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酒とごはんと映画の日々

食のエンタテインメントマガジン・choi-plus[ちょいぷら]発行人兼編集長の家飲み&映画試写に明け暮れる毎日を、ぱらぱらと綴る。



2013年3月


2013/03/25[この記事のエリア] 洞爺湖・室蘭
乃の風リゾートに犬と一緒に泊まってきた!

年度末のご苦労さん息抜きということで、去年の10月にオープンした人気のお宿「ザ レイクビューTOYA乃の風リゾート」に宿泊してきたぞ。ペットOK部屋が非常に充実しているというので、今回は愛犬連れだ!

途中、「ザ ウィンザーホテル 洞爺」の別棟(といっても麓なんだけどね)になっているイタリアン「ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ」でピザランチ。お店オリジナルのピットーレとクワトロフォルマッジのハーフ&ハーフにしてみた。ハムにきのこに半熟卵のピットーレがめちゃうま。生地が違うよね、ここのピザ。ちょっとお高い(これで3622円!)のが玉に瑕かな?

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さて満腹になったところで宿へ。15時チェックインなのに、14時30分ぐらいから宿の前はもう車の列。さすが人気だ!

ペットOKの部屋は10室。ロビー階から1階下がった湖岸にあって、フロアが自動ドアで仕切られている。フロア内の廊下は犬を歩かせてもOK!さてお部屋。今回はペットOKでも広い方の部屋を選択したのだが、 ひっ、広い!湖向けなので、眺めもなかなか。

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ツインのベッドがあって、ソファーがあって、湖向けに張り出したスペースに寛げる椅子もあって…。全部で70平米以上あるそうで、超広々。これは贅沢気分満喫できそう!

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部屋はバリアフリーで、土足で入ってOKなのだけど、スリッパも完備。犬設備としてはケージや水皿、餌皿、おしっこ場などが完備。大きな犬用シャワーもあって、設備の整い具合にびっくり。これが最新のペットOK宿なんだ…と大いに感心した。

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ウチの犬(トリュフ ウェリッシュコーギー5才)はあんまり外に連れ回していないので、新しい環境にそわそわ。人間が泡なんぞのんで寛ぎ始めても、まだ目が吊り上がった状態(写真でそうなってるでしょ!)。

ペットOKフロアにはペットショップやそこから出ることができるドッグランも。ペットショップの横にはペットと一緒に夕食を食べることができるレストランもある(ウチはそのプランは選択しなかったけど)。またペットと写真を撮れるスタジオも。で、トリュフと一緒にオレもパチリ!
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犬の散歩はドッグランでもいいし、部屋から出ればすぐ湖畔なので、そこでも大丈夫。洞爺湖の雄大な景色を見ながらの犬の散歩は、超気持ちいいぞ!

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さて、話題の露天風呂などに入っているうちに、お楽しみの夕食のお時間。今回はちょっと贅沢にお食事処の個室で味わう会席のプランを選択。産地の素性がわかった食材を多く使っていて、すごく工夫されてるなあ…と思うお料理が続く。これなんかも洞爺湾のわかさぎの南蛮漬けなんだけど、きゅうりをすったものがかかっていて、とても美味。

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あと〆のご飯にもこだわりが。上川産のおぼろづきを土鍋で炊いているんだけど、ご飯が立っていて、これも旨い。

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美味しい料理に思わず日本酒を痛飲!すっかりいい気持ちになって、部屋に戻るとあっという間にバタンキュー(ちょっと古いw)。人間はいい気分なんだけど、犬はどうもまだ落ち着かなくって、一晩中部屋をウロウロ。こいつは慣れるのに時間がかかりそうだね…。

で、朝。朝ご飯もなかなか洒落てて、こんな珍味というかご飯のお供が、2段の重箱に入ってくる。ご飯でももちろんいいんだけど、ちょっと一杯やりたくなっちゃうのは、お酒好きの性か…。ま、そこはぐっとこらえたよw。

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またお風呂に入ったりして(富士山のような有珠山がペンキ画で描かれた「昭和の銭湯」は必見!)だらだら。ロビーフロアには湖を眺めるためだけの椅子が置かれたスペースがあったりして、全体的にゆったりしているのが、この宿最大の魅力なんだろう。

犬同伴でもかなりの満足度。さすがに最新の宿は違う!と感心しつつ、札幌の家に向かう。帰宅したとたん、安心したトリュフは仰向けに腹を出して爆睡。やれやれ。

今回のプランはこれ。次はビュッフェのプランも試してみたいなぁ。

 

☆☆☆

食のエンタテインメントマガジンchoi-plus[ちょいぷら]最新号は、一家に一冊の特別号。「あのお店が教える さっぽろレシピ+北海道レシピ」。

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どんなお店がのってるの?と思った人はまずは「北海道人」のこのページを見て!合計47店の札幌の代表するお店が、いろんなレシピを教えてくれているまさに保存版の一冊。

お近くのコンピニや本屋さんですぐに手に入れて!一冊690円(税込)

2013/03/25 16:47洞爺湖・室蘭


2013/03/15[この記事のエリア] 札幌
たまには、シリアスだけど一級品の映画を。

アメリカのアカデミー賞の発表が2月25日に行われて、「アルゴ」が作品賞を獲ったのは、皆さんご承知の通り。でも毎年楽しみにしているのは、実は外国語映画賞。何年か前にもっくん主演の「おくりびと」が獲得したけれど、毎年英語じゃない世界中の名作がノミネートされ、賞を獲っている。で、今年この賞を獲得したのは、「愛、アムール」っていう作品。この作品、実は外国語映画賞だけじゃなく、作品賞や監督賞、主演女優賞にもノミネートされていて、しかも昨年のカンヌ映画祭では最高賞(パルムドール)に輝いているという注目の一本なのだ!

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高級なアパルトマンで暮らす元音楽家の老夫婦。しかし妻が病に侵され、体だけではなく精神も壊れていく。それを献身的に看病する夫。でもやはり最後には…。ざっとしたあらすじというか設定だけを言えば、これまでも数々作られたであろうストーリー。

日本映画として作ったなら、きっと献身的な夫がいったんは絶望するけれど、まわりが力を貸すようになって、夫も力を取り戻し、多くの人々に囲まれて妻は大往生。「いい人生だったな」と夫は墓の前でつぶやいて…といった、ほのぼのとした展開が予想されるような設定。しかしこの作品はそうじゃない。

脳溢血になり、手術が失敗して半身不随になっても、ピアノの弟子の前では、何事もなかったかのように振る舞う、非常にプライドが高い、そして聡明な奥さん。その彼女が後半どんどん変わっていく。前半がある分、なおさら後半の彼女の姿が観ていて辛い。そして、文句ひとつ言わず、彼女の世話をする旦那さん。

パリが舞台。フランス人は個人主義だというが、そのせいなのか、親切そうな管理人夫妻とか、母を心配してそうな娘がいるのだが、老夫婦はどんどん孤立していく姿を、かなりリアルに描いていく。

思うに、これは鑑賞というより、一種の経験だ。卓越した映像表現の技を持った監督の導きで、夫婦の人生の終末を体験することができる作品じゃないかと。エンタテインメントでもなければ、お涙ちょうだいでもないけれど、演出にせよ演技にせよ緊張感たっぷりで、グサリと心に刺さってくる感じ。

たまにはこういう作品を観て、いろいろと映画の表現の多様さを考えてみるのもいいかな〜っと。

ミヒャエル・ハネケ監督作品「愛、アムール」は、札幌ではシアターキノで現在公開中。

 

☆☆☆

 

美味しい店には理由がある!ちょっとこだわりがある人のための食のエンタテインメントマガジンchoi-plus[ちょいぷら]の最新号が3月10日に発売になってます!今回の表紙はとってもシンプル。

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今回は特別号!特集は「あのお店が教える さっぽろレシピ+北海道レシピ」

これまで本誌でご紹介してきた数々のお店レシピ。その選りすぐりを大集結させてみました。どのレシピにも、料理人の考え方や技がぎゅっと詰まっていて、読んでいるだけで、なるほど納得。自分で試してみるもよし、お店で確認してみるもよし。さっぽろ&北海道の食のレベルの高さを、この特集でたっぷり楽しんでみて欲しいなぁ!

またぐうたび北海道とのタイアップ企画「鶴雅グループに人を集める『料理力』の秘密」も掲載!

ウェブ版はここから。http://www.gutabi.jp/pickup/detail/1065

鶴雅グループのお料理が美味しい秘密に、シェフや料理人のお話や教えてもらったお料理レシピで迫る特別企画!読めば思わず早春の鶴雅グループのリゾートホテルに泊まりたくなるんじゃないかな〜。

 

2013年特別号は札幌を中心とした北海道の主要コンビニ、書店、キオスク、そしてアマゾンにて販売中。定価690円(税込)です!

2013/03/15 17:00札幌



田中勲

Profile

[ 名前 ]
田中勲

[ 得意ジャンル ]
グルメ

[ 職業 ]
エディター兼ライター兼出版社経営

[ 自己紹介 ]
大学時代。隣のヤツが常に転がり込むほど、自炊好きで名を馳せる。サラリーマン独身時代。電気コンロ一個のワンルームマンションでも料理。それをネタに女の子を部屋に呼び込む(たいてい不成功)。サラリーマン既婚時代。DINKSを良いことに、毎晩外食で収入を使い果たす。独立時代。自宅をオフィスにしたため3食自分で作ることもしばしば。たまにはkartan's bar(kartanはあだ名)と称して、ホームパーティを開催…てなことをしているうちに、choi-plus[ちょいぷら]という、普段の食生活を楽しくするための「食のエンタテインメントマガジン」をはじめる。また仕事には全然関係なく、豊平のコミュニティFM・FMアップルの映画紹介を担当。業務試写で年間100本程度の映画を鑑賞、ブログに紹介を書き続けて、早5年以上!


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