シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
2010年10月
- 2010/10/31
- モスクワで朝食も楽しみました!
モスクワでの滞在先は、ルネッサンス・モスクワでした。
1980年に開催されたオリンピックの競技場近くにあります。
特に、朝食の種類が多く品質がよくて、
毎朝、1時間ほどかけて食べていました。(^o^)V
ブッフェ(日本で言うバイキング)料理で、
前菜(ザクースキー)、メイン、パン、フルーツ、デザート、ドリンクのコーナーがあります。
私はO型なので、ご飯が食べたいとは思わず、たんぱく質や野菜とパンを楽しんでいました。
◆写真は、ザクースキーのコーナー
私は、前菜+メイン+デザートの組み合わせで少しずつ取り、
一皿終わると次のお皿を取るようにしました。ある日の朝食です。
◆前菜盛り合わせ、黒パンにスミタネ(サワークリーム)を塗ります。
右上は、セリアルにドライフルーツを入れました。
◆メインディッシュ
黄身の色の淡い卵のオムレツとスミタネ、
付け合せは、トマトグリル、マッシュルームソテー。
ポークのウィンナー風ソーセージと塩分しっかりのベーコン。
◆フルーツとデザート
グラスに入ったオートミールのようなものにチェリーのコンポート。
お皿には、カスタードソースを敷いて、生のフルーツとピーチのコンポート。
この桃は、缶詰とは食感が違ってとてもおいしかったです。付け合せは、ロシア風のフルーツカクテルです。
客室は、こんな感じで窓からオリンピックスタジアムが見えます。
モスクワは日の出が遅いので、びっくりします。
◆朝7:30 東の空がうっすら明るくなってきます。
◆朝8:00 朝焼けが始まります。
◆朝8:20 陽が登りました!
◆夜6:30 日が沈みました。
一人で地下鉄に乗りました!
前の日に富樫さんと乗車したので、一日だけ、一人で地下鉄に乗ってみました。
表示は、ロシア語だけなので、乗り換えや行き先に注意します。
◆ロシア語の地下鉄路線図
ひとつの駅にいくつかの路線が入り込んだりして、乗り継ぎと出口がかなり複雑です。
じつは関係者から、一人で乗らないようにお達しが出ていました・・・。<(_ _)>
◆カッサで切符を買います。
ロシアではどこまで乗っても1回分しかかかりません。5回で125ルーブル(327円ほど)の切符。
◆超スピードのエスカレーターで地下深くに降りて行きます。
◆地下鉄構内は、どこも薄暗くて、日本人には少し不安かもしれません。
ということで、4回に渡り、モスクワについて、ご紹介しました。
この事業をきっかけに、北海道のよい文化を
ヨーロッパのロシアにも伝えてゆきたいと思います。
北海道から肉眼で見える、隣の国であるロシアともっと仲良くなりたいと感じました。
では、次から、また、北海道のよいところを知らせします!
2010/10/31 20:49コメント(10)
- 2010/10/31
- モスクワでおいしい食品をめぐる!
今回、5泊7日でモスクワを訪問しましたが、
肉加工品、パン、チーズのおいしさに感動しました。
ほかにも「おいしい」お店を見てきましたので、紹介します。
パンのお店ボルコンスキー
地下鉄マヤコフスカヤ駅の近くにある有名なパン屋さんです。
外部を改装中で足場が組まれていますが、
パンやスイーツなどのおいしさが人気で店の中はぎっしり客が入っています。
英語表記がないので、ロシア語を読めないと注文しにくいかもしれません。
◆お店の外観。このお店はロシア語の堪能な
北海道総合研究調査会の富樫部長に案内してもらいました。
◆購入したパンやスイーツ
右上がパン生地とナッツが同量に近い黒パン。
手前1列がヌガー3種類で、左上の箱は、マルメラータ、煮詰めたフルーツのゼリーです。
食品店エリセイエフスキー
地下鉄ドヴェルスカヤ駅近くの高級食料品店。
豪華な内装で100年以上の歴史があります。
◆お店の看板 内部の壁
◆魚の薫製の奥には、チョウザメの種類ごとにキャビアが並んでいました。
◆お店で手づくりしているショコラ。
見た目は素朴ですが中身の味が濃厚で鮮度がよく、とてもいい香りがします。
店の名がついたショコラ「エリセイエフスキー」は、バニラ風味の濃いカスタードクリームです。
スーパーペリクレストック
(読み方が間違えていましたら、すみません)
◆いわゆるスーパーマーケットですが、パン、魚の薫製、肉の加工品などは安くてよい製品がならんでいます。
◆黒パンにスミタネ(サワークリーム)を塗り、サラミをはさんで、ロシアビールを飲みました。
おみやげマトリューシカは、
いろいろな種類があり、伝統的なものから歴代大統領のものもあります。
マグネットになったモスクワみやげも楽しめます。
ところで、モスクワといえば、ここ。
赤の広場を紹介します。
オホートニュイ・リャート駅を出ると目の前に入口が見えてきます。
◆よく見る光景がこちら。
◆建物の名前はこちら。
◆聖ワシーリー聖堂は、美しい建物です。
◆グム百貨店は、観光客がたくさん来ています。
2010/10/31 19:20コメント(6)
- 2010/10/30
- モスクワで道産ブランドをPR!
10月26日と27日、
モスクワ市で
「中央ロシア市場への北海道ブランドPR事業」として、
北海道の食、観光などの産業を紹介する事業が行なわれました。
初日は、モスクワ市内のホテル(ルネッサンス・モスクワ)で、
二日目は、在ロシア日本大使館が会場です。
両日とも、北海道副知事・高原陽二氏の挨拶で始まり、
「北海道ブランディング~安全、健康、環境にやさしい北海道」として、
次のみなさんがプレゼンテーションを行ないました。
◇観光産業 (社)北海道観光振興機構 広報ブループマネージャー 堀口 徳久 氏
◇食品産業 北海道の食の魅力、名物グルメ」としてヌキタ・ロフィスド 貫田 桂一
◇寒冷地建築 ㈱FPコーポレーション 海外開発室室長 中所 文章氏
◇環境技術 NPO法人雪氷環境プロジェクト理事長 小嶋 英生氏
◇両国交流 北海道サハリン事務所 秘書通訳 イ・ワレーリア・オクヘノフナさん
(以上掲載順)
両日とも、パソコン画像による講演と協賛企業のPRやサンプル展示を行ないました。
私は道産食材のすぐれた点とその紹介、
洞爺湖サミットでつくった料理の紹介と、
北海道の食材を輸入し、
そして観光でも来てほしいと話しました。
◆シェフと通訳のグレーブ・ジュラスキー氏(㈱G.I.プラン代表取締役、札幌在住)が発表しています。
◆ロシア語のパンフレット
協賛企業の中では、スタッフ2名が参加した
ロイズコンフェクトさんの発表と試食で反響があり、
モスクワ大学の博士がいつからモスクワで買えるようになるのかと、
質問して、関係者を喜ばせてくれました。
今回の展示で食品関係は、次の企業のみなさんです。
NPO法人雪氷環境プロジェクト、㈱ロイズコンフェクト、石屋製菓㈱、
中札内農協、北海道ワイン㈱、ヤマトウ商事㈱、㈲アウル
☆各社さんの写真がなくて、すみません。
雪氷プロの小嶋さんは、
雪氷で貯蔵したアズキ、コメ、日本酒などのおいしさを紹介していました。
北海道ワインさんが、香りの高いスパークリングワインを展示しています。
中札内農協さんは、冷凍枝豆を展示・試食して好評を得ました。
写真は通訳のアナスタシスさん(モスクワ大学)。
㈲アウルさんは、室蘭市で焼き鳥のタレを製造する企業で、
ピリリと辛い南ばんみそがモスクワ市民に人気でした。
2日目は、大きな会場での発表会です。
◆在モスクワ日本大使館
大使館では、試食も行いました。
まず、モスクワの日本料理店「桜」の料理です。
◆地元のレストラン桜の
北海道産魚介の刺し身盛り合わせ ◆北海道産アズキの手づくり羊かん
そして、貫田シェフのレシピを「桜」でつくってもらった2品で
◆「すしのサークル・サラダ」です。
ビネガーで洋風に味つけしたご飯にイクラや
オリーブ油をまぶした毛ガニのむき身をのせています。
◆道産そば粉のブリニ(ロシア風クレープ)
こちらは、雪氷貯蔵のソバ粉と長沼町・メノ農園の小麦粉、十勝の酵母でつくったロシア風のクレープです。
それにロシア産スメタネ(サワークリーム)を塗って、枝豆やイクラをのせました。
よい材料を使ったおかげでモスクワのみなさんにおいしいとほめられました。
◆持ち込み食材と野菜のおつまみ
料理のほかに、いくつかモスクワの人に喜ばれるような
野菜のおつまみをつくりました。(写真がなくてすみません。)
キュウリを室蘭の南ばんみそで和えたもの
キュウリを南ばんみそとサワークリームで和えたもの
中札内の枝豆をマヨネーズで混ぜたものを
中札内のすじなしインゲンをマヨネーズで混ぜたもの
試食品は、モスクワ大学のお嬢さんと用意しました。
みなさん、日本語が上手でしたし、つくり方は、一部日本語とフランス語でご指導いたしました。
両日のこのPR事業、問合せや感想などを多く頂いて、
ヨーロッパ・ロシアへの販路拡大に期待が持てると強く感じました。
モスクワでは日本料理店がどんどんできて、
ヘルシーさや上品な盛りつけがウケています。
まだまだ、本式でない日本料理が多いと、
レストラン桜の荒川料理長もおっしゃていましたが、
日本や北海道に寄せられる期待は増えるだろうと感じました。
食品関係のみなさんも、道内だけではなく、
特定の外国に目を向けた戦略も大切なのだと思います。
焼き鳥のみそダレや枝豆サラダが人気なことでも推測できました。
興味のある企業の方は、道庁の担当部署をご紹介できますので、
ご一報をお待ちいたしております。
次もモスクワの食について、お知らせする予定です。
ぜひ、お楽しみに!
2010/10/30 21:59コメント(8)
- 2010/10/30
- モスクワでロシア料理を堪能!
しばらく、更新していなくて、すみませんでした。<(_ _)>
先日、5泊7日で北海道ブランドのPRに行ってきましたので、
何回かに分けて、モスクワの食について、お知らせいたします。
◆写真は、ビーフストロガノフ
1回目は、なんといっても、料理です。
レストランは、4カ所行き、一人で2軒に行きました。
その1軒はロシア語しか通じないので、
日本で特訓していった片言のロシア語で注文しました。джб
でも、新しくて若い従業員のいるお店は、英語が少し通じる店もあります。
また、物価が高いので、レストランの金額は高めです。
さっそく、味わってきた料理の紹介です。
<ザクースキー>前菜
肉加工品の盛り合わせ
~豚肩肉のロースト、ローストビーフ、豚タンの茹で煮など。
魚のマリネは、タコ、大西洋サケ、サバです。
サラダは、いろいろな味つけで前菜としてもすばらしいです。
パンは、白いものと黒パン。こちらは、具材の入ったピロシキ。日本の揚げパンとはちがいます。
スープでボルシュ(ボルシチ)
<メインディッシュ>
チキンカツレツ、キエフ風。
肉の中にガーリック・レモンバターが入っています。
おなじみのビフストロガノフ。
牛肉の薄切りをいためて、野菜入りのデミソースで煮て、サワークリームで仕上げた料理です。
料理人の見習いの頃は、フランス料理だと思っていました。
加工品の紹介
肉の加工品、パン、チーズは、とてもおいしくて高級店はもとより、
スーパーでもそこそこの製品がおいてあります。
肉加工品は、塩分はしっかりついていますが、肉の味がよく出ていました。
パンは、小麦の味がよく、しっかりとかみ応えのあるパンが多いです。
黒パンは、ライ麦の酸味と濃厚さが出ていて、毎日食べていました 。
豚肉、鶏肉は、日本よりずっと硬いのですが、噛んでいると味が出てきておいしかったです。
魚介類は、日本と違うものもあり、魚屋さんでは楽しめました。
サケは、大西洋産ということで、養殖なのか天然なのか、判別はつきませんでしたが、
日本で食べる「サーモン」より、色が淡くて脂もきつくなく、
スモークサーモンやおすしには、自然の味でおいしく感じました。
野菜は、昔の日本で味わったような濃い野菜があり、
キュウリのおいしさに感動しました。
牛乳は、見た感じも日本と違いますが、
ロシアの牛乳は草の味がして穀物の風味がほとんど感じられず、
とてもすっきりした味わいでした 。
全体に、高級店でも廉価品でも、加工品の誠実さが出ているように感じました。
これからロシアに行く人も今まで行っていた人も
加工品の味をかみしめていただくと、そのことがわかると思います。
では、次はPR事業の紹介をする予定です!(^O^)V
2010/10/30 18:23コメント(4)
- 2010/10/06[この記事のエリア] 日高・えりも
- パワースポット・日高で講習会。
~日高のパワーは、やはりすごい!~
先日、北海道でトップクラスといわれる
パワースポットの地・日高を訪れて、感動しました。
そこで、今回は車窓からも見えるところを中心に
日高の「パワスポ」を紹介します。
日高の風水トリップは過去の特集を参考に。
ふだん、日高へは札幌から高速バスを利用します。
数時間走って新ひだか町三石の
蓬莱山 (ほうらいさん、写真中央の小さく見えるところ)
まだ近くへ行っていませんが、独特な形をしています。
浦河町大通の浦河神社 ~小高い丘に位置する浦河港の守り神です。
<様似町>
塩釜トンネルとローソク岩 ~見ているだけで威圧感があります。
住吉神社 ~小高い丘にあり、もしかして朝日と夕日が見えるかも。
エンルム岬 ~大雪・日高のドラゴンヘッドと呼ばれるパワスポです。
朝陽の昇る アポイ岳 聖地とも言われジオパークの中心です。
最後に幌満川稲荷神社
(遠くて行けなかったので様似駅の写真です)
~様似で料理教室!~
9月30日に様似町保健センターで
消費者協会・日高振興局が主催する料理講習が催されました。
左は、熱心な坂下町長。
日高の食材を活用した
フランス料理のミニコースで5皿分6品をつくりました。
左上から、反時計周りに、
○様似ツブとコンブのサラダ
○佐々木農園産カボチャのポタージュ
○日高銀毛サケのムニエル、
ジャガイモの「エンルム岬」仕立て
○日高フレッシュチーズのムース
日高銀毛サケのムニエル、
ジャガイモの「エンルム岬」仕立て
ニンニク風味のポテトをパワースポット「エンルム岬」のように
盛り上げた料理です。
様似つぶのピラフ
こちらは、アポイ岳をイメージして小高く盛りつけた
高級マツブのピラフ。コンブ出しで炊きました。
上には、つぶスライス、日高リコッタチーズ、プチトマトです。
地元の消費者協会の女性はパワーいっぱいで、
よい食材がよりおいしい料理になりました。
地元のみなさんが日高はパワースポットだということを
認識すると、食生活もさらに豊かになると感じます。
次回は、宗谷の紹介を予定しています!
お楽しみに。
2010/10/06 21:50日高・えりもコメント(13)