千石涼太郎の「道人紀行」
人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。
- 2014/12/01[この記事のエリア] 札幌
- センチュリーロイヤルホテル 日本料理 北乃路 リニューアルオープン
センチュリーロイヤルホテル19階の日本料理 北乃路がリニューアルオープンということで、ちょっとフライング・・・ではなく、一足先にご披露したいというお知らせをいただき、お邪魔させていただくことと相成った。
蝦名支配人ありがとうございます。
ウニがのったゴマ豆腐。
見たところ、巾着しぼりで成型しているようだが、そのせいか食べ慣れているゴマ豆腐より、
食感がツルンとしていなくて、舌触りもなんだか高級に思える。
味も間違いない。この一品で、期待がグッと高まるのであった。
真狩の百合根をつかったスープ。
真狩高校で、ゆりねえさんと会ったとっきのことを思い出す。(笑)
やさしい味。
ブリとマダイのお造り。
昨今、出あっていなかったレベルの高いお造りに大満足。
たまにはこれくらいのを食べておかないと、魚を語れなくなるな。
マナガツオの西京焼き。と、山桃、黒豆、千社唐の松葉串。
好みからいえば、西京焼きは少々固く仕上過ぎているように感じるけれど、なかなか芸が細かい。
千社唐(ちしゃとう)というのは、別名茎レタスのことなんだとか。
葉っぱものが嫌いな元児童はひとつ勉強したのである。
揚物は海老とくわいと三つ葉のかき揚げに、京野菜の万願寺唐辛。
食感もいいし、油が旨い。(笑)
揚物のほめ言葉で、油が旨いってのは、誰もいわないだろうけれど、じわっとにじみ出てくる油が、
いい味だった。
北海道産真だちの茶碗蒸し。青さのあんが乗っている。
たちはちょっとかためで、ねっとりと舌にからみつく感じがなかったけれど、料理としては完成度高し。
出汁の旨味に青さの香り・・・・日本酒にばっちりです。
土鍋の炊込みご飯。
わたくし、ひとりで伺ったのに・・・・2合はありそう。
全部食べれといわれれば、食べられるんだけど。(笑)
2膳でやめたのだった。w
デザートはもなかに、あんこと抹茶のアイスを挟んで食べるといった面白い趣向。
でも、わたしは抹茶アイスはほぼ全部そのままたべ、あんことちょっとだけアイスを挟んで食べることに。
なしてかって? あんこはあまり冷やさないほうが甘いから。
客が好みの合わせられるデザートはいいアイディアだと思う!
というわけで、いろいろ飲んだのだが、ふたつだけ紹介。
上がご存知、田酒!
取材にいったことがあり、それ以来ファンなのだ。
下は日本酒カクテル。抹茶味で、飲みやすく・・・一瞬で飲んでしまいそうだった。ww
和服の女性だけでなく、以前からの知り合いで、ソムリエでもある三ノ輪さんが、相変わらずの笑顔で接客してくださって、楽しい時間。料理長とも名刺交換し、なんとまたロンドの金子シェフまで挨拶に!
感謝、感謝!
2014/12/01 16:36札幌コメント(2)
ブログに取り上げていただきありがとうございます!
当日はバタバタして申し訳ありませんでした。
本日(12/1)無事オープンいたしまして新生「北乃路」の船出です。
お店も個人的にも今後ともよろしくお願いいたします。
いろいろお話しいただいて、ヒントもいただいてありがとうございました!
2014/12/01 21:49
三輪さま
ホテルの和食店らしい上品な味と雰囲気を持ちつつ、北海道らしい肩ひじ張らない空気に思えました。北乃路の名物といわれるような超人気の定番メニューが増え、そこに季節を感じる北海道の食がからんでくる・・・そんな店になるといいですね。
2014/12/02 07:59