シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
- 2014/12/30[この記事のエリア] 離島(奥尻)
- 防災グルメとは、2.
特集の第二弾は、
檜山振興局・奥尻町です。
奥尻島は、
平成5年に北海道南西沖地震の被害にあった後、
復興を果たした防災の「先進地」です。
参考は、NHKの防災教室はコチラ
北海道の防災教育はコチラ
奥尻島の防災DVDはコチラ
その奥尻から、災害時の避難食について、
授業で指導してほしいと依頼があり
「防災グルメ」と名付けて、
11月、奥尻町立青苗小学校へ行ってきました。
*道教委の道徳派遣事業を活用しています
ここで防災グルメの約束をおさらいです。
*詳しくは、シェフのブログを見てください。
1.災害時、そこにある食材でつくれる
2.子どもでも大量につくれる
3.可能なら物語性も加える
そこで、メニューは、魚介を使った汁物。
奥尻は、ワインが有名なので洋風スープに!
せっかくなので、高級料理ブイヤベースのスープ仕立てにします。
材料は簡単です。
1. 好みの魚介類
2. 好みの野菜類
3. コンブと水
4. トマトジュース
塩・コショウ とこれだけ!
つくり方も簡単!
1.魚の身は、1㎝角に切ってワインをまぶす。
野菜は、1㎝角の小口切りにする。魚のあらはコンブと水を加えて
加熱して出しを取ってこす。
2.野菜は、オリーブ油でソテーしてトマトジュースとあらスープを加えて煮る。
野菜がやわらかくなったら、魚介を入れて塩で味を調える。
3.サフランや替わりにオレンジジュースとカレー粉を入れてもよい
前の日に大人が材料を準備しておき、開始前に説明します。
当日、シェフや班長(大人)のリードで子どもたちが加熱調理をします。
自分たちで味つけもしました。
今回は、「地元(の食べもの)を愛する」という道徳授業として
調理実習と講話を行いました。
子どもたちは、
みずからつくったブイヤベース・スープがおいしく仕上がって、
自分たちも、教師のみなさんにも、満足できる授業となりました。
2年生の児童から、
うれしい言葉をプレゼントしてもらいました。
「ボクのお父さん、お母さんは、シェフの勤めていたホテルで
結婚式をして、ボクが生まれました!」
ご両親とはお会いできませんでしたが、
とても、うれしかったです!!(涙)
青苗小のみなさん、ありがとうございます。m(__)m
おいしくて楽しい、貴重な時間を過ごすことができました。
また、いつかお会いいたしましょう。(^o^)/
2014/12/30 16:46離島(奥尻)