シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
2015年9月
- 2015/09/30[この記事のエリア] 札幌
- シェフの旅行グッズ紹介!
みなさん、旅行の際は、楽しいグッズを
利用されていると思います。
わたくしは、
仕事で各地を訪ねることが多いので、
いかにふだん通りの体調で
移動できるかが肝心なため、
旅行グッズ選びが大切です。
バンダナ目隠し
バンダナに海水塩の小袋をはさんでおきます。
移動中、アイマスクがわりに使うと、
塩の遠赤外線効果なのか、
目の疲れがとれるように感じます。
おでこに巻いていると、
いいアイデアがわき出てくるほど!(ホントです!)
列車や飛行機では、
これにマスクもしているので、
かなり怪しいと思われているでしょう!(笑)
革製のスリッパ
マジックテープのスリッパで、15年以上、使っています。
車内やホテルの客室内で重宝します。
素足で履くと、とても感触がいいです。
たたむとこうなります。
まくら
シューズ袋にタオルとハンガーの針金を
入れています。
首にはさめるので、安眠できます。
ちなみに、わたくしは、
座ったらすぐに熟睡できます。
洗浄機
洗浄機付きトイレが普及したので、
国内ではあまり使わなくなりました。
でも、地方の旅館や外国では、まだまだ必要です。
以前は、電動式を利用していましたが、
電池切れの際は、最悪なので、
軽くて便利な、手動式を愛用しています。
最後に、寝袋?
シルク製で、
熱い時は涼しく、寒い時には温かい感じがします。
広げるとこんな感じ。左端にまくらが入ります。
旅館やホテルの寝具は、
蒸れやすいものが多いので、
快適な睡眠がとれるのです。
ほかにも、
つけているだけで
のどの乾燥が防げる
濡れマスクや
ペットボトルを接続して使える
携帯加湿器なども
あります。
みなさんも
自分専用の
旅行グッズで
快適な旅を
お楽しみください!
2015/09/30 13:34札幌コメント(2)
- 2015/09/30
- ミラノ万博へGO!
次の日曜から、ミラノ万博・日本館で開催される
「北海道の日」に行ってきます!
道産食材の実演試食で料理をつくり、
食の総合監修を務めてまいります。
会期は、10月6日から8日まで。
初日は、北海道の高橋はるみ知事のあいさつもあり、
午後から、わたくしの料理実演が開催されます。
今回の実演は、次を予定しています。
いずれも、道産食材をイタリア人の好みに合うよう
工夫したメニューです。
北海道和牛のアロースト、和風にんにくソース
Manzo “WAGYU” arrosto salsa aglio e Shoyu
シェフオリジナル、生さけの三平汁
Brodo di salmone e ortaggi “SAMOEI-JIRU” originale
ホタテ貝の刺し身風、トマト風味のしょう油ソース
SASHIMI di Capesante salsa Pomodoro fresco e Shoyu
北海道和牛のアロースト、和風にんにくソースは、
白老牛と平取和牛で、平取は、
同町の佐藤修さんが育てた月齢30ヵ月のメス牛。
小さく切り分けた牛肉に塩1%を振って焼き色をつけ、
低温加熱してローズ色に仕上げ、薄く切ります。
ソースは、
すり卸したニンニクを加えた、卵黄としょう油に
滝川産ナタネ油を入れたソース。
濃厚なビーフの脂分を中和させるような、
濃密なソースです。
シェフオリジナル、生さけの三平汁
輸出の関係で生サケと、刻んだ野菜の
塩味スープのような料理にしました。
ホタテ貝の刺し身風、トマト風味のしょう油ソース
ホタテ貝柱を手で割いて、刻んだ皮付きトマトに
しょう油やレモン汁を加えた
ドレッシングで味わって頂きます。
ミラノ万博・北海道の日には、
星沢幸子さんらが出演する料理実演のほか、
すぐれた道産食品の展示・試食や、
よさこいソーランの演舞やアイヌ民族の演奏など、
いろいろなステージイベントもあります。
今回をきっかけに、
イタリアをはじめとした
ヨーロッパや世界のみなさんに、
北海道のおいしさや楽しさを
アピールして、
より知ってもらい、
観光で来てくれたり、
食材を輸入してくれることに、
つながるよう、
生産者の熱意を胸に、
たくさんのお客さまと
ふれ合ってきたいと思います。
では、みなさま、
チャオ!アリベデルチ!!
さようなら、
また、次回、
お知らせいたします。
2015/09/30 12:55
- 2015/09/30[この記事のエリア] 千歳・支笏湖・苫小牧
- TVに出たむかわチーズ
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NHKテレビで放送され、たいへんなことになっている、
北海道・むかわ町にある、ASUKAのチーズ工房
2008年の開業時から、本格的な熟成タイプもつくっています。
中でも2タイプある、白カビ系は、みごとです。
生タイプの「カマンベール」は、
食べて感じる塩分濃度は、0.5~0.75%と、
いわゆる、「うすあじ」タイプで
おやつとして食べるのにうってつけ。
熟成して表面の色がかわってくると、風味が増します。
● ●
次に、こちらが、このところ、ワイン好きや
熟成チーズ好きから好評の
「雪の音」(ゆきのね)。
見た目は、カマンベール・タイプですが、
食べて感じる塩分は1.0%以上と、
ワインやお酒がおいしく飲むことができる
適切な塩分=「適塩」の白カビ系チーズです。
はじめは、まろやかですが、熟成すると、
なんともいえない、風味が出てきて、酸味のある、
軽めの赤ワインを飲みたくなるほどです。
● ●
これらのチーズは、
製造するのに、熟成に時間がかかります。
チーズは、
お母さん牛が子牛に与える、
命の水「おっぱい」を原料につくります。
つくり方は、
原乳を殺菌して、乳酸菌や酵素を加えて
固形分を集めます。
水気を切って、味と風味をつけ、
それぞれ、熟成期間をおいて、
ようやく商品化となります。
● ●
ASUKAのチーズ工房は
家族で製造する小さな工房です。
特に、熟成タイプは、
でき上がるまで、じっくりお待ちくださいね。
さらに、好みの具合になるまで、
家庭の冷蔵庫で熟成させて、
召し上がってください。
北海道の大地と
ASUKAさんの熱意も
伝わってくることでしょう!
2015/09/30 12:06千歳・支笏湖・苫小牧