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千石涼太郎の「道人紀行」

人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。



2012/08/27[この記事のエリア] 網走・紋別・北見・知床
オホーツクの楽園「網走モニターツアー」1日目

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 単行本の〆切前にも関わらず………行ってしまった網走モニターツアー。
 今回は、何かとご一緒する機会の多い観光旅烏三人衆で、千歳からJALで飛び立った。
 CRJ200といえば、ボンバルディアだよなあ……でも、胴体着陸した機種は違ったはず…。
 なんてことが脳裏をかすめるけれど、気分はすっかりオホーツク。
 空いている席に移動させてもらって、窓の外を眺めるのであった。


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 女満別に降り立った我々(観光ガイド+アウトドアコーディネーター+エッセイスト)は、
 網走観光協会の高谷さんの出迎えを受けつつ、先発隊(観光を学んでいる若者)と合流。
 大空町の丘陵地帯をドライブしながら、網走へと向かうのであった。

 途中、麦畑、じゃがいも畑、ヒマワリ畑など、高谷さんの説明を聞く。
 なるほど! このじゃがいもは澱粉用なのか! 
 ここのヒマワリも緑肥作物として土壌改良のために植えてるわけね!
 というわけで、勉強になるのであった。


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 畑の真ん中にポツンと1本……これは入植した際に最初に家を建てたときに植えたもの。
 家の場所を変えても、開拓をした初代が植えたものは切れない‥…というわけで、
 道内には防風林としては機能しないこういう木が残っているのだとか。

 本州でもこういう木が畑や水田に残っていて、休憩のとき、木陰で休んだり、
 お茶を飲んだりしてるけれど、植えた動機は案外同じことなのかもしれないな。

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 中国の北海道ブームのきっかけのひとつといわれる映画「狙った恋の落とし方」のロケ地。
 あの有名は「メルヘンの丘」の近くにある。
 そして、そこは‥…黒澤明監督の「夢」というオムニバス映画の「鴉」のロケ地にもなっていた。

 網走を味わう前の前菜としては、充分である。


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 続いて立ち寄ったのは、新名所「あばしりフロックス公園」。
 いわゆる行政指導の補助金ありきではなく、地域のリタイア世代が地道に株を増やし、
 花のない季節に見どころを作ろうとして造った公園なのだ。

 無料で入れて、紫蘇ジュースまでいただいたので、200円の寄付して、
 のんびりと、園内を散策。

 

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 足下が白いのは、ホタテの殻を砕いて敷いてあるから。
 土壌をアルカリ性に保つため?と思ったら、雨がふったときの水はけ対策であり、
 白い色が花や緑を美しくするからなのだとか。
 ホタテの貝殻は豊富にある土地柄だけに、これはいい作戦である。hana.png


 花を見たり、網走湖を見下ろしたり……とてもいい時間となった。
 これから先、この公園がどう変わって行くのか、楽しみである。
 
 個人的には、植木市の会場にするのが面白いんでないかい?と。

 

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 トラクターがひくバスで園内を巡ることができる。
 これも楽しそう!

 



R0016418.JPGのサムネール画像

 

 お昼はいま網走の若者たちが頑張っている「網走ちゃんぽん」。
 私は30年以上も前から「ちゃんぽんを食べるなら、ラーメンを食べる!」と
 いい切ってきた人間なので、正直、期待はしていなかった。

 ちゃんぽんも、ちゃんぷるーも、インドネシアのナシチャンプルも「混ぜる」という意味の料理。
 つまり、ごちゃまぜなのだ。
 まぜる料理は、バランスよく混ざったときは、味がかけ算になるが、逆の場合は、割り算になる。
 味がよくても食材の火の通り方がバラバラだったり、味がしみ込んだ具材と味がない具材が混じっていて、
 なんじゃこりゃ‥…となったら、おしまい。

 というわけで、網走ちゃんぽんも、ナンボのもんじゃ!という気持ちがなかったわけではないのだが、
 「」という回転寿司屋で食べた網走ちゃんぽんは、その懸念された問題がまったくなかった。
 おまけに、生のカニが入っている! 
 エビもゴロゴロ……これで麺が1.5倍あったらなあと思ったけれど、寿司屋なので、
 これを食べたあとに、2,3皿寿司を食べると大満足に違いない!と思うのであった。

 ちなみに使われている丼は、「網走刑務所」で作ってもらっている特注品。
 網走ちゃんぽん研究会の会員になると、もらえるそうだが、お金をだしても買えないのだ。

 

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 午後からは、網走湖発で網走川を下るカナディアンカヌーに挑戦。
 まずは、アウトドアガイドの田中さんから、レクチャーを受ける。
 田中さんは、冬にワカサギ釣りでご一緒したこともあり、すっかり仲良し。
 ちょっとからかって遊ぶ。(笑)

 ツアーに使うのは3艇。それぞれにガイドが乗るわけだが、
 さっさと若い女性2人を乗せた田中さん。素直なヤツだ。(笑)
 

 相棒たちはベテランガイドの若月さんのカヌーに。
 そして、私は高谷さんと、2人……はい。体重的に我が艇は2人になったのでした。(爆)



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  網走湖から網走川に入りしばらくすると、網走監獄(博物館)ではなく、
 本物の網走刑務所が現れる。
 受刑者の目に留まることがあるので、写真はもちろん、視線も合わせない。
 
 門を通過し、刑務官も目に入らなくなったところで、赤レンガの塀を撮影。
 これほど風情のある歴史的建造物が刑務所なのか……もったいないな。
 と思いつつ、それをひとつの観光の要素にしている網走市民の懐の広さを感じるのであった。


 

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 湖から川に入るあたりで、2羽のオジロワシに遭遇。
 肉眼でもわかるくらい近くで見れたのだ。
 せめて200mmくらいのレンズがあったらなあ……と思う。
 

 

 

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 網走川の途中に、サケ用の梁が設置されていた。
 ここで捕ったサケを孵化場に運んで人工受精し、孵化させるのだ。
 アユと違って、ごつい!
 こりゃあ、あと数週間で見物だ。

 

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 梁があるので、そのちょっとした隙間を通って下る。
 まず、我々高谷・千石艇が行きよくウキを乗り越え、次々と。
 カナディアンカヌーは何度か漕いでいるので、ちょっとした障害があったほうが楽しい。^^
 

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 町中に出る。
 駅前のホテルなどが目に入る。
 カヌーというと自然豊かな場所、人気のないところばかりだが、
 ガイドから網走の歴史や猛菌類の話を聞きながら、下るのも貴重な体験。
 目線がまったく違うと、感じ方も違うのだ。

 よくをいうと、川面をはねる魚がいたので……ちょっと釣りたかったな。(笑)

 

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 夜は「酒菜亭 喜八」。
 くじら料理で評判のお店である。
 2月末にも来ているのだが、ここは「はずさない」店。
 なにを食べても「あ〜あ」ということがない。

 

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 地元でカラスハモと呼ばれてるイラコアナゴを焼く前に見せてくださったので……
 結婚式のように、大撮影会!(笑)


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 主役のクジラ。
 うまい!
 私は南氷洋の捕鯨は、国際社会の要求どおり、やめるべきと思うが、
 近海の捕鯨については、増えている種類のみ、いまよりもう少し捕獲数を増やしても
 いいと思っている。
 エゾシカを保護したはいいけれど、食害で悩ましい思いをしている北海道は、
 実は海獣たちの食害にもあっているのだ。美味しく、大事にいただこう!
 

 

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 早戻りマス(カラフトマス)にスモーク。
 この店の自家製である。
 これはうまい。
 これこそ、名物にすべし! と、高谷さんに提言したのだった。

 

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 カラスハモ(イラコアナゴ)の蒲焼き。
 これもなかなかうまいじゃないの!
 ウナギより大味な感じがしないでもあにけれど、油がのっていて美味。
 キュウリと一緒に食べると、さらにいい。
 さすがは喜八。

 次回は、白焼きで出してもらおうかな。

 

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 他にもいろいろあったのですが、最後に私がお願いして出してもらったものを。
 ホッカイシアエビ(ホッカイエビ)の醤油漬け。


 クラシックごめん。こりゃあ純米酒でないとだわ。^_^



 というわけで、網走モニターツアー1日目はこれにて終了。
 もっと飲みたい気分ではあったのですが、
 わけあって早起きしなければいかんかも!という情報が入ったのでした。


 旅はまだ続きます。

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2012/08/27 11:34網走・紋別・北見・知床コメント(2)


コメント一覧

byいわちゃん

楽しそうでいいなあ。。写真見ただけで船酔いしそうだけど。。クジラはツチクジラかな?

今年のよさこいソーラン祭りはどうでしたか。まだやってるの?

2012/09/01 23:01

by千石涼太郎

いわちゃん
ベタなぎだったので船に弱い人もまったく酔いませんでした!
天気もよかったし、みんな連れて、楽しかったです。

揚がったクジラは9~10mのツチクジラ。クジラウォッチングでみたのはミンククジラでした。
間近で観ると迫力ありますね。

YOSAKOIソーランはまだやってます。
札幌でなくて、過疎の町でやったらいいのになあ・・・と思うのですが。

2012/09/02 09:11


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千石涼太郎

Profile

[ 名前 ]
千石涼太郎

[ 得意ジャンル ]
旅行

[ 職業 ]
作家・エッセイスト

[ 自己紹介 ]
児童書の編集、アウトドア雑誌の編集長等を経て、地方文化や県民性を盛り込んだ紀行文やエッセイ等の執筆活動へ。人生相談や自己啓発、地域振興や教育の分野での活動にも邁進中。いまの悩みは4年前に愛する故郷・北海道にUターンしたことで「北海道に帰る楽しみ」がなくなったこと。小樽ふれあい観光大使のほか、最近はジンギスカン博士としても各地域で活躍中。「やっぱり北海道だべさ!!リターンズ」など著書多数。
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