シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
- 2010/07/11[この記事のエリア] 旭川
- ニンニクのパエリヤ ~ホットプレートで簡単に!
「元気が出るけど臭いがきついし、食べ過ぎると胃が痛くなる。」
いい食品とはわかっていても、
いつも食べられるとは限らないのがニンニクです。
ところが、ふつうのものと違い、
臭いは控えめ、胃に強すぎないニンニクが旭川にあります。
そのニンニクをつくっているのは、
旭川市にあるグリーンテックス㈱の社長、
佐藤一彦さん(旭川市出身・66歳)です。
4年ほど前から販売されて、市内を中心に全国で人気が出てきました。
そこで今回の
うまうま食材は
彦一ニンニク です。
名前は、「彦一(ひこいち)にんにく」と商標登録され、
有機認証を取得しています。
糖度が高くて生で37度、干すと驚異の40度と、
メロンの13~14度を大きく超えます。
畑の土がふかふかなので、少しなめてみると、
カルシウム系の甘い味がして、かすかにマグネシウムのほろ苦味を感じます。
なぜわかるのか、佐藤さんも驚いていましたが、
聞くとホタテ貝の殻や海の塩を活用しているということでした。
佐藤さんの本業は、土壌改良に明るい公共緑化事業です。
その技術を生かして、従来とは異なる無農薬栽培を、
人を元気にするニンニクで挑戦したいと考えたのです。
その佐藤さん、「土を豊かに健康に太陽の力で育てる」の言葉通り、
ニンニク栽培と販売も順調に伸びてきて、
5年前にお会いしたときより、ぐんと若くなったように感じました。
(写真は、佐藤さん(左)とシュっとした番頭の藤原さん)
さて、
今日の料理は、
彦一にんにくのパエリヤ です。
今回は特別にレシピを公開します。
まず、注意点が2つ、あります。
☆ふつうのニンニクを使うときは、2割ほど量を減らすといいでしょう。
☆でき上がりが1.2リットルほどになりますので、
使うプレートに水を入れて計ってからつくってください。
<材料> ホットプレート1台・3~4人分
コメ 3 合
バター 2 大さじ
ニンニク 2 大さじ みじん切り
タマネギ 1./2 個 みじん切り
コブ出し 500 cc
牛乳 100 cc
食塩 1/2弱 大さじ
玉ニンニク 適 量 なくてもよい
<準備>
1 コンブと水を弱火にかけて煮出してコブ出しをとる。
2 コメはといでざるに入れて30分水をきる。
3 コブ出しと牛乳は沸かしておく。
<つくり方>
ホットプレートをヒーターの中で加熱し、バターを溶かしてニンニクのみじん切りをいためる。
香りが出たらタマネギみじん切りを入れていためる。
透き通ってきたら、ヒーターの強で、といだコメをいれていためる。
バターがなじんで、コメが熱くなるまでいためる。
*だんだん温かく、熱くなってきます。
コブ出しを注ぐ。
牛乳を注ぐ。
食塩と玉ニンニクを好みで入れて沸騰させ、
沸いたらヒーターを中にして煮る。
水分が少なくなったら、ふたをして、ヒーターを弱で15分煮る。
おこげができていなければ、
ヒーターを中にして、パチパチ音が出始めるまで加熱する。
*コメは硬めが好みならこれででき上がり。
柔らかめなら、あと10分ヒーターの中で蒸らす。
おこげができて、おいしそう!
今回は、北海道の材料を使ったピラフに近い料理です。
ホットプレートでつくってパエリヤのイメージを出してみました。
さて、彦一にんにくですが、現在は品切れ中です。
しかし、収穫が順調ですので、近いうちにHPで予約を開始して、
8月頃から出荷できる予定です。
彦一にんにくは、覚えやすい名称と個性的な包装形態ですので、
健康を贈りたいギフトにもうってつけ。
北海道民が自信を持ってお薦めできる食材ですよ。
では、おいしいニンニクを召し上がって、
今年の夏もお元気で!(@^^)/~~~
2010/07/11 17:31旭川コメント(6)
あ~!彦一にんにく☆
これ、旭川で人気です。大切に丁寧に育てられた逸品として
旭川市民としても誇りです。
包装のロゴの文字は、一本松さんの作品ですよ☆。
佐藤社長さんに、貫田さんが旭川に来られたこの日、
私も佐藤社長さんにお会いしましたよ・・・。
ひょんなところで「私、彦一にんにくさんのファンです~♪」って
話しかけました。
ただのおばさんとしてなので、社長さんは覚えていないと思いますが(笑)。
2010/07/11 19:41
あ~!!この方が良い声の社長さんですね~!!
貫田シェフ・・・この度は本当に有難うございました~
本当に素敵なロケーションで素敵なメニューを堪能できました~
確かにあのニンニクパエリヤ、ニンニクが甘くてホクホクで、丸ごと食べても、いぐみやツンとした匂いが全然無くて、本当に美味しかったです・・・実はね、少し余ったパエリアを持って帰って家族に出したんです・・・そしたら皆食べる食べる・・・・
ウマイウマイって・・・・(笑)
これはイモ?何?って・・・
ありがとうございました~
2010/07/11 21:28
カブタンのお言葉、うれしいです。
私が旭川に行った当日、カブタンも彦一さんにお会いしたのですか?
なんという、偶然!というか、これって必然?
ということで、今回はカブタンが参加できないのに、
一本松さんを始め、カブタン仲間と
集まってしまいました。すみません・・・。
2010/07/11 22:17
こちらこそ、楽しい時間をごいっしょでき、ありがとうございました。
そうです。あのパエリヤは、ニンニクしだいで味が違いますよ。
ご家族も喜んでくれたと思います。
まずは、ふつうのニンニクで家庭で試してみてくださいね。ご主人につくってもらってもいいかも!
2010/07/11 22:22
haremiさんのところの料理教室、楽しそうでしたね。
私も旭川に居れば行きたがったです。
有機の彦一にんにく、頑張ってますので是非色々なところで紹介して上げてください。
実は、昨年の地産地消フェアでは、haremiさんと彦一さんがたまたま隣で、2日目にharemiさんが彦一にんにくでガーリックおむすびを作って販売してくれたです。
当然、あっという間に売り切れ。私も主催者でありながら、こっそり買っちゃたんですが、最高に旨かったです。
良い素材同士って、反発することなく絶妙にフュージョンするもんですね。
2010/07/12 20:59
お返事が遅くなってすみませんでした。
楽しい料理教室になり、時間をとってよかったです。
彦一さん、了解しました。
エビちゃんのラジオでも出演予定だそうです。
ニンニクとおコメのコラボは、特に相性がよいので、
旭川の風と水と土がそうさせたのだと感じました。
2010/07/16 10:49