酒とごはんと映画の日々
食のエンタテインメントマガジン・choi-plus[ちょいぷら]発行人兼編集長の家飲み&映画試写に明け暮れる毎日を、ぱらぱらと綴る。
2016年3月
- 2016/03/31[この記事のエリア] 釧路・阿寒・川湯・屈斜路・根室
- 阿寒湖温泉のお料理自慢の温泉旅館「鄙の座」に行ってきた!
すっかり春らしくなってきて、でも微妙に夜とかは寒くて、着るものに悩むけど、それでもなんかワクワクしている田中です。こんちは!
阿寒湖温泉の高級旅館「あかん鶴雅別邸 鄙の座」。何度も取材には行っているのですが、やっと宿泊することができました。ぐうたび北海道のリーズナブルなプランのおかげです!さて、これは飲んだお酒。根室の「北の勝」。普通酒なんですが、お燗にすると、かなり旨い!
このお宿の夕食は、お食事どころでの会席料理。今日のは「萌木会席」と名付けられています。さてまずは前菜。なかなかシブいですね。
北海芝海老を生きたまま沖漬けにしたものや、ニジマスなど。ガラスの器に入ったお魚は、ワカサギの一夜干し。これは味が濃厚でしたね。
さてお造り。牡丹海老の右のほんのりピンクのは、イトウ。へ〜、初めて食べます。ちょっと味の濃い白身で、食感は抜群。その右の白身はオヒョウ。奥は本マグロです。
鄙の座名物の料理はめんめ(きんき)の鍋。味噌仕立てですね。白味噌っぽいのですが、京都のもののように甘くはありません。脂ののったきんきからの出汁で、絶品のお鍋に。
焼物は本鱒の幽庵焼き。しっとりとした焼き上がりです。右はふきのとうの佃煮。春ですね〜。
煮物は湯葉と野菜の昆布蒸し。旨みを吸った湯葉(野菜の下にあります)が、いいですね〜。
強肴として、最近北海道ではステーキを出す旅館が多いです。ここでもそう。道産の和牛のステーキ。脂が甘〜い。
止肴は鰊昆布〆炙り。煎り酒の味付けが、一緒に出てきた野菜の旨みを引き立てます。
〆のお食事は、千石黒豆釜飯。出汁でほんのり味付けしてあって、そのせいか結構食べれちゃいます。
最近の北海道の旅館では、パティシエを採用。なので、デザートがしっかりでてきます。いちごのムースにミルクのアイスクリームがのってます。これ、おいしかったですよ。
派手さはないですが、一品一品、しっかりと味わい深いお料理を堪能できました。たまには、ちょっとラグジュアリーな宿で、ゆっくりおいしいものを食べる…というのもいいですよね。
ではまた!
2016/03/31 14:46釧路・阿寒・川湯・屈斜路・根室