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酒とごはんと映画の日々

食のエンタテインメントマガジン・choi-plus[ちょいぷら]発行人兼編集長の家飲み&映画試写に明け暮れる毎日を、ぱらぱらと綴る。



2014年8月


2014/08/15[この記事のエリア] 富良野・美瑛・トマム
北海道は日本一のそばの産地だと、体感してきたぁ!

お盆ですが、全くカレンダー通りの営業体制の田中です。まあ最近、週末ずっと出かけていたし、今週は酒で大失敗(詳細はないしょ!)もしているし。おとなしくしてます…。

さて、先週末は上川総合振興局主催の『「北海道のそば」魅力発見モニターツアー』に参加。富良野、旭川、幌加内、新十津川で、そば絡みのグルメと絶景を堪能。北海道は日本一のそばの産地だと、体で(胃袋で?)感じてきました!そば打ち体験もしてきたぜ!

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時系列でモニターツアーを語っても長くなるので、まずは今回味わった、そばにまつわるおいしいものを連発でご紹介!まずは、ざるそば!

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これは宿泊した「レークハウスしゅまりない」で味わったもの。市町村として日本一のそば産地・幌加内町。幌加内高校ではそば打ちの授業があるそうで、その高校出身のスタッフ・奈良岡さんが打ったそばが、この宿の夕食では味わえるのです。ちょっと太めにして、そばの香りが楽しめるようにしてくれています。

もちろん夕食はそばだけじゃなく、この宿の親分、中野信之さんお得意のアウトドア料理も。今日はダッチオーブンで火を入れた野菜&チキン。これがまた旨い!

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一方これは、オレが昼間、幌加内そば道場で打ったそば!今回参加したメンバーが打ったそばが、夕食時に勢揃い。それぞれみんな、食べ比べ。太さが揃ってないけど、そばとしてはなかなかだと思うんですが…。

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間のそば打ち体験の先生は、坂本勝之さん。そば打ち五段というのは、町内でも町長と坂本さんの2人しかいないとか。

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そば打ちは、今回で2回目。前回水分量で失敗したので、今回は慎重に水回しをしたんですが、やっぱ、「切り」が難しいですね…!
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2日目のお昼も、そば畑の絶景を眺めながら、冷やしたぬきそばでした!これは幌加内町一のそば農家・北村忠一さんが私費を投じて作った展望台&そば屋さんで。
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さてここまでは、真っ当なそばばかり。ここからが変わり種です。まず旭川市の旭川グランドホテルで味わった、「そばフレンチ」。まずは大雪山麓産エゾシカ肉にそばの実をつけてローストしたもの。
 
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左下の黒いソースは、今話題?の旭川の東鷹栖産「彦一にんにく」の黒をつかったソースです。
 
さてこれはそば粉のパイに包まれた愛別町キノコのコンソメスープ。
 
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そして最後は、蒸し上げたお魚を牡丹そば茶のソースで。これが一番おいしかった!
 
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調理長の武田学さん、今回、事務局からのオーダーではガレットが禁じ手だったそうで、いろいろと悩んだというお話も。食べた感じでは、そばの実を使うよりも、そば茶などエキスを使った料理の方に可能性を感じました。
 
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そばのスイーツもいろいろ!これは、幌加内町の北村さんの展望台の売店にあったのが、そばのソフトクリーム!これ、けっこうしっかり、そばの風味、出てます。
 
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そして、旭川市の洋菓子店、サロンドールで味わったのは、そば粉を使ったクリームブリュレにクッキー、そしてフィナンシェ。そばの香りが生地ととってもマッチしていた、フィナンシェがとてもよかったです。オーナー&パティシエの金美華さん曰く、スタッフの中でもフィナンシェが一番人気。お店で出すかも…とのことです。
 
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さてそばとワインとのマリアージュにもトライ。場所は新十津川町のピンネ荘さんです。ワインと合わせる手引をしてくれるのは、ソムリエの佐々木恵さん。空知産のいろいろなワインと、牡丹そば、キタワセソバの2種類のそば粉で打ったそばと食べ合わせるという、なんともマニアックかつ贅沢な企画です!
 
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個人的には、宝水ワイナリーのケルナーが、どんなおそばにも、相性がよかったかな〜っと。佐々木さんも、今、北海道のオススメぶどう品種は、圧倒的にケルナーだと断言していました。
 
こんな感じで、そばグルメ三昧の2日間。あ、食べるばかりじゃなく、この時期のそば畑の美しさも堪能です。一番最初は、富良野市の井上農産さんのそば畑。
 
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耕地面積の八割がそば畑という幌加内町の風景も圧巻です。
 
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8月一杯でこの真っ白な花が終わって収穫が終わると、今度は畑は真っ赤になって、それも壮観だとか。なぜかって、そばの茎って、赤いのです。
 
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食から景観まで、北海道のそばには、いろんな可能性があるなあ〜と実感。もっともっと、これからそば観光が盛んになっていくといいですね。
 
ではまた!
 

2014/08/15 14:30富良野・美瑛・トマム


2014/08/03[この記事のエリア] 大沼・鹿部・松前・江差
「江差・松前 千年北海道手形」で道南の美味しい旅!

たまに「声がいいね」と褒められることがあるのですが、今週はさる美しい女性に顔を褒められて、少々有頂天になっている田中です。生誕半世紀を迎えたのに、それでいいのかっ!w

さて、先週末、「江差・松前 千年北海道手形」を使って、道南の旅を満喫してきました。いや〜、まだまだ知らない場所、産品ってあるもんですね。美味しいものも、いっぱいでしたよ!

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再来年春の、函館までの新幹線開通を見越して、観光事業が盛り上がろうとしている道南。「江差・松前 千年北海道手形」とは、松前半島をぐるりと1日で巡る定期観光バス「江差・松前名所周遊号」と全く同額の6500円で、定観バスはもちろん、松前半島のエリア内の路線バスが3日間乗り放題という便利なシロモノ。今年は8月31日まで販売しています。

この手形を手に入れて、まずは函館駅前バスターミナルを朝8:20に出発する定期観光バス「江差・松前名所周遊号」に乗車。このバスは、厚沢部の道の駅、江差の街歩き、上ノ国の勝山館跡の見学、松前城や藩屋敷巡り、トラピスト修道院と松前半島のめぼしい観光スポットを1日掛けて、全部巡ってくれます。26年前から夏季限定で運行してたんですって。知らなかった!

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さて、バスは厚沢部の道の駅にちょっと立ち寄って、10:00に江差に到着。ここでは1時間半のフリータイム。いにしえ街道を歩いたり、鰊御殿を見学したり。江差追分会館では、ステージ実演も!入館料もバスの料金に含まれています。

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さて上ノ国に入って、ランチは道の駅「上ノ国もんじゅ」で。こんな特製弁当が登場!

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右上はてっくいの天ぷら。てっくいとは、ココ特産のヒラメのことだそうで、サクサクふんわり、なかなかのお味です。左にはこれも特産の根ほっけの焼き魚も入ってます。オプションで頼める特製いちごジュースも美味。

13:50には松前に。これもオプションのガイドさんの案内で、江戸時代の雰囲気にしっかりひたれます。そして木古内へ向かうバスを途中下車。宿の車で、今日の宿泊地・知内の漁師町、小谷石へ。ここはコンブの養殖のブイが海のあちこちに見えます。

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宿泊は「ペンションホットタイム松崎」。お父さんとお母さんがやっている、いたって気さくな宿です。で、お楽しみの海の幸三昧。

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マコガレイにホタテにアワビに…。写ってないですが、右のお盆には、エゾムラサキウニなんかものってます。

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お父さんが囲炉裏で焼いてくれてるのは、ホッケ。ふっくらした焼き上がり!

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お次はウニを殻ごと焼いてます!焼けたら、こんなの。
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ばしい〜。生もいいけど焼きもいい!これまでバウンウニに比べて、「下」に見ていてごめんなさい、ムラサキウニさん。新鮮だとこうも違うんですね。
 
余ったマコガレイのお刺身は、お父さん特製のお茶漬けに。味にポイントは、お刺身の上に●谷園の「松茸の味お吸い物」もふりかけて、お湯を注ぐことw。
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実はこの前に、ウニ丼も一杯、食べてるんですよね。もうお腹いっぱい。それでもお父さん、お母さんと焼酎の飲みながら、夜半まで語り明かしました!
 
さて翌日の朝は、これも楽しみにしていた「矢越海岸アドベンチャークルーズ」です。船長の村田さんが操る「義経号」で海に出ます。
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海岸沿いにこんなとことか…
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こんな手付かずの自然の絶景も。完全に知床並。
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クルーズのハイライトは「青の洞窟」。ヘルメットをかぶって、この洞窟へ。
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中から外はこんな風。
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で、海はこんな感じ!!
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野鳥なんかも間近に見れました。
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いや〜、手付かず感バリバリの風景にもうびっくり。このクルーズは今年からだそうで。え〜、今までやってなかったの、もったいなすぎです。
 
この知内の宿泊とクルーズも、「江差・松前 千年北海道手形」のオプションプランになってます(宿8100円、クルーズ4000円)。
 
クルーズの後は小谷石9:45発の路線バスで、木古内へ。歴史ある木古内には、実はいろいろと面白いアイテムがあるのですが、その中でちょっと買ってみたいものがあったのです。お店はここ、東出商店というお酒屋さん。
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「みそぎの舞」は、木古内でしか買えない日本酒。もうこの町でしかほとんど栽培していない「ほのか224」というお米を使って、山形の蔵が醸したお酒なのです。試飲させてもらいましたが、純米らしいどっしり感もあるのですが、後味すっきり。しっかり購入しましたぜ。純米酒は四合瓶で1170円。
 
新幹線の駅ができる木古内の駅前通りは、今拡幅&景観統一の大工事中。ここに道の駅ができて、某一流店で修行した木古内の料理人さんが、イタリアンのお店を始めるとか。それも楽しみですね〜。
 
これからも道南、なかなか注目です。ではまた!
 
■江差・松前 千年北海道手形
 
■矢越海岸アドベンチャークルーズ
 
 
 
 

2014/08/03 18:38大沼・鹿部・松前・江差



田中勲

Profile

[ 名前 ]
田中勲

[ 得意ジャンル ]
グルメ

[ 職業 ]
エディター兼ライター兼出版社経営

[ 自己紹介 ]
大学時代。隣のヤツが常に転がり込むほど、自炊好きで名を馳せる。サラリーマン独身時代。電気コンロ一個のワンルームマンションでも料理。それをネタに女の子を部屋に呼び込む(たいてい不成功)。サラリーマン既婚時代。DINKSを良いことに、毎晩外食で収入を使い果たす。独立時代。自宅をオフィスにしたため3食自分で作ることもしばしば。たまにはkartan's bar(kartanはあだ名)と称して、ホームパーティを開催…てなことをしているうちに、choi-plus[ちょいぷら]という、普段の食生活を楽しくするための「食のエンタテインメントマガジン」をはじめる。また仕事には全然関係なく、豊平のコミュニティFM・FMアップルの映画紹介を担当。業務試写で年間100本程度の映画を鑑賞、ブログに紹介を書き続けて、早5年以上!


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