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酒とごはんと映画の日々

食のエンタテインメントマガジン・choi-plus[ちょいぷら]発行人兼編集長の家飲み&映画試写に明け暮れる毎日を、ぱらぱらと綴る。



2010年4月


2010/04/25[この記事のエリア] 札幌
生涯で一番好きな映画。

映画の話をしていて、たまに聞かれる質問。「これまでに観た中のナンバーワンって、何ですか?」そりゃもう好きな映画なんか山ほどあるわけで、どれか一本といわれると大変困る。でもそこで詰まるのも話が白けるので、取り合えず「バクダッド・カフェ」と、オレは答えることにしてる。

1987年制作だから、もう23年前の映画。

舞台はアメリカ。ラスヴェガスとロサンゼルスの間の砂漠地帯にあるカフェ(ちゅうか、ダイナーみたいなやつ。モーテル付き)。そこに旅行中に夫婦喧嘩したドイツ人の太ったオバハン・ジャスミンが、辿りつくとこから話は始まる。

最初はオバハンを敬遠していたカフェの女主人・ブレンダやモーテルに住み着いてる連中も、しだいに彼女を受け入れるようになって…というのは普通のストーリー。この映画の場合は、オバハンが持ってたマジックのセットを使ってカフェでショーを始めたら、それが大評判になって、寂れていたカフェが大繁盛するってお話。

あり得ない展開なんだけど、思わず受け入れちゃって、なんとなくハートウォーミング。大人向けファンタジーっていうのかな。ラストシーンなんかは、太ったドイツのオバハンが、たまらなくチャーミングな女性に思えてきて…それはこの映画の不思議なところ。

一風変わった癒し系作品ってことで、思わず何度も観ちゃうんだよな(DVD持ってる)。う〜ん、最初に観たタイミングもあると思うんだけど、やっぱいいんだよな〜、この作品。

で、この「バクダッド・カフェ」のニュー・ディレクターズ・カット版が、今シアター・キノで上映中。4月30日までの1日1回(18:45〜、26日のみ21:00〜)。久しぶりに、スクリーンでジャスミンの姿を観てくるか!

 

☆☆☆

編集長やってる食のエンタメマガジン choi-plus[ちょいぷら]創刊号、じんわり札幌浸透中。

http://www.choi-plus.com

2010/04/25 09:23札幌コメント(2)


2010/04/20[この記事のエリア] 札幌
旬の和食にシャンパン。

週末の晩ごはん。イエメシだけど、ちょっとハレ気分、味わいたい!って思ったら、

やっぱ飲むのはスパークリングワイン。

普段はスペインのカヴァとかイタリアのスプマンテとかオーストラリアもんとか

1000円台のものが多いけど、今日は奮発して、ホンモンのシャンパンだぜ!

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モエ エ シャンドンのブリュット アンペリアル。けっこう良くみるよな。昔は3000円ぐらいだったのに、最近は4000円近くする。でもまあシャンパンじゃ、安い方。何が違うって、泡のきめ細かさとすっきりしっかりの後味が違う!まあ外飲みよりは、安いやろってことで、奮発。

で食べたのは、これ。

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天ぷらはタケノコとゴボウとタラノメ、若竹煮、ウドの酢味噌和えに時鮭の塩焼き。早春ぽいだろ?

こういう和風っぽいのも、スパークリングワインだとけっこう合う、合う。

やっぱ、旨いもんと旨い酒があれば、この世は天国!だな。

 

☆☆☆

編集長やってる食のエンタメマガジン choi-plus[ちょいぷら]創刊号、じんわり札幌浸透中。

http://www.choi-plus.com

今週の金曜日(23日)11時からのエフエム・ノースウェーブの竹本アイラさんの番組『I LIFE NET』に、オレがこの雑誌の話でゲスト出演するぜ!チャンスがあれば、聞いてくれ!

2010/04/20 17:10札幌コメント(2)


2010/04/15[この記事のエリア] 札幌
今週末公開の女子向け映画!

今週末は女子必見!の映画が2本公開に。どっちもフランス映画だけど、毛色は全然違ってる。

 

まず「笑いと涙」のエンタメ作品から。

「オーケストラ!」

orchestra.jpgⒸ2009-Les Productions du Trésor

かつては天才指揮者といわれたアンドレは、30年前の「事件」がきっかけで、今はロシア・ボリショイ交響楽団の劇場清掃員という身。ある日清掃中に見つけた1枚のファックス、それはパリのシャトレ劇場からの出演依頼。それを見たアンドレは、かつてのオーケストラ仲間を集め、偽のボリショイ交響楽団としてパリに乗り込むことを思いつく…って話。

ロシアンマフィアの銃撃戦の中でのスポンサー交渉があったり、楽団員がパリで全員姿をくらまして金儲けに精出してたり、リハもまったくなしで本番の公演を迎えたりと、まあ、荒唐無稽もいいとこのストーリー展開で、結構笑える。

そこに絡んでくるのが、主人公の指揮者アンドレと、ソリストとして指名したフランス人美女バイオリニストの関係。それには悲しい過去が隠されていて…というのが、「泣き」のポイント。で、笑いと涙の揃い踏みって感じなんだよ。

でね、なんといっても圧巻は、ご想像通りラストの演奏!チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を12分に編曲しているらしいのだが、これがさぁ、涙がでるほど素晴らしかった。

ちょいと荒削りだけど、肩肘張らずに楽しむにはいいのかな。ラストのウルトラハッピーエンドも、超見ものだぜ!10点満点中5点。4月17日(土)からディノスシネマズ札幌劇場で。

 

さて、もう一本はちょっとシリアスだけど、静かな感動を呼ぶ作品。だから紹介もシリアスに…。

「ずっとあなたを愛してる」

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© 2008 UGC YM - UGC IMAGES - FRANCE 3 CINEMA - INTEGRAL FILM 
 
妹のレアと空港で再会して彼女の家に向かうジュリエット。レアの家でしばらく一緒に暮らすためだ。レアの家には夫のリュックと義父、ふたりの娘がいる。レアとジュリエットが会うのは実に15年ぶり。なぜなら、ジュリエットがその間刑務所に入っていたから。就職先探しをするジュリエットは面接官からどんな罪を犯したのかを訊かれ、6歳になる息子を殺したと告白する…。
 
静かな映画。ジュリエットと他の登場人物との会話のシーン。それがどれも長くはなく、印象的に終わっていく。最後までそれの繰り返しだ。
 
しかし語られるストーリーは、かなりドラマチックだ。ジュリエットの生い立ち、職業、結婚…、それらが薄皮をはぐように次第に明らかにされ、観ている人間は、いちいち「ちょっと」びっくりするんだよな。
 
「なぜわが子を手にかけたのか」っていう彼女の最大の謎は最後まで明らかにされない。それが映画に緊張感を与えて、観客を最後まで惹きつける原動力となっているのも確か。
 
しかし、たとえそんな引っ張りがなくたって、この映画は見るものを飽きさせない。それはわずかな表情での演技だったり、美しいシーンの構図だったり。そしてテーマとしている「家族の愛」の追求の深さだったりがあるから。冒頭の化石のようなものから、しだいに穏やかさを帯びてくるジュリエットの表情。そう、これは愛によるある女の再生の物語なんだ。
 
ラストシーン。こんなに象徴的で美しいラストシーンは初めて。小説家監督ならではのセンスなのだろうか…。
 
こんないろんな要素が合わさっているこの一本は、まさに人間と家族を見事に描き出していて、素晴らしいのひとこと。「泣ける映画」なんて陳腐なものじゃない。静かにいつの間にか、心をしっかりと掴まれている感じ。
 
今年観た中では、間違いなく一番の傑作だぜ。10点満点中9点。4月17日(土)からシアターキノで。
 
最近劇場で映画観てない人も、たまには行ってみようぜ!
 
あ、引き続き、食のエンタテイメントマガジン choi-plus[ちょいぷら]もよろしくな!

2010/04/15 19:12札幌コメント(0)


2010/04/13[この記事のエリア] 札幌
真似っこ野菜料理だけど、旨いぜ!

前回の記事掲載後、「オレさま文体」とプロフィール写真が合わないという指摘があったが、気にせずこの感じで続けていきたいと思う。ひょっとしたら、顔写真の方を変えるかもしれぬw(乞うご期待!)。

さて、オレが3月10日に創刊したchoi-plus[ちょいぷら]という雑誌のショルダーフレーズは、「気軽においしく、美しく。食がもっと楽しくなるわくわくマガジン」。

北海道に住む「食」にちょっと敏感な女性に向けて作った雑誌だ。創刊号のメインの特集は「北海道で食べる春の野菜!」。札幌のオススメの八百屋さん8軒の紹介から、12種類の春の野菜のおいしい食べ方までを簡単なレシピ付きで紹介してる。

紹介した八百屋さんの一つが、「やおやの食堂 Valo」(中央区北1条西24丁目2-8 MYプラザ円山公園1F)だ。ここは野菜も売ってるレストラン。ランチの「やさいサラダ定食」(1280円〜)がめちゃくちゃ旨い。なんせ30種類の野菜を使って、しかも野菜によって、揚げる、蒸す、煮るなんて下ごしらえがしてあるんだから。ちょっと他では食べたことのない料理だ。

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で、家で真似してみた。ありものの野菜を大集結。なすとさつまいもは素揚げ、キャベツと紫キャベツはさっと湯通し、ほうれん草は生で…って感じ。ボリュームづけに、ミートボールなんかもつけたりしてな。そうそう、黄色いのはパプリカのマリネ、赤いフチのはサラダ大根。

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こりゃ、大成功!食感の異なる組み合わせで、食べてて全然飽きがこないんだよな。ドレッシングは市販のもんでも大丈夫。いろいろと自分で野菜や調理法の組み合わせを変えてみると、楽しいぜ。choi-plus読んだら、いろいろアイデアが湧くかもな。

choi-plus[ちょいぷら]はこんな表紙。紀伊國屋書店など大きな書店や、ローソンとかのコンビニで500円(税込!)で販売中。ブログ(http://www.choi-plus.com)やツイッター(http://twitter.com/choiplus)もあるぜ。ブログからアマゾンで買ってもよし。今なら送料無料のはずだ。よろしくな!

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2010/04/13 00:01札幌コメント(0)


2010/04/06[この記事のエリア] 札幌
旨い居酒屋を連ちゃん&「第9地区」

以前比べりゃ、外食をすることはめっきり減ったのだが、相変わらずほとんど毎日酒は飲んでいる。厄年を越えたとこで、これはイカンと思い、週一日は休肝日を取るようになったが。

そんなオヤジの日々をつらつらと。お酒好きの人と映画好きの方、よろしく!

3月末は、なんやかんやでやっぱり飲む機会が多かった。

以前から行きたい!と思っていた「こなから」(北2西3)ってお店にも、ある女性とふたりで初入店。すっごいおしながきの数で、迷う迷う。ニシンの焼〆だったり、旬の野菜だったり数品を、お店のオネーサン推薦の日本酒でちびちびと。ふたりっきりで、静かに語り合うのにも良い店かもしれぬ。

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その翌日は仕事で世話になった人の送別会。幹事をかってでたものの、男四人で行くとなったら、やっぱりイタリアンとかフレンチは難しくって、やっぱり馴染みの「味百仙」(北7西4)のマスターに、予算を伝えて「おいしいものを!」って泣きつく。

おなじみカキのオイル漬けに始まって、ぷりっぷりのボタンエビやカレイなどのお造りから、ダシでさっと煮たタラバガニなどなど、しめのいくら丼までたっぷり堪能。名物のじゃがいものバター煮もちゃんと出てきたぜ。これはメークインをバターとカツオだしでゆるゆる煮たもの。予約しなきゃ喰えないので、オレも食べたのは二度目。なんでだか、酒がすすむんだよな…。

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「十四代」や「千年の孤独」なんて有名な酒や焼酎もあるもんだから、思わず飲みすぎ。このお店で4時間半も飲んでると、財布もしっかり軽くなる。でもまあ、楽しかったし、喜んでもらったようなので、よしとするか…。

 

●今週末公開のおすすめ映画!

「第9地区」

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Ⓒ2009 District9 Ltd All Rights Reserved.

<配給会社の紹介>

南アフリカ上空に突如現れた正体不明の宇宙船。襲い掛かることもなく、難民として降り立った“彼ら”と人間の共同生活は始まった。それから28年後、市民と“彼ら”の争いは絶えず、共同居住区“第9地区”はスラム化。超国家機関は“彼ら”を強制収容所に移住させる計画を立てる。それが人類と“彼ら”の歴史を変える大事件の引き金になるとも知らずに…。全米公開時、脚本・キャストはノーネーム、監督は新人、と正体不明の作品であったにも関わらず初登場1位に輝く“事件”となった本作品を目撃せよ!

 

<オレがすすめる理由>

正直言って、最初の方の擬似ドキュメンタリーちっくなとこはあんまり面白くなかった。宇宙人が難民っていうアイデアが独創的だっていうけれど、扱われ方が人間の難民と変わらないんだもの。ちょっと観てて、ツラかったね。なんか変な社会派SFなのかな…と思ってると、中盤からガラリと映画はテンポを変える。

主人公に襲いかかった悲劇。そして逃亡。逃げて逃げて、逃げ続けた挙句に、とうとう、やむなく彼は逆襲に出ることに…と、だんだんこの映画の本性が現れてるんだよな。

このストーリー展開は、こりゃ完全に70~80年代ぐらいからおなじみの、B級SF映画のノリ。人の粉砕のされ方も、非常にアッパレ!ただ、映像はやっぱ21世紀のCG全盛のそれ。往年のものよりも、格段にリアルなんだよね。

アクションにつぐ、アクション。テンション高く盛り上がったあとのラストのラスト。これがなんともいえず、カワイイというか清々しいというか…。

古くからのB級ファンも絶対満足できるし、この手が初めてという人も楽しめる、絶妙なバランスが身上の傑作エンタテインメントだと思うぜ。「●バター」よりも、オレはこっちの方が好きだなぁw。10点満点中8点。

※2010年4月10日(土)より、札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌ほかにて公開

 

<オレが編集長をしている雑誌>

食の新エンタテインメントマガジン choi-plus[ちょいぷら]。

創刊号の特集は「北海道で食べる春の野菜」!

書店やコンビニで絶賛(自分でいうのもなんだが…)発売中。

ブログ(http://www.choi-plus.com)やツイッター(ID: choiplus)もあるぜ。

2010/04/06 19:31札幌コメント(2)



田中勲

Profile

[ 名前 ]
田中勲

[ 得意ジャンル ]
グルメ

[ 職業 ]
エディター兼ライター兼出版社経営

[ 自己紹介 ]
大学時代。隣のヤツが常に転がり込むほど、自炊好きで名を馳せる。サラリーマン独身時代。電気コンロ一個のワンルームマンションでも料理。それをネタに女の子を部屋に呼び込む(たいてい不成功)。サラリーマン既婚時代。DINKSを良いことに、毎晩外食で収入を使い果たす。独立時代。自宅をオフィスにしたため3食自分で作ることもしばしば。たまにはkartan's bar(kartanはあだ名)と称して、ホームパーティを開催…てなことをしているうちに、choi-plus[ちょいぷら]という、普段の食生活を楽しくするための「食のエンタテインメントマガジン」をはじめる。また仕事には全然関係なく、豊平のコミュニティFM・FMアップルの映画紹介を担当。業務試写で年間100本程度の映画を鑑賞、ブログに紹介を書き続けて、早5年以上!


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