千石涼太郎の「道人紀行」
人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。
- 2015/03/29
- 九州に学ぶ旅 その4
別府(鉄輪温泉)を出発した我々取材班は、一路、黒川温泉を目指すわけだが、途中、杖立温泉に立ち寄ることにした。
この温泉地、どういうわけか気になって気になって・・・。
まずは足湯につかろう・・・・として、歩くエリアに進入を試みるが、熱くて挫折。w
とはいえ、この足湯でいいなあと思ったのは着替えられる簡易ながらも更衣室があること。
日本の女性はストッキングをはいていることが多いので、足湯に入ろうと思っても、
そのままでは入れない。
温泉街には結構、足湯が増えたけれど、着替えができる場所がないと、結局は男性とストッキングをはかなくなったおばちゃんと、
外国の女性しか入っていなかったりする。こういうところを学んでいただきたいもので、視察であちこちいっている政治家のみなさん!
飲泉を見つけて、ちょっと飲む。
こういうちょっとした施設が風情をかもし出すもの。
なんでもないようでいて、大切な風景をつくるのは、こういうところにあるのだ。
階段の多い杖立て温泉を歩き、共同湯のひとつ、薬師湯にたどりつく。
地元の方々が管理、維持しているこういう温泉は実に気持ちがいい。
感謝しながら、のんびりと浸かった。
この壁の反対側は女湯。
話しかけると会話ができる。
きっと夫婦で入りに来て、「そろそろでるぞ~!」なんてことをいうのだろうなあ。
貸切状態だったので、自撮りする。
脱衣所が見えるので、貴重品用のロッカーがなくても大丈夫かも。^^
階段の多い杖立温泉の街を歩き、温泉に入ったあとは杖立プリン。
スタンプラリーをやるくらい流行っているようだ。
阿蘇周辺はジャージー牛が多いようで、牛乳もアイスもプリンも旨い!
小国、南小国周辺は、そば街道と呼ばれている。
その発祥の店は、戸無のそば・・・ということで、蕎麦人・杜盛呂を名乗るわたしとしては、はずせない。
雰囲気もあり、期待が大きかったのだが、店内に入っても誰もでてこない。
おまけにメニューにもりそばすらなく・・・・・・・わたしの求めているような店ではなかった。
ただ、蕎麦湯は美味しい。
気を取り直して、吾亦紅 (われもこう)へ。
ここはとても感じのいいお兄さんが、接客。
蕎麦も悪くない。雰囲気もいい。近所にあったら、ときどき行きたい店だ・
とはいえ・・・・二軒行っただけで、あれこれいうのは愚の骨頂だけれど、そば街道に驚くべき感動はなかった。
そば街道は、セットメニューを売りにした客単価の高い飲食店街道であって、そば通をうならせるようなコンセプトではないのかもしれない。
一般的な観光客を相手にしていれば、これが正解なのだろう。
わたしのような特殊なそば好きには、合わないだけの話しだ。みなさんはぜひお出かけを!
まだつづく。
2015/03/29 15:17