ぐうたびTOP > ぐうブログ > スペシャルBLOG シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典 > 胆振でご当地メニューの共同開発!


シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典

北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記



2011/01/30[この記事のエリア] 洞爺湖・室蘭
胆振でご当地メニューの共同開発!
地域住民のアイデアで伊達市に名物登場!?
 
先週、胆振総合振興局伊達市で、
ご当地メニューを開発する体験講座 (ワークショップ) を開催しました。happy01flairhappy01flairhappy01
 
その新メニューは、地元レストランの協力で2月に試食会、
3月に試験販売と、商品化を目ざしたもので、
地元の観光連盟、レストラン、室蘭の調理師専門学校や行政関係者の
アイデアをもとに、わたくし、貫田シェフがコーディネートして、
4品の構想をまとめました。restaurantshinerestaurantshinerestaurant
 
「地産自商!いぶり名産品開発検討モデル事業」として行われた
今回の事業は、地域住民が考える「企画開発型」の
新メニューとして、注目を浴びそうです。
 
参加者は、15名ほど。
 
自己紹介食材・産地の選定味付け・メニュー確定各班発表
 
を行う4時間コースでした。
 
進行は、簡単です。まず、
用紙に食材を選び出します。
                 downwardleft
◆台紙となる用紙「うまうまメニュー開発シート
 1シート.JPG
◆食材名を記入した付箋と、台紙に貼り付けたところ
1B付箋.JPG2食材書き入れ.JPG 
 
食材の産地を選定します。

              downwardleft

メニューの副材を考えます。(味つけ、調味料、付け合せなど)
          downwardleft 
物語性や価値を考えます。(どうして伊達でそのメニューをつくるのか、など)
 
そうして、でき上がった、4つのメニューを紹介します。
 
(伊達)ミルクあんかけ焼きそば
 伊達のおいしい牛乳とスープのあんをかけた焼きそば。pouch
 地元ホタテ貝かチキンのから揚げと地元野菜を加えます。
◆シート
4メニューA.JPG
◆参加者が描いた料理イラストと、                       シェフが手直ししたイラスト
4料理A.JPG4料理B.JPG 
 
伊達むしゃむしゃ三食うーめんセット
 伊達家に伝わるという、温製のそうめんを、地元らしい3つのつけ麺で
 いただきます。塩トマト、みそ、しょうゆ味です。
◆シート
5メニューB.JPG
◆参加者が描いた料理イラストと、                        シェフが手直ししたイラスト
5料理A.JPG5料理B.JPG 
 
伊達オムチーズと武者サラダ
 地元ポークかチキンのトマト味ライスに、チーズを入れた
 三日月型のオムレツをのせます。(伊達政宗の兜の飾りを模しています)moon3
◆シート
6メニューC.JPG
◆参加者が描いた料理イラストと、                           シェフが手直ししたイラスト
6料理A.JPG6料理B.JPG
 
だて野菜をふんだんに使った武者カレーと武者サラダ
 黒いソースは地元ポーク、白いソースはホタテ貝やイカを入れたカレーライス。
 黒には大滝区のキノコを入れて、合併した地域のより融合をめざします。
◆シート
7メニューD.JPG
◆参加者が描いた料理イラストと、                 シェフが手直ししたイラスト
7料理A.JPG7料理B.JPG
 
この開発シートをもとに、各班長がプレゼンテーションを行いました。
発表が上手だと、心なしか新メニューもおいしそうに感じます。happy01
RIMG7025.JPG9発表B.JPG
 
講座に参加した、伊達市内のレストラン店長が試作を重ね、
2月下旬の試食会に向け、実際に売り物になりそうか、考えてくれます。scissors
 
お店で人気が出たら、胆振管内の希望する飲食店に
レシピを公開してくれる約束なので、お店も力が入っています。punch
 
最後に、今回、たいへんな事業を取り仕切ってくれた、
胆振総合振興局のご担当者です。
◆商工観光課 主査 中村 英雄さん(40歳)
   *写真は、昨年に撮影したものです。
10担当者.JPG
 
では、今日は以上です。
次回は、周辺のおいしい中国料理店を紹介します!

この記事のエリアの宿を探す・予約する

2011/01/30 17:42洞爺湖・室蘭コメント(2)


コメント一覧

byカブタン

おもしろいワークショップですね。
イメージの絵を描きながら楽しいです。
ご担当の中村さん、見るからに美味しい企画をしそうな方ですね☆

2011/02/02 21:35

byカブタン ←シェフ貫田

◇カブタン、おもしろいでしょ!
  プロでなくても、新しいご当地メニューを考える
  体験的講座ができました。
◇ご担当の中村さんは、観光系が長くて、楽しい人です!
  

2011/02/03 06:11




シェフ貫田

Profile

[ 名前 ]
シェフ貫田

[ 得意ジャンル ]
料理

[ 職業 ]
フードディレクター(元シェフ)

[ 自己紹介 ]
札幌市在住で1960年生まれ。大阪の調理師学校を卒業し、札幌市内のホテルなどで修業。32歳でホテル料理長となり14年間勤めた後、早期退職して2007年、ヌキタ・ロフィスドを設立しました。現在は、講演や食に関する指導・演出をするフードディレクターとして活動中!
2008年北海道洞爺湖サミットで、ロシア政府代表団の料理指導を担当。2015年イタリア・ミラノ万博「北海道の日」で食の総合監修、農林水産省「地産地消の仕事人」、北海道食育コーディネーターなども務めています。著書に「北の料理人」IとII(晶文社)。
特製「コロッケde北海道」シリーズは、コープさっぽろトドックやどさんこプラザで人気です。専門は、ご当地メニュー&特産品の開発指導、食と観光を活かした地域づくりの助言、食育講習などで、「防災・ご当地グルメ」も研究中!


RSSを購読する


他のスペシャルBLOG