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千石涼太郎の「道人紀行」

人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。



2015/08/12[この記事のエリア] 札幌
楽しいはずのばんけい夏祭の花火大会が‥...

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 8月7日(金)の夜。 
 仕事を早く片づけて、友人2人とばんけいの花火大会に出かけた。
 スキー場のスロープを利用して客席があり、スロープ下のベルクヒュッテにステージが作られていて、
 まずはジミー東原バンドによる演奏を楽しみ、花火大会へと移るというプログラム。
 司会進行は、AirGの油谷さんで、演奏する曲も、聞き覚えのある曲ばかりで、心地よい。
 
 で、上の写真を見ていただきたいのだが、ステージ正面のいい場所がガラ〜ンと空いている。
 なぜみんな座らないかというと、中央部に三脚を立てたしまった人間たちがいるせいだ。
 この三脚を避けるのは、20メートルくらい上まで坂を上らないとステージが見えないのだ。

 おそろしく自分勝手な連中だと思っていたが、それはみんな中高年と来ているところが、
 北海道の民度の低さを物語っているとしか思えず情けない。
 

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 三脚の隙間からステージを観ていたら、どこからか、老人が歩いてきて、立ちふさがる。
 若いころなら、靴をぬいでぶつけるところだが、女性たちと行ったので、我慢、我慢。
 
 3,4分で消えてくれたので、なんとか我慢でしたが、あと2,3分で限界だったと思う。
 

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 演奏で観客席も盛りあがり、最後の曲になった瞬間、三脚爺さんたちが、立ち上がる。
 ステージと逆側から花火が打ち上がるので、準備に入ったのだ。

 そのせいでステージは完全にブロックされ、トランペットソロが見えない。

 冗談じゃねえ! 

 というわけで、座れ! 座れ! こら、座れ爺! と連呼。

 すいません。はい! 座ります! と声を出して座ってくれた人がひとりいたので、
 周囲の爺さんも座ったけれど、音響で聞えなかったのか、2,3人座らない爺さんもいた。

 こういう威力業務妨害罪を犯しても罪悪感のない爺さんがいると、次の年から三脚禁止になったり、
 真っ当な人も大いに迷惑する。

 六十年も生きていそうな面々だったが、こういう人たちはどんな人生を歩んできたのだろう?
 最近に若者はとか、ゆとり教育云々いう前に、自分たちの年代をなんとかしてもらいたいものだ。

 
 

 

 

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 さて、花火だが、これほど打ち上げ場所から近い位置で花火を見られる花火大会ははじめて。
 道外の花火店の花火を打ち上げられ、とても素晴らしかった。

 田舎の花火大会だと、協賛の社名を頻繁に聞かされたりするけれど、この大会はテレビ局や太陽グループなど、
 大口の協賛、主催だけなので、そういう時間もないし、出店も多いし、馬鹿みたいな値段じゅないし、
 劇混みしてもいないし、例年とちがって平日ということもあって大渋滞にもならなかったし、
 とてもいい花火大会であった。

 それだけに、爺さんたちの悪行がとても残念でならない。
 道民は陰で文句いうけど、注意したり、抗議しなさすぎ。
 だから、あんなのがのさばるのだと思う。時にはガツンといおうではないか!
 本来なら、いい大人の仕事だけれど、そのいい大人がダメなら、若造や小娘といわれようが、

 ガツンと言おう北海道!ww

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2015/08/12 11:49札幌



千石涼太郎

Profile

[ 名前 ]
千石涼太郎

[ 得意ジャンル ]
旅行

[ 職業 ]
作家・エッセイスト

[ 自己紹介 ]
児童書の編集、アウトドア雑誌の編集長等を経て、地方文化や県民性を盛り込んだ紀行文やエッセイ等の執筆活動へ。人生相談や自己啓発、地域振興や教育の分野での活動にも邁進中。いまの悩みは4年前に愛する故郷・北海道にUターンしたことで「北海道に帰る楽しみ」がなくなったこと。小樽ふれあい観光大使のほか、最近はジンギスカン博士としても各地域で活躍中。「やっぱり北海道だべさ!!リターンズ」など著書多数。
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