シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
- 2012/10/18[この記事のエリア] 帯広・十勝
- 音更で子どもたちとご当地メニューをつくった!
地元ビーフと地元野菜(ニンジン、ズッキーニなど)のしゃぶしゃぶに
生トマトのサルサをかけて食べる、おしゃれしゃぶしゃぶ。
先日、音更町で親子料理教室などが開催され、講師で行ってきました。
音更の子どもたちは、少しおとなしかったけど、箸の使い方が上手な子や、
フライパン振りが上手になった子どももいて、とても楽しい集まりでした。
ちなみに、ご両親は手伝わずに、子どもたちが、つくるのを見て、
いっしょに食べるやり方にしました。
「貫田シェフINおとふけ2012」と題し、10月10日(土)に
音更町ふれあい交流館で開かれました。
午前から親子料理教室、午後からは、トークショーです。
では、写真を見てみましょう。
ふれあい交流館の看板。職員の大森洋臣さんの力強い手書きです。
講師卓でつくり方を説明するシェフ
今回のメインは、地元産ブロッコリー。
50℃のお湯に3分浸すとおいしく仕上がります。
材料を前にして、これから生徒実習の始まり!
地元名産のニンジンをリボン状に、ピーラーでむいています。
ニンジンは、作付面積も多く、特に黒土で育ったものは、風味が強く出ています。
リボン野菜(ニンジン、ズッキーニ緑・黄、長イモ)をしゃぶしゃぶにするところ。
メインデッシュを盛りつけているところ。
お母さんたちも、真剣に見つめています。
できた料理がこちら。
「音更小麦の冷製パスタとブロッコリーの前菜」
音更のブロッコリーは、マリネにしても、おいしいですよ。
下ゆでしないで、オリーブ油でソテーして、1%の塩を振り、
火が通ったら冷ましておきます。
「十勝牛しゃぶしゃぶのピリッと辛いサルサ・ソース」を
1人分に盛りつけました。
大皿に盛りつけるとこんな感じです。
みんなで試食タイムです。
子どもの料理教室は、時間配分や加熱調理など、注意も必要ですが、
親が手を出さない分、自分たちで率先してつくってくれます。
お母さんたちは、見ていて、気が気でないかとも思いますが、
子どもたちがつくったひと皿を口にして、
とても幸せそうな顔をされていました。
親子料理教室は、
ご当地食材をうまく使って、子どもがつくり、
大人といっしょに試食する。
この手法は、各地で人気がありますよ。
今回の音更町は、生産者も役場のみなさんも
熱心で、やりがいがありました。
もちろん、おいしい農産物が多く、誠実な加工品があり、
次回は、大空町の料理講習会で新メニューが登場します!
では、今後も、各地での取り組みをご紹介いたします。
今回の写真は、巻頭を除いて、十勝総合振興局から提供してもらいました。
2012/10/18 15:25帯広・十勝