シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
2016年7月
- 2016/07/31[この記事のエリア] 網走・紋別・北見・知床
- 網走おいしいホテル朝食
今回、料理教室で訪問した宿泊先が、
以前から、快適なホテルとして人気ですが、
朝食がより、おいしくなったようです。
国内のシティーホテルでは、
ブッフェ式がかなり多くなりましたが、
当ホテルでは、前日からリクエストする
和洋の定食スタイルをとっています。
その朝食、一見、見慣れた感じの献立ですが、
それぞれをよく見ると、
手づくりのものであったり、品質のよいことが、
感性に伝わってきました。
いくつか、ご紹介いたします。
うすあじの新巻サケ
切り身が大きく塩が控えめでした。
持参した塩を振って頂くと、
ご飯がよりおいしく感じました。
網走湖産・シジミのみそ汁
朝食としては大ぶりサイズのシジミです。
身を食べてもうまみが残っていました。
出し巻き玉子
手づくりのかわいいサイズでした。
ちまたで人気の朝食ブッフェは、
見た目の満足感は十分ですが、
味については、いつもそうとは限りません。
しかし、こちらのホテルでは、
食材を大切に扱っているのが伝わって、連泊して
和食・洋食の両方を食べてみたくなりました。
今回、食べなかった洋食メニューには、
次の文言が並んでいます。
卵料理と自家製ハム・ソーセージ、
季節の健康スープ、焼き立てパン…。
メニューも参考にされてください。
また、食べに行きたいホテルの朝食です。
宿泊の自社プランは、コチラです。
2016/07/31 21:18網走・紋別・北見・知床
- 2016/07/31[この記事のエリア] 網走・紋別・北見・知床
- 5年目の網走料理教室
7月中旬、網走市でLPガス協会網走分会・主催の
料理教室が催されました。
5回目の今年も、わたくしが講師として招かれ、
40名ほどが出席してくださり、
食材は、網走産小麦と地元・農水産物で、
参加者にはミニコース料理を体験してもらいました。
材料をいくつか紹介します。
オホーツクサーモン
早戻りマスとも呼ばれるカラフトマス。
今年初ものを仕入れてもらいました!
ここ数年、漁獲量が少なく貴重品になっています。
生きているミズダコ
男性スタッフにさばいてもらい、半生にゆでました。
料理を紹介します。
オードブル
地元魚介と野菜のサラダ、
網走小麦のパスタ添え
見えにくいですが、中央にゆでたパスタを
盛りつけています。
ミラノ万博で好評だった、北見市ツムラさんに
特別注文した細麺パスタです。
材料は、塩を振ってオリーブ油でソテーした
ナスとブロッコリー。
マス、タコ、ホタテ貝などの湯通ししたものに、
自家製ドレッシングをかけています。
スープ料理
貝類とコンブのブイヨン
魚のアラ、ホタテ干し貝柱、コンブでとったスープ
で前菜の魚介をゆでて、それに溶き玉子と
トマトをすり流した料理です。
メイン料理
ポークスペアリブの塩麹焼き、ポテト添え
地元豚肉は、一晩、マイタケを付着させ、当日、
塩と塩麹で味をつけてオーブン焼きしました。
ソテーした野菜のみじん切りをトマト、赤ワイン、
ブイヨンで煮たブラウンソースで仕上げました。
というように、
家庭でもきちんと再現できるレシピを提示して、
限られた時間内に実演、実習、試食を行いました。
日頃、見慣れた食品も、料理方法で
さらにおいしくなることを実感してもらえたようです。
これからも、各地でおいしい食べ方を
紹介してゆきます!
2016/07/31 21:10網走・紋別・北見・知床
- 2016/07/01[この記事のエリア] 釧路・阿寒・川湯・屈斜路・根室
- 中標津で子ども料理教室!
6月26日に中標津町で
小学生が参加する料理教室を開催しました。
主催は、ぐうたびブログ友のREIKOさん。
別件の派遣指導で空いた時間で
地元有志に集まってもらいました。
REIKOさんは、ブログもすばらしいですが、
企画力や人集めも抜群です。
午後から買い出しをして、3時から準備を開始。
6時から、大人15人の夕食会に向けて
大人5人、子ども4人で
つぎつぎと仕込みをしてゆきます。
町内のスーパーに置いてあるもので、つくって!
との要望でしたが、道東食材はもとより、
中標津の店は食材の種類がすごいです!
さっそく、メニューの紹介を、
道東魚介のサラダの一部です。
なお、使った食塩は、伊豆大島産の海の精です。
タマネギ・スライスのビネガーサラダ
4年生の男子に切ってもらった、
薄~い新タマネギ。1%の塩でもんで
トマトとパセリを入れ、ポリ袋で1時間マリネし、
ビネガーとEXVオリーブ油をたらします。
ハナサキガニのポテトサラダ
ハナサキガニは、殻から身をはずして
塩、EXVオリーブ油、ビネガーでマリネします。
ポテトは、ゆでて手で割ってカニ殻のスープ、
スキムミルク、塩で味つけして、盛りつけます。
*これは、センスのよい男性の盛りつけです。
ホッカイシマエビのポテトサラダ
エビは身をはずして、殻はよくソテーしたあと、
スープをとっておきます。
ゆでたポテトにそのスープを少し混ぜて、
上と同様に味つけします。
タマネギのマリネ
タマネギは、切り揃えて1時間空気に触れさせ、
1分ゆでます。
塩・コショウ、ビネガーを振って冷まします。
ニンジンのソテー
ニンジンは、千切りにしてオリーブ油で
歯ごたえが残るようにソテーします。
塩1%・コショウ、マスタード、ビネガー、
EXVオリーブ油で仕上げます。
子どもも大喜びのひと皿でした!
時知らずサケのステーキ
厚岸産の時サケは、切り身にして塩1%を振って
1時間おきます。水気をぬぐってフライパンに
皮面から入れ、弱~中火で皮がパリッと、
身はジューシーに焼き上げます。
これらをサラダに乗せて、自家製ドレッシングで
召し上がって頂きました。
写真にはありませんが、メインディッシュは、
道産ポーク・スペアリブのローストです。
説明は、
肉は、フォークで刺して塩1%・コショウを
振り、1時間おいてから、フライパンで焼き、
弱火のオーブンに入れて1時間ローストします。
日頃、肉を食べないお子さんが
おかわりしてくれて、その子のお父さんと
喜びを分かち合いました。
肉料理とそのほかの写真は、
こちらを参考にしてください。
ぐうたびブログ「道東撮影紀行」はコチラです。
子どもたちは、おいしい料理で
自分たちのおなかを満たされることと、
自分たちが手伝った料理がきれいに飾られ、
大人の舌と心を満たしていることにも
喜びを感じているようでした。
中標津のみなさん、
よい時間をつくってくださって、
ありがとうございます。
また、お会いいたしましょう!
2016/07/01 20:28釧路・阿寒・川湯・屈斜路・根室コメント(1)