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酒とごはんと映画の日々

食のエンタテインメントマガジン・choi-plus[ちょいぷら]発行人兼編集長の家飲み&映画試写に明け暮れる毎日を、ぱらぱらと綴る。



2016年5月


2016/05/31[この記事のエリア] 札幌
お鮨王国・札幌だけど、「旨い天ぷら」を食べに行ってきた!

今月は、円山公園で初花見ジンギスカンをしたのと、プロバスケのレバンガ北海道の試合を初めて見たり、高校卒業以来会ってなかった友達に会ったり、ユナイテッドシネマの4DXで「シビルウォー/キャプテンアメリカ」を観たりと、このトシになっても、いろいろお初があるもんで…の田中です。

さて、話変わって、今回は札幌の天ぷら店のお話です。

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豊かな北海道の海の幸が集まる札幌は、どう考えても鮨王国。高級店から気軽なお店まで店舗数も多く、地元の人から観光客まで多くの人が訪れるので、レベルも高いのです。

一方東京などに比べると少ないのは天ぷらのお店…という話は、以前もココで書いたような気が。少ないながらも頑張っているお店があるのですが、今回行った「あら木」は、その中でも開店から約一年半の新しいお店。でもかなりのクオリティなのです。去年、フードライターの小西由希さんが読売新聞の記事で取り上げていて、ずっと行きたかったんですよね…。

場所はジンギスカンの「だるま 6.4店」の目の前。なかなか洒落た入り口です。二枚の引き戸をくぐって店内へ。お店はカウンター8席のみ。店内はきれいに整えられていて、ご主人の美学を感じます。奥に小上がりもある感じでしたが、普段はお客様の荷物を置くておく場所になっていて、使っていないよう。まだ若いご主人が天ぷらの調理を、奥様とたぶんどちらかのお母様が奥から出す料理とお客様の対応を担当。ご主人の気さくさもあって、雰囲気はアットホームな感じです。

お料理はおまかせコース(9000円)のみ。ひとりでやっていることもあって、8席全部同時にネタが進行していきます。まずはお通しというか、前菜のカキが登場。のっているのは、塩味のジュレですね。聞けば、仙鳳趾のカキだとか。おおぶりでおいし〜。

 

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お椀も出て、その後いよいよ天ぷら。流れは江戸前のそれで、まずは車エビから。揚げ方を変えて、ちょっと生の感触が残るもの、しっかり火の通ったものの2本出てくるのは、このお店ならでは。天つゆと大根おろし、塩が用意されています。やっぱエビは塩ですよね!

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この後もイカ、キスと定番のネタが…。肉厚のイカの柔らかいこと。

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のんべには嬉しいおつまみも、こんな盛り合わせた感じで出てきます。地酒も数種類そろっています。のまさる!

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春シャコも!これって、子持ちですよね。
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出たな、アスパラ!天ぷらで甘みが増した感じです。
 
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その他ホタテなど魚介類が6種類、アスパラの他にもショウガなど野菜が3種類。魚介類の最後は、やっぱりアナゴ。皮目だけ衣を落とした伝統的な揚げ方で、ふっくら仕上がったアナゴを、皿にのせたあと金箸で真っ二つに。ふんわり上がる湯気が、食欲をそそります。
 
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シメは、かき揚げの天茶か天丼のチョイスに。隣の方が両方食べててびっくり(たぶん追加料金は発生するかと思いますが…w)。でもまあ、それも可能なポーションです。
 
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しっかりデザートも。和食系でも若い方がやっているところは、この辺がうれしいですね。
 
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東京で修行したというご主人の腕は、ホンモノ。どのネタも天ぷららしいサクサク感とふんわり感が味わえて、大満足。たぶん今、札幌の人に天ぷら店のおすすめを聞かれたら、このお店をいの一番にあげるかも…。
 
■天ぷら あら木
札幌市中央区南7西4 角田内科ビル1階
TEL.011・552・5550
営業時間 17:00〜22:00(LO21:00)
日祝休
 
ではまた!

2016/05/31 19:08札幌



田中勲

Profile

[ 名前 ]
田中勲

[ 得意ジャンル ]
グルメ

[ 職業 ]
エディター兼ライター兼出版社経営

[ 自己紹介 ]
大学時代。隣のヤツが常に転がり込むほど、自炊好きで名を馳せる。サラリーマン独身時代。電気コンロ一個のワンルームマンションでも料理。それをネタに女の子を部屋に呼び込む(たいてい不成功)。サラリーマン既婚時代。DINKSを良いことに、毎晩外食で収入を使い果たす。独立時代。自宅をオフィスにしたため3食自分で作ることもしばしば。たまにはkartan's bar(kartanはあだ名)と称して、ホームパーティを開催…てなことをしているうちに、choi-plus[ちょいぷら]という、普段の食生活を楽しくするための「食のエンタテインメントマガジン」をはじめる。また仕事には全然関係なく、豊平のコミュニティFM・FMアップルの映画紹介を担当。業務試写で年間100本程度の映画を鑑賞、ブログに紹介を書き続けて、早5年以上!


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