんも、とっておきの時に、ぜひ、利用ください!
2010/12/03 13:40千歳・支笏湖・苫小牧コメント(14)
- 2010/09/14[この記事のエリア] 釧路・阿寒・川湯・屈斜路・根室
- 釧路出張、湿原と芸術に感動!
9月11、12日にすっきり秋晴れの

釧路へ出かけました。
おまけの情報は、今年の湿原情報と
釧路市街地の美術関係を紹介します。
まずは、釧路湿原について。
湿原の展望台はいくつかありますが、今回行ったのが
細岡展望台です。
展望台の入り口。
湿原の蛇行する川が見える細岡展望台。
*写真は位置が低くてよく見えませんでした。すみません。
町教育委員会の方に聞くと、このところ、木が茂ってきて、
展望台からの景色が見えなくなってしまい、
環境省の指導で木を切っているそうです。
少し離れた場所には、以前の展望台あとがあり、
びっしり樹木が生い茂っていました。
国立公園内なので、電柱もなつかしい木材製です。
次に市内の芸術を紹介します。
釧路市内には芸術作品が多いですが、
繁華街で気づいたものを撮影してみました。
市内の幣舞橋(ぬさまいばし)から、歩き始めます。
橋の上には国内初と言われる橋上彫刻があります。
「幣舞橋 四季の像」です。
「春」は船越保武氏 「夏」は佐藤忠良氏の作品です。
南東には、ぬさまい公園花時計が見えます。
手前のナナカマドは、実が色付き始めました。
橋のたもとには、幣舞河畔広場があり、いろいろ目につきます。
以前、大人気になったラッコのクーちゃん出没の場所もあります。
歌手・美川憲一さんのヒット曲「釧路の夜」の歌碑からは歌が流れます。
近くには、天然温泉の足湯もあってちょっと驚き。
写真奥の斜面は花時計
広場近くの街灯は、おしゃれなカモメ。
次は、少し駅方面に向かって北大通を歩きます。
国道にある標識の裏に絵画。
案内板の横にも、標識より大きい野鳥の写真が貼って?あります。
バス亭もおしゃれで、ツルのステンドグラスです。
青空を羽ばたいたり、夕陽にたたずむくタンチョウ。
道路脇の配電盤?にもイラストが!
排水溝のデザインにも、サケとツル。
繁華街の歩道にはこんなサケも泳いでいます。

というように、少し歩いただけで、
釧路の人たちがどれだけ、芸術を愛してきたか伝わってきました。
いつか、再訪してガイドさんに案内してもらい、
じっくり市内をウロチョロしてみたいです
おいしい、おやつも忘れませんよ!


では、また。
2010/09/14 20:02釧路・阿寒・川湯・屈斜路・根室コメント(15)












































