千石涼太郎の「道人紀行」
人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。
2015年7月
- 2015/07/28[この記事のエリア] 札幌
- 暑くなった札幌で
暑くなろうと、病気であろうと、食欲がなくならないわたくし。w
とはいえ、食べたいものの種類は変わる。
やはり、口当たりのいいものやあっさりしたものが食べたくなるのだ。
というわけで、冷やしラーメンというか、ラーメンサラダというか……そんなものを食べる機会が多い。
先日は、作り置きしてあった餃子を水餃子にして、酢の酸味をきつくして食した。
いまの季節、真イカ(スリメイカ)が美味しいので、凍りかけのしゃりっとしたくらいまで冷やして刺し身に。
この冷たいイカを噛んでいると溶けてきて甘味がじわっと! アオリイカほどじゃないですが、ねっとりしてきて、
実に美味しいのだ。
アボカドとマグロのサラダも旨し!
冷蔵庫にとってあったはずの紅鮭がない!
ああ、来年からは食べられなくなるかもしれないのに・・・と、肩を落としていたら、
食べた犯人がスーパーで探してきてくれた。(笑)
ホントに紅鮭?という色ではあるけれど、味はよかったので、これで我慢しよう。
食べ物の恨みは怖いので、犯人は紅鮭と一緒にウニも買ってきた。ww
道産と書いてあるけれど、製造者は青森県むつ市・・・ちょっとひっかかりけれど、
先日、回転寿司で食べたウニよりは旨かった!
最後は、昨日食べたうなぎ!
札幌の病院銀座=電車通りから少し南に入ったところにある某蕎麦店(釧路っぽい店名)のメニューに、
うな丼そばセットがあったので、もりそばとうな丼を注文。
午後1時をすぎても相席になるくらい混んでいて、入れない人もいたのだが、
食べ終わってもずっと雑誌を呼んでいる中高年の男性1人が四人掛けのテーブルを占拠したまた居座る。
なんだかなあ・・・日本人も落ちたなあと思いつつ、出来上がりを待っていると、
うわふわのうな丼が!
1000円という価格からあまり期待していなかったのだが、美味しゅうございました。
というわけで、食事制限をかいくぐりながら、暑い札幌を楽しんだ一週間でした。
夜のお出かけはずっと自粛していますが。
2015/07/28 11:05札幌
- 2015/07/23[この記事のエリア] 札幌
- 地酒蔵のウヰスキー
富山県は砺波にある若鶴酒造は、文久2(1862)年創業の老舗の蔵元。
蔵元のサイトにはサンシャイン・ウイスキーしかウイスキーは紹介されていないのだが、
昨年、たまたまソフトクリームを食べによった南区の酒屋(仙丸・果林樹)で見つけたのが、これ。
昭和27(1952)年にウィスキーの製造免許を取得したこの蔵元は、
日本酒だけではなく「地ウィスキー」を仕込んできたのだ。
なんでも、20年物のモルトを使っているんだとか。
ウイスキーらしいスモーキーフレーバーはあまり感じられないけれど、
ちょっと飲まさるタイプのウイスキーだった。
2015/07/23 10:10札幌
- 2015/07/07[この記事のエリア] 札幌
- 通販「麺生活」減塩編w
蕎麦好きのわたしは、基本的に蕎麦の乾麺は、本物蕎麦とは別物と思っているので、あまり食べないのだが、
健康上の理由で無塩のめん類を食べるほうがいいというわけで、探したらあった!
蕎麦は本来塩など入れるもんじゃないだが、乾麺はわたしの印象では98%くらい食塩がはいっているので、なかなか手にはいらないのだが、いまは通販があるので便利だ。
欲しい方はこちらをクリックしてみましょう→ 城北麺工 紅花の山形路 羽黒そば 250g×2食入
乾麺のレベルでは悪くないので、わたしはちょっとまとめて買って食べている。
インスタントラーメン。
塩分35%オフのインスタントラーメンは、味が薄くて物足りない。
しかし、かといって濃くしたら塩分をとり過ぎる。
そこで編み出したのが、つけ麺。w
35%塩分を減らしたスープを1/2しか使わず、1/2より少ないお湯で溶く。
そこにつけて食べることで、麺にからむ味はそれなりに濃くなる。
でも、塩分の絶対量は少ないし、麺をどっぷりつけないから、塩分摂取は抑えられる。
わたしのいい加減な計算では、しめて70%減塩くらいになったはず。ww
【精米】低温製法米 無洗米 北海道産 ななつぼし 10kg(5kg×2袋) 平成26年産
おまけ・・・10数キロあった蘭越米のストックもなくなり、そのあとに買ったゆめぴりかも食べてしまった。
というわけで、次回からは、昔を思い出して、無洗米にしよう!というわけで、探していたら・・・見つけた!
これ、正直いって美味しい。
近くのスーパーで買ったななつぼしより、確実に旨い。
10キロ買って正解だった。
宅配便を受け取るとき、棒立ちで受け取ったら、よろけそうになったけど。w
オススメ!!
2015/07/07 15:33札幌
- 2015/07/02[この記事のエリア] 札幌
- そばと豚丼の「北堂」から、「円山一BAR」へ
弟子屈ラーメンの菅原社長が新しい分野に挑戦したと案内をいただいたので、
久しぶりに北堂がある北18条というあまり出没しないエリアに出かけた。
駅から徒歩1分の好立地。店舗が入っているマンション(隣のマンションかも)の花も歓迎ムード。w
社長オススメの晩酌セットをいただき、まずは小林さんの北の錦を。
となったのだが、なんとカウンターにはfacebook友達の先客が!
札幌は狭いのだ。
悪い事はしないけれど、悪い事はできない。体に悪い事も注意されるし。w
蝦夷前の板そば。
山形のへげや新潟のへぎでもなく、かといって蒸篭でもない、深さのある板に竹すだれ。
蝦夷前を名乗るふさわしい雰囲気。さすが!
薬味はネギと山ワサビ。これも北海道的。
つゆは江戸のように辛くはなく、甘く薄めが好きな北海道の人に合った出汁の香りが残る万人向け。
これから蕎麦を沈めるようにどっぷりつける人でも、わたしのうようなちょいつけ派でも大丈夫だろう。
蕎麦はちょっと不思議な食感。
この若干もっちりした感じはなんなんだろう? 強力粉でつないでいるのか?
なかなか興味深い蕎麦だった。今度、菅原社長に聞いてみよう。^^
濃いそば湯。
はな粉を溶いて作ったに違いない。
この濃さのそば湯は20軒(手打ちそば屋が前提)に1軒もない。
牛込神楽坂のたかさごなど、いい蕎麦屋のなかには、これくらい味のあるそば湯を出す店があるが、
北海道ではかなり珍しい。旨い!
旨いそば湯がありながら、そば徳利のないトホホな店(そば猪口につゆがいっぱい入ってうたら、しょっぱくてのめないしょ?)もあるが、北堂は最初からそば猪口(正しくは=そばちょく と読みます)のなかに、つゆを入れてきたりはしないので、そば湯を飲むことを考えて、つゆは少なめに入れ、必要な分をつぎ足すことをオススメしておく。(ちなみに、わたしはどの店でも普通は1cmくらいしか入れない。ww)
おおっ! 知床つぶのかき揚げが〜!
というわけで、ここからそば焼酎。そば前ならぬ、そば後wになったのである。
ちなみに、板そばと知床つぶのかき揚げのセットは980円。
これでちょいと一杯やって‥…というのはなかなか粋でありますな。
北堂で偶然、ご一緒することになった知人の介護(w)付きで、円山一BARへ。
facebookでは何度も見ていたお店なのだが、体調を崩してからはBARはほとんど行かなくなっていたので、
ちょっとテンションがあがるのだ。
旨そうなボトルが並んでいる風景は、それだけでいい。
いい本が並んでいるのと同じで。
イチローズモルト(ベンチャーウイスキー 秩父蒸留所)をロックでいただく。
ここ2年ほど、飲むウイスキーの98%がニッカで、ほかの2%がグレンリベットやサントリーだったので、
とても新鮮。
マスターと飲みながら、あれこれお話しして、楽しいひととき。
浴びるように飲めなくなり、一杯を大事に飲むようになってからは、味わいかたも随分変わったものだ。
最後に、マスターから素敵なプレゼントをいただく。
いままで飲んだことがない超貴重で、なまら高価なウイスキー。
とてもじゃないけれど、自腹じゃ飲めない代物。
ウイスキーという樽で熟成している間に、様々な変化・熟成を重ねる酒の魅力がつまった逸品だった。
65℃のショットで、すっかり体も心も暖まったのでありました。
【参考】
ベンチャーウイスキーは清酒のほかに「のほほん」という焼酎などを造っている東亜酒造の創業者が、
東亜酒造で仕込んでいたモルトを使ったウイスキーを発売したのが始まりのベンチャー。
2015/07/02 09:46札幌