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シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典

北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記



2010/10/30
モスクワで道産ブランドをPR!
10月26日と27日、
モスクワ市で
中央ロシア市場への北海道ブランドPR事業として、
北海道の食、観光などの産業を紹介する事業 が行なわれました。sun 
 
初日は、モスクワ市内のホテル(ルネッサンス・モスクワ)で
二日目は、在ロシア日本大使館が会場です。sign03
 
両日とも、北海道副知事・高原陽二 氏の挨拶で始まり、 
「北海道ブランディング~安全、健康、環境にやさしい北海道」として、
次のみなさんがプレゼンテーションを行ないました。note
RIMG5390登壇者.JPG
 
◇観光産業   (社)北海道観光振興機構 広報ブループマネージャー  堀口 徳久 氏
◇食品産業  北海道の食の魅力、名物グルメ」としてヌキタ・ロフィスド 貫田 桂一
◇寒冷地建築 ㈱FPコーポレーション 海外開発室室長           中所 文章
◇環境技術  NPO法人雪氷環境プロジェクト理事長             小嶋 英生
◇両国交流  北海道サハリン事務所 秘書通訳               イ・ワレーリア・オクヘノフナさん
(以上掲載順)
 
両日とも、パソコン画像による講演  協賛企業のPRやサンプル展示 を行ないました。 
 
私は道産食材のすぐれた点とその紹介
 洞爺湖サミットでつくった料理の紹介と、
 北海道の食材を輸入し、
 そして観光でも来てほしいと話しました。
 
◆シェフと通訳のグレーブ・ジュラスキー氏(㈱G.I.プラン代表取締役、札幌在住)が発表しています。
RIMG5306スピーチ.JPG
 
◆ロシア語のパンフレット                  
RIMG5390.JPGRIMG5391.JPG   
 
協賛企業 の中では、スタッフ2名が参加した 
ロイズコンフェクト さんの発表と試食で反響があり、 
モスクワ大学の博士がいつからモスクワで買えるようになるのかと、
質問して、関係者を喜ばせてくれました。happy01
 
今回の展示で食品関係は、次の企業のみなさんです。
 
NPO法人雪氷環境プロジェクト、㈱ロイズコンフェクト、石屋製菓㈱、
中札内農協、北海道ワイン㈱、ヤマトウ商事㈱、㈲アウル
 ☆各社さんの写真がなくて、すみません。
 
雪氷プロ の小嶋さんは、 
雪氷で貯蔵したアズキ、コメ、日本酒などのおいしさを紹介していました。
RIMG5285小嶋氏.JPG
 
北海道ワイン さんが、香りの高いスパークリングワインを展示しています。 bar
RIMG5292ワイン.JPG
 
中札内農協 さんは、冷凍枝豆を展示・試食して好評を得ました。 
写真は通訳のアナスタシスさん(モスクワ大学)。
RIMG5290みそとアナスタシア.JPG
 
㈲アウル さんは、室蘭市で焼き鳥のタレを製造する企業で、
ピリリと辛い南ばんみそがモスクワ市民に人気でした。 
RIMG5291.JPGRIMG5296みそ二人.JPG 
 
 
 
2日目は、大きな会場での発表会です。
在モスクワ日本大使館
 RIMG5264大使館.JPG
大使館では、試食も行いました。restaurant
 
まず、モスクワの日本料理店「桜」 の料理です。 
地元のレストラン桜の
北海道産魚介の刺し身盛り合わせ           ◆北海道産アズキの手づくり羊かん 
 
RIMG5352刺し身.JPGRIMG5353羊羹.JPG
 
そして、貫田シェフのレシピを「桜」でつくってもらった2品で
◆「すしのサークル・サラダ」です。
ビネガーで洋風に味つけしたご飯にイクラや
オリーブ油をまぶした毛ガニのむき身をのせています。
RIMG5350すし.JPGRIMG5351すし大.JPG
 
道産そば粉のブリニ (ロシア風クレープ) 
こちらは、雪氷貯蔵のソバ粉と長沼町・メノ農園の小麦粉、十勝の酵母でつくったロシア風のクレープです。
それにロシア産スメタネ(サワークリーム)を塗って、枝豆やイクラをのせました。
よい材料を使ったおかげでモスクワのみなさんにおいしいとほめられました。happy01
RIMG5354ブリニ.JPGRIMG5356ブリニ大.JPG
 
持ち込み食材と野菜のおつまみ
料理のほかに、いくつかモスクワの人に喜ばれるような
野菜のおつまみをつくりました。(写真がなくてすみません。wobbly
 
キュウリを室蘭の南ばんみそで和えたもの
キュウリを南ばんみそとサワークリームで和えたもの
中札内の枝豆をマヨネーズで混ぜたものを
中札内のすじなしインゲンをマヨネーズで混ぜたもの
 
試食品は、モスクワ大学のお嬢さんと用意しました。
みなさん、日本語が上手でしたし、つくり方は、一部日本語とフランス語でご指導いたしました。
RIMG5334実習.JPG
 
両日のこのPR事業、問合せや感想などを多く頂いて、
ヨーロッパ・ロシアへの販路拡大に期待が持てると強く感じました。up
 
モスクワでは日本料理店がどんどんできて、impact
ヘルシーさや上品な盛りつけがウケています。
 
まだまだ、本式でない日本料理が多いと、
レストラン桜の荒川料理長もおっしゃていましたが、
日本や北海道に寄せられる期待は増えるだろうと感じました。
 
食品関係のみなさんも、道内だけではなく、
特定の外国に目を向けた戦略も大切なのだと思います。
焼き鳥のみそダレや枝豆サラダが人気なことでも推測できました。
 
興味のある企業の方は、道庁の担当部署をご紹介できますので、
ご一報をお待ちいたしております。sun
 
次もモスクワの食について、お知らせする予定です。restaurant
ぜひ、お楽しみに!happy01

2010/10/30 21:59コメント(8)


コメント一覧

byharemi

お疲れ様でした。
私は丁度稚内に滞在していまして
上勇知の『あとりえ華さん』が
貫田シェフがモスクワに行っている所が
テレビで放送されていたのを見たと
聞きました。
パンフレットのお写真が
うちでお料理した時のものですよね?
使ってくださってありがとうございました。

2010/10/31 10:18

byharemiさん ←シェフ貫田

ぶじに帰ってきました!
稚内のあとりえ華さんへいらしたのですね。
ちょうど、TVを見たところでしたか?STVのHPにある動画ニュースで見れますよ。
パンフの写真とスピーチしているところの画面には、haremiさんの畑で料理をつくったときの写真が写っていますよ!

2010/10/31 10:25

byみっちーdesu!!

シェフ♪こんにちは!!m(__)m゛
素材の味を活かしているんだなと感激していました。
STV・HPの動画を観ました(*^^)v
ニコやかに,北海道の商品や食材を紹介して
いましたね~アズキの羊かんの反応が興味津々(^^♪
そば粉のクレープは,釧路のガレットより
チョッと厚いんですね??
そば粉の味がより一層,感じるのかぁ↑?
でも…すごいですね。日本を出て北海道の食を
広める事業展開をしているなんて~北海道の
美味しさをもっと,多くの海外の方が感動して
くれると良いですね(^о^)//゛゛゛゛拍手

2010/10/31 15:11

byhiro

はじめまして、社内で、ロシア、中国向けの、広告事業を担当しております。hiroと申します。グレーブさんとは、知り合いです。在ロシア日本大使館は、凄い、建物だったのではないでしょうか、これからも、日本(北海道)の食材、料理を、世界向けて広めてください。

2010/10/31 15:21

byみっちーさま ←シェフ貫田

◇STVの動画、おもしろいですね!カメラの前だとよりにこやかになります!
◇ブリニは、クレープというよりパンケーキに近いです。
  今回は、そば粉、小麦粉、酵母も道産高級品を使ったので、今まででいちばんおいしいものができました。
  このメニューでは、そば粉が枝豆やイクラの味と息の合った名コンビとなりました。(*^^)v
◇私は、外国ではテンションが上がるので、今回も好評のようでした。どんどん北海道ファンを増やしたいです!

2010/10/31 15:26

byhiroさん ←シェフ貫田

◇コメントありがとうございます。ロシアや中国関係のお仕事ですと、共通の知人も多いかと思います。
◇在ロシア大使館は、ものすごい建物でした。
◇今回の事業でモスクワにたくさんの知り合いができましたので、おいしい食材などを通して、
  整っていない部分を改善できたらいいなと考えております。モスクワからも観光で来ていただきたいです!

2010/10/31 15:40

byカブタン

貫田シェフ。北海道の食が見事にアピールされたのですね。
すばらしいことで、とてもうれしいです。
サークルサラダもとてもキレイですし、加えてシェフの笑顔がロシアの方々を魅了したのでしょうね♪

大切なミッション、お疲れ様でした。

2010/11/01 22:40

byカブタン ←シェフ貫田

11/2の夕方、uhbのニュースでも放送されました。
モスクワは日本食がブームなので、北海道の食材は喜ばれます。
外交はむずかしくても、文化交流は広げてゆきたいと感じました。

2010/11/02 18:52




シェフ貫田

Profile

[ 名前 ]
シェフ貫田

[ 得意ジャンル ]
料理

[ 職業 ]
フードディレクター(元シェフ)

[ 自己紹介 ]
札幌市在住で1960年生まれ。大阪の調理師学校を卒業し、札幌市内のホテルなどで修業。32歳でホテル料理長となり14年間勤めた後、早期退職して2007年、ヌキタ・ロフィスドを設立しました。現在は、講演や食に関する指導・演出をするフードディレクターとして活動中!
2008年北海道洞爺湖サミットで、ロシア政府代表団の料理指導を担当。2015年イタリア・ミラノ万博「北海道の日」で食の総合監修、農林水産省「地産地消の仕事人」、北海道食育コーディネーターなども務めています。著書に「北の料理人」IとII(晶文社)。
特製「コロッケde北海道」シリーズは、コープさっぽろトドックやどさんこプラザで人気です。専門は、ご当地メニュー&特産品の開発指導、食と観光を活かした地域づくりの助言、食育講習などで、「防災・ご当地グルメ」も研究中!


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