千石涼太郎の「道人紀行」
人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。
- 2014/12/11[この記事のエリア] 札幌
- 弟子屈ラーメンが、朝ラーはじめます!
弟子屈ラーメン 札幌発寒店でついに朝ラー(朝ラーメン)がはじまる。
これはわたしがずっと望んでいたことで、ラーメンスープの素を作っているメーカーや弟子屈ラーメンの菅原社長に、ずっとお願いしていたこと。
静岡県内では藤枝や静岡、浜松などたくさんの朝ラーを出している店がある。静岡はお茶の産地であり、バイクや車の製造工場が多い土地柄。朝が早かったり、三交代勤務が多かったり‥…そんな理由で朝ラーが食文化として定着したわけだが、喜多方のように、サラリーマンも商店主も観光客も朝ラーを食べる地域もある。
昨今は都内にも朝までやっているラーメン店のほかに、朝ラーを出す店も増え、ラーメンは朝でもイケる!ということが認識されてきた。横浜中華街でも朝がゆに加え、中華麺を出す店も人気・・・わたしが以前から言ってきたことが、ほかの地域で現実化している・・・嗚呼それなのに、ラーメンの聖地・札幌には朝ラーがほとんどない。
博多ラーメンのばりきやが札幌で朝ラーをやっているのに、道内店はなにをやっとるのさ!
札幌にくる観光客は、ジンギスカンにスープカレー、寿司に海鮮丼に、道産野菜にスイーツに・・・食べないといけないものがたくさんあるのに〜! 札幌に連泊する人はそれほど多くはないわけで、食べておきたいメニューがあってもなかなか食べられないのだよ、わかってる?
ホテルの決り切ったバイキングなど、もう食べ飽きている。
もし、朝からちゃんとしたラーメンが食べられたら……どんなにうれしいことでしょう!
わたくし、10数年、北海道と東京を行ったりきたりしていましたし、たくさんの読者から聞き取りしているので、ウケるだろうという実感があっていっているのだ。
札幌には函館のような朝市で海鮮丼を食べるとか、釧路の和商市場で勝手丼を食べるといった魅力はない。でも、美味しいラーメンはいくらでもある。このラーメン店のうち、2割でも朝ラーを出してくれたら、北海道の朝は変わる。
ラーメン横丁の店が、週に1度ずつ朝ラーをだす。順番に店がリレーで2,3軒ずつ朝から開店する。それだけで、朝ラー文化は確実に定着すると思っている。
そして、喜多方のように、地元の人も朝ラーを食べてから出勤!ということになれば……と私はずっといい続けているのだ。真似する店が増えてくれることを願って! 完食!!
カツオぶし、昆布、しいたけ、小鯵の煮干し・・・魚貝系の出汁が、日本人の朝食感を演出している。
12月 20日(土)から毎週土・日・祝限定
午前10時〜11時半まで 1杯500円(税別)
というわけで、勝手ながら、12月20日を北海道限定の「朝ラーの日」とさせていただきます。(笑)
2014/12/11 08:22札幌