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シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典

北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記



2011/01/23
札幌の中国料理で体にやさしいフルコース!
10日ほど前、札幌市内のホテルで薬膳食材を取り入れた料理を楽しみました。restaurant
味わってみると、心が透き通るような気分になるようなメニューでした。happy01
 
その場所は、ホテルモントレ エーデルホフ札幌 12階の
中国料理「彩雲」です。
◆レストランからの夜景。店内の照明とテレビ塔が重なって映りました。
RIMG6871.JPG 
 
中国料理長の武田幹唯(つねただ、弟子屈町出身、43歳)さんに
おまかせ料理を頼みました。
 m(__)mすみません。 シェフの写真がありませんでした
その料理をコース順に紹介いたします。
 
◆今日のメニューは、こちら。
RIMG6873.JPG
 
食前に美深町の白樺樹液を飲み干すと、
しとやかな甘さがあって、すがすがしい気分になってきました。
 
ひと品目は、前菜で一口のお楽しみ冷菜です。
 
◆写真右から、生のアワビ、菊花のお浸し、タチの酒漬け、サメ軟骨です。
RIMG6876 - コピー.JPG
 
 
◆アワビの前菜、もって菊のリンゴ酢漬け
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◆タチの熟成紹興酒風味、サメ軟骨とシャキシャキお野菜のユバ巻き
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次は、
北海地鶏と根室産白キンコの古法蒸しスープ
です。
◆かわいい器に、スープが入っています。
RIMG6883.JPGRIMG6886.JPG
 
鶏肉は、本当の地鶏で、正しくは、「北海地鶏Ⅱ」、
やわらかめの弾力と肉のうまさが際立っています。
キンコは、ナマコ類で根室周辺に多く、白いものは貴重品です。
これを、薬膳食材とともに、蒸し上げた高級なスープ、仏跳牆(フォティオチャン)のようです。
レンゲでひと口、味わうと滋味豊かな奥深い味でした。
 
◆北京ダックの盛りつけと巻いたもの
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滝川産北京式ダック 道産小麦の包み皮を添えて
 
このメニューは、全粒粉を加えた道産小麦のクレープ状の皮が
とてもよい味で、噛みしめると小麦の味が響いてきます。
これに、ダックと薬味、みそをつけて巻いて食べました。絶品です。sun
 
フカヒレとサメホホのコラーゲン煮込み、紅しぐれ大根と干し貝柱のうまみを添えて
RIMG6891.JPG
 
これは、女性には応えられません。フカとサメの共演で、貝柱のソースが
優雅な味わいを創り出しています。
 
白老牛とナツメのやわらか煮込み ワーワーツァイとご一緒に
RIMG6895.JPG
 
とろとろに蒸し上げられた牛肉と少し甘いソースが絶妙で、野菜もおいしい。
今日は、全体に美容にうってつけのようです。scissors
 
細切り押し豆腐と香り野菜の黒胡麻ヌードル
麺状のものが「細切り押し豆腐」だそうで、黒ゴマのソースで頂きます。
RIMG6898.JPG
 
料理長特製デザートプレート  3種類です。
RIMG6900.JPG
 
干し柿(あんぽ柿)にインカのめざめのクリームを詰めたもの、
RIMG6904.JPG
 
レンコン

2011/01/23 19:27コメント(12)


コメント一覧

by笠島 紀久雄

パソコンが壊れ、コメントができませんでした。遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。ご紹介ありました中華料理店は、昨年12月23日に行きました。昨年の秋に瑞宝小綬章を受章し、その店で、大学の同級生にお祝いをしていただきました。肩が痛いとのこと、温泉でも入って、ゆっくり養生してください。

2011/01/23 21:30

byカブタン

お久しぶりで~す。お待ちしていました(^O^)/。
すばらしいお料理の数々ですね。
そして、最初に美深町の白樺樹液が出るなんて、
うれしいし、すごいな~。

北海道の食材で中華。
食材の力とシェフの腕の力で、ステキな食卓が生まれるのですね~。記事を見ているだけで幸せな気分になりました。

2011/01/23 22:34

by函館の牛魔王

ただただ、旨そう。
写真を見ながら、老酒を熱燗で頂きます。
弟子屈出身のシェフに見習い、女満別出身の私も頑張らねば。
思えば遠くへ来たもんだ。
温泉で療養するなら函館へいらっしゃい。
今年もよろしくお願いいたします。

2011/01/24 09:44

by笠島 紀久雄様 →シェフ貫田

◇笠島さん、コメントありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
◇こちらのお店をご利用頂いていたのですね!
  宝小綬章のご受章、おめでとうございます。
  ご活躍が認められ、私もうれしい限りです。
  留萌でお会いして、もう10数年になりますが、
  これからもお元気でお過ごしください!!

2011/01/24 09:44

byカブタン ←シェフ貫田

◇掲載遅れてすみませんでした。m(__)m
◇こちらのお店、よかったです。
  白樺樹液の食前ドリンク、冷やさずに、やや低めの室温で出されて最高でした!
  道産食材と薬膳スパイスがタッグを組むと、体も心も喜んで幸せオーラ全開になるほど。
  中国料理の奥深さを感じました!

2011/01/24 09:50

by函館の牛魔王さん ←シェフ貫田

◇はい、おいしかったで~す!
  はい、私も老酒の熱燗、砂糖なしで頂きました。
◇へぇ、牛魔王さんは、女満別出身でしたか。
  函館の湯治もいいですね。
  一度、湯の川の浜辺でお湯が流れる川に浸かってみたいです!!
  では、今年もコメント、お待ちしています。!(^^)!

2011/01/24 09:54

byharemi

フランス料理のような盛り付けがお洒落ですね!
道産食材を使われてて、どれもこれも
食べてみたい~!
十美さんは出てこないんですね?

2011/01/25 09:31

by留萌 てんつなマン GO~

萌える檜山の日記あらため
てんつなマンと称して
ブログを書いています

GO~です

遅くなりましたが
今年もよろしくお願いします

食で元気になる
これって基本ですが

「心が透き通るような気分になるようなメニュー」

さすが、貫田シェフにしてそう云わしめる
料理は最幸ですね

弟子屈出身の43歳ですか
てんつなマンは、25歳の時の
最初の赴任地が弟子屈

もしかしたら、その時は
まだ弟子屈にいた方なんですね

弟子屈も懐かしい街です

2011/01/25 13:18

byharemiさん ←シェフ貫田

◇おしゃれな盛り付けですよね。
  武田シェフのセンスが光ります。
◇すみません、今回、十美さんはでてきません。
  最近、ブログが途切れて掲載されるのと、
  わかりやすいように、テーマをしぼって掲載しています。
  

2011/01/25 20:14

by留萌 てんつなマン GO~さん ←シェフ貫田

◇GO~さん、コメント、うれしいです!
  ほんとうに、すがすがしいメニューでしたよ。
  「料理は最幸」の幸がいいですね。

◇GO~さんは、弟子屈出身でしたか。
  センスのいい人が出る街のようですね。

2011/01/25 20:17

byさゆっぽ

お久しぶりでございます・・・・

いつも素敵なお料理ですね~少しずつ色んな種類の物を食べたいさゆっぽなので、こういうのはすんごい魅力的です!!

昨日、初めてカブタンさんにお会いしたんですよ~
ペーパンのお話とかで大いに盛り上がりました(笑)
アトリエでは、貫田シェフの料理教室から始まって、色々なイベントが行われてます!毎回参加しますが、とっても大盛況なんですよ~どんどん輪が広がっていくとイイと思います。

2011/01/29 20:22

byさゆっぽさん ←シェフ貫田

◇こちらこそ、ごぶさたです!
  今回の料理は、さすがにホテルのシェフらしい上品な
  よい味のメニューでした。

◇カブタンと初めて!?でしたか。
  ペーパンから輪が広がってほんとうにおもしろそう!
  楽しい女子会だったようですが、タンコブは大丈夫でしたか?
  ブログ見ました。ひよこをかえしたのは、すごいですね。
  そのエネルギーとがまん強さに敬服いたします。

2011/01/29 21:14




シェフ貫田

Profile

[ 名前 ]
シェフ貫田

[ 得意ジャンル ]
料理

[ 職業 ]
フードディレクター(元シェフ)

[ 自己紹介 ]
札幌市在住で1960年生まれ。大阪の調理師学校を卒業し、札幌市内のホテルなどで修業。32歳でホテル料理長となり14年間勤めた後、早期退職して2007年、ヌキタ・ロフィスドを設立しました。現在は、講演や食に関する指導・演出をするフードディレクターとして活動中!
2008年北海道洞爺湖サミットで、ロシア政府代表団の料理指導を担当。2015年イタリア・ミラノ万博「北海道の日」で食の総合監修、農林水産省「地産地消の仕事人」、北海道食育コーディネーターなども務めています。著書に「北の料理人」IとII(晶文社)。
特製「コロッケde北海道」シリーズは、コープさっぽろトドックやどさんこプラザで人気です。専門は、ご当地メニュー&特産品の開発指導、食と観光を活かした地域づくりの助言、食育講習などで、「防災・ご当地グルメ」も研究中!


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