シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
2013年10月
- 2013/10/30[この記事のエリア] 富良野・美瑛・トマム
- 富良野で料理指導
野菜のオードブル
今月中旬、料理指導の派遣で富良野へ行きました。
あいにく、今年の初雪と吹雪がいっしょになった荒天でした。
ふだんなら、富良野駅前はこんな感じです。
さて、指導先は、富良野市の繁華街にある
カフェ・ガランサス
店主は、ジュニア野菜ソムリエの増澤真由美さんです。
店名は、マツユキソウ(待雪草)属などの学術名であるガランサスから。
メニューは、「大人様ワンプレート*」という、ワンプレートや、
パスタのセットなどです。
*お子様ではなく、大人様の意味。
パンは、上富良野産小麦ハルユタカの自家製
今回、このパンの塩分濃度と発酵方法などをご指導いたしました。
余分な味のない、すっきりと小麦の味が楽しめて、
塩加減は、そのままで食べても小麦の味が引き立ち、
パスタのソースをつけて食べるとしっかり味に、なるよう仕立てました。
キノコのホワイトソース
ハルユタカの自家製ホワイトソースを使っています
パスタは、幻の小麦・留萌周辺産ルルロッソ小麦の平打ち麺です。
緑黄色野菜のトマトソース
野菜のオードブル盛り合わせ
大人様プレートやディナーのオードブルとなる野菜料理
近隣野菜をいろいろな味つけでマリネにしたりして、
盛りつけています。
今月発売のグルメ誌Hoにも掲載されています。
今回は、こちらの派遣事業で訪問しました。
最後に、お店の情報です。
店名 Café Galanthus
住所 〒076-0025富良野市日ノ出町7-6すずらん通り
電話 090-2074-2994
営業 11:00~23:00、日曜11:00~18:00、木曜休日
毎日のメニューはコチラ
パンを食べに行くだけでも、価値がありますよ。
*数量が限られているので、電話してからどうぞ!
2013/10/30 15:32富良野・美瑛・トマムコメント(4)
- 2013/10/29[この記事のエリア] 帯広・十勝
- 音更で料理コンテスト!
この町名は、「おとふけちょう」と読みます。
おいしい農産物がたくさんある町なので、
北海道民は、全員覚えていてくださいね。(笑)
名産品は、
ニンジンやブロッコリー
強力系小麦や豆類
チーズなど乳製品
さて、先週、音更町内で町民料理コンテストが行われました。
場所は、町内のふれあい交流館です。
「THEおとふけ製 家庭料理コンテスト」と題して
町民から60品以上の応募があり、20点が書類選考を通過して
当日、試食をして順位が決まりました。
審査作品を前に町長の表情がゆるみます。
最優秀賞は、
野菜三種の煮こごり 河口利子さん
野菜(長イモ、ニンジン、枝豆)の食感が絶妙でおしゃれな料理。
ネーミングを工夫すると、全道や全国コンテストでも
通用しそうな、すばらしい作品でした。
優秀賞は、
よくばりシフォン 高田徹子さん
自家野菜(ニンジン、小豆、ホウレン草)と町内産の鶏卵、ナタネ油などでつくる
低糖シフォン。砂糖を控えすぎて、コンテストとしては
やや減点になりましたが、お子さんのおやつにもうってつけです。
同じく、オトフケテリーヌ…からの~ミネストローネ 岩沢美香さん
完成度の高い野菜料理。塩分を控えて、素材の味が不足していましたが、適塩なら、だんとつ1位だったかも。
以上のメニューも掲載された、家庭で再現可能なレシピ集が
年明けにも作成されると思います。
表彰式
町長から表彰状を授与します。
表彰後の記念撮影
シェフは、審査委員長として参加しました。
参加者のご家族と!
帯広のベッドタウンとして人口の増えている音更町。
新しい町民にも特産品を活用してもらいたいと、開催しましたが、
担当部署は準備でたいへんだったと思います。
これだけの規模のコンテストをイベント事業者の手を借りず、
自力で企画、準備、開催、撤収を行ったことに敬意を表します。
ご担当のみなさん、特に技術アドバイザーのお二人の
作戦や行動力は、すばらしいものでした。
また、そういった催しに声をかけてくださいましたことに、
感謝いたします。
これからも、彩り豊かな農産物を食べて
長寿で健康なマチづくり
を期待しています。
2013/10/29 11:14帯広・十勝