千石涼太郎の「道人紀行」
人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。
- 2012/07/07[この記事のエリア] 札幌
- 自然豊かな北海道、山海の恵を守るために!
「道人紀行」と題したこのブログは、北海道の楽しいところ、美しい場所、美味しい物や珍しい物、素敵な人や面白い人を紹介して行こうと思って書いてきました。しかし、原発問題やTPP問題など、北海道の魅力や観光にとても密接に関わる大きな問題に触れないわけにはいかないのではないか!と思い、少しだけ真面目な話を書くことにしました。
ちょっとだけお付き合いください。
政府は、原発比率をどう選択すべきか国民の議論を本格化させるため、「討論型世論調査」をはじめました。その手段は、7月 31 日まで「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する意見を募集なのですが、募集をしていることを知っている国民は圧倒的に少数です。(みなさん、知ってましたか?)
朝日新聞社の全国世論調査では「原子力発電を段階的に減らして将来はやめることに74%が賛成」という結果が出ていますが、「やらせが得意なことでは実績のある原子力村」のことですから、少数しか知らない意見の募集では、この数字がひっくり返ってしまうことが、容易に想像できますね。
いわゆる組織票で、推進派が多い!という理屈で押し通そうとしているようにも見えます。
そんな策略に負けないために、みなさんWEBを使って、この情報を拡散してください。そして、原発をできる限り早く0%へ!というメッセージを送りましょう。
原発事故が起きたら、観光も食も産業も、住むところも、健康さえも失ってしまいます。道内を自由に行き来することもできず、運動会もスキーやスノボーも、釣りもゴルフもできなくなります。
再生可能エネルギーの創出は北海道経済の建て直しにもつながりますし、ウランや化石燃料が無くなったあとの未来の社会への大きな布石にもなるのです。
自分のこと、みんなのこと、未来のことをしっかり考えて、政府に意見しましょう。
心からお願い申し上げます。
《政府の方針》
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive01.html
《パブリックコメントの送信フォーム》
https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0027.html
2012/07/07 10:55札幌