ぐうたび編集長ブログ
北海道には季節ごと、エリアごとの感動・発見がいっぱい!
絶景スポット
- 2015/07/19[この記事のエリア] 函館・湯の川
- 【江差・松前 千年北海道手形】上ノ国の続き★天空都市のあとは円空仏に出あう!
「江差・松前 千年北海道手形」でバスの旅・第3弾!
上ノ国で歴史遺産巡り・すごく身近な「円空仏」は必見!
中世ロマンに浸ったあとは、数多くの歴史遺産を巡る旅
山から下りてきて、まず訪れたのが「旧笹浪家」。
なんと国の重要文化財です
18世紀初めから続いたニシン場の網元で、
北海道に残る民家では最古と思われるもの。
屋根の置き石が、当時の町の様子を偲ばせています。
北海道の日本海沿岸に今も残るニシン番屋の原型で
贅沢な暮らしぶりが各所に残っています~。
円空作の阿弥陀如来像・発見
円空は諸国を周りながら、独特の作風で
数多くの仏像を世に残した有名な僧侶(仏師)。
上ノ国には6体の円空仏があるそうなのですが、
それにしても何気なく置かれていてビックリ~
だって、なかなか見せてもらえなかったり、
博物館に所蔵されたりする宝物ですもんね。
(しかしこの後、さらなる驚きが待っていたのであった・・)
お次は上ノ國八幡宮へ。
北海道に現存する神社建築では最古のものだとか。
美しい境内。本堂や狛犬など、彫刻も細部まで
すごくオリジナルで見事
ガイドの笠谷さんがどんどん教えてくれるので面白い
そして上國寺(じょうこくじ)。
ココも国の重要文化財。北海道に現存する仏堂では最古のものです
最古が多いぜ、上ノ国
北海道の礎、発祥の地と言われるのも納得です。
地味で素朴な外観からは想像がつかない、きらびやかで豪華な内観
この赤ら顔の御仁体には、
思わず叫んでしまったような秘密がありました
秘密はあえて書きませんので、旅の楽しみにしてくださいね
次なるスポットは、この小さい観音堂。
中に、北海道一の大きな円空仏があるとのこと・・。
ほんとだ~~大きい
しかも、ご利益をいただくために触ってもいいんですって
本当にいいの?いいの?と言いながら、
けっこうしっかり、触れさせていただきました
実はこの観音堂、おばあちゃん家みたい
ここで町の方がお茶を飲みお菓子を食べながら
この円空仏をお守りしているのですって。
気取りのない町への溶け込み方が、素敵ですね~
上の国を流れる「天の川」。正式な名前です。
昼から夕方まで、たっぷりの散策も無事終了
勝山館からの素晴らしいガイド、
本当にありがとうございました
こんなに歩けるか不安だったけれど、
終わってみれば、楽しすぎてあっという間でした
観光協会だからとはいえ、
ひとり900円のガイド体験プログラム、安すぎ~
嬉しいけれど
できれば絶対、ガイドしてもらいましょう~
名残り惜しいけれど、路線バスに乗り込んで
江差に向かいます。この夜は江差泊まり。
2015/07/19 18:05函館・湯の川
- 2015/07/15[この記事のエリア] 函館・湯の川
- 【江差・松前 千年北海道手形】で上ノ国へ★日本海を見渡す天空都市・勝山館!!
「江差・松前 千年北海道手形」でバスの旅・第2弾!
上ノ国の「勝山館」はぜひガイドさんと歩きましょう!!
この絶景、ドコでしょう
正解は上ノ国町の夷王山・山頂
松前(前のブログを見てネ)を出発し、バスは上ノ国へ
私はココで同行のキムニイとお別れし、一人旅へ。
上ノ国には何度か来ているのですが、一度、
じっくりたっぷり、歩きまわって見たかったのです
今回は手形オプションの「勝山館周辺歴史ガイドプログラム」
(入館料込み900円)で、観光協会の笠谷さんに
たっぷりガイドしていただきました~
まずはガイダンス施設から。
再現模型も、これからこの場所を歩くとなると
いつもより真剣に見入ってしまいます。
和人が最初に「蝦夷島(北海道)」にやってきたのが、
ここ、上ノ国だと言われています。
つまり、北海道・発祥の地
ここの墳墓群からは、和人とアイヌ民族が一緒に、しかも、
互いの文化を尊重しながら暮らしていたことが見て取れるのです
ガイダンス施設から山を下りて行くため、
最初に夷王山・山頂を目指します
え~~、登るの~
と一瞬怯えたけれど、10分もかからず、すぐに到着。
うひょ~~ 気持ちいい
素晴らしい景色 これは絶対、登るべきです
海岸線上に、江差まではっきり見渡せます
振り返ると、こちらも素敵な景色
ずっとココで、風に吹かれて、たそがれていたい。。。
がしかし! 笠谷さんに「それでは行きましょうか」
と、笑顔で背中を押され、下山開始。
1470年ごろに築かれて、16世紀まで
政治・軍事・北方交易の拠点だった「勝山館」は
日本海を見渡す天空都市だったのだと実感
復元された住居跡。意外に整然と並んでいます。
本当にここで生活していたのねえ~
和人とアイヌの歴史、中世の生活や文化、
歴史を受け継ぐ樹齢豊かな木々や
この地にだけ根付いているめずらしい植物など、
笠谷さんの言葉に、中世ロマンが肌で感じられます
今までの私は何をやっていたんだ
絶対、ガイドしてもらうべき~~
夏なのに咲いていた桜を発見
笠井さん曰く「この木はよく狂い咲きするんですよ」。
さすが、すみずみ熟知されています。
上ノ国でぜひ、北海道の礎に触れてください
山だけに蚊やブヨはいるので、長そで長ズボンなど
服装にはご注意を~
この後、笠谷さんに導かれた上ノ国はまだまだ奥深かった・・。
2015/07/15 22:11函館・湯の川
- 2015/07/15[この記事のエリア] 函館・湯の川
- 【江差・松前 千年北海道手形】まずは松前へ★着付け体験&松前マグロ!!
「江差・松前 千年北海道手形」をご存知ですか?
フル活用して、松前・上ノ国・江差を旅してきました!
2016年3月、いよいよ北海道新幹線が開業しますね
新幹線が停まる「木古内駅」と「新函館北斗駅」。
そこから西に広がるエリアは、絶品グルメや絶景はもちろん、
貴重な歴史遺産にあふれた見どころ満載のエリアです
昨年利用した「江差・松前 千年北海道手形」の旅が
とっても印象的だったので、また違う魅力を探しに道南へ
「千年北海道手形」は、新幹線木古内駅活用推進協議会が企画した、
超・お得なバスチケット
函館発着で、松前、上ノ国、江差など、
道南の見どころを中心に、ぐる~っと1日で回れちゃうのです
エリア内の定期観光バスと路線バスが3日間乗り放題だから
じっくり見たい町で泊まり、翌日また乗り込んでOK
大人4800円、こども2400円で、奥尻へのフェリーも2割引き。
うまく活用すると、レンタカーよりず~っと安くて便利
今年は9月30日までの期間限定で販売しています。
と、いうことで函館に前泊し
朝8時20分、函館駅前バスターミナルを出発
最初に停まったのは北斗市の「トラピスト修道院」
日本最初の男子修道院で、なおかつ、
あのトラピストクッキーやバターで有名な修道院です
この、ゆるやかな坂道のアプローチが
静謐な世界へと導いてくれているかのようで素敵
今も30人ほどの修道士が厳しい戒律のもとで生活しているのだとか。
この先は立ち入り禁止ですが、
凛とした空気に触れられたような気がします
そしてバスは松前へ
松前と言えば、江戸時代の町を再現した松前藩屋敷と
桜の名所として有名な松前城。
今回は藩屋敷の奉行所で「着付け体験(1000円)」にトライ
同行した編集部・キムニイは大将に。
3キロは超えるという重い衣装を2人がかりで着付け中。
私は、女武者になりました
町娘か姫様か、はたまた女忍者か悩んだのですが、
どうしても江戸時代のカツラが似合うと思えなくて
でも町娘の方がウケたかなあ・・と、ちょっと後悔
キムニイ、りりしく仕上がり、まんざらでもない様子
記念に缶バッチをプレゼントしてくれました
松前では時間を有効に過ごそうと、オプションの
「歴史ガイドと行く藩屋敷&松前城スペシャルガイド」
(入場料含み1620円)を申込み
ガイド石川さんは歴史案内のスペシャリストです
女性は髪結い、男性は髪結い床。「床屋」さんはその名残り。
この時代は鰊(にしん)ではなくて、鯡と書いた。
富をもたらしてくれるニシンは、魚に非ずで「鯡」(にしん)。
ただ見て歩くだけでは気づかないこと、知らないこと、
歴史や植物、たくさん教えてくれます
おかげで寺町散策も、しっかり楽しめました
北海道唯一の城郭・松前城のベストアングルはココ。
春は、手前左の桜を入れ込むのがポイントです
お城を出たあと振り返り、このアングルも必撮です
お昼は、松前マグロを食べるのをお忘れなく~
私は「よね田」に行きましたが、ガイドさんが
オススメ店や特徴を、詳しく教えてくれますよ
さて、バスは13時半に松前を出発し、次は上ノ国へ
2015/07/15 20:12函館・湯の川
中川町では名人とキノコ狩り&キノコ三昧ランチ♪
締めくくりは古代ロマンを感じるクビナガリュウ
「きたいっしょモニターツアー」ブログ・第6弾
旅も終盤。音威子府町「天塩川温泉」から中川町へ。
まずは移動中、天塩川流域にず~っと続く紅葉に感動
あまりにキレイなので、車を止めてもらって撮影タイム。
空気も清々しくて、気持ちいい
中川町では、カッパを着込んでキノコ狩り、スタート
絶好のキノコ日和、地元の皆さんもワクワクしています
この方がキノコ狩り名人の鎌田さん。本も書かれたキノコ博士とあって、
パッとみただけで食べられるキノコか、食べ頃のキノコか、
どんどんジャッジしていきます。
手に持っているのは、なんとポルチーニですよお
中川町「Ecoの会」の理事長・三箇さん。
こういう楽しみを、たくさんの人に体験してほしいと、
意欲的にイベントやツアー作りに取り組まれているお方です。
これ食べたら笑いが止まらないよ~、と冗談も言いながら
でも本当に慎重に、とっていきます
キノコの山ァ~は食べ盛りっ
場所はヒミツですが、ウホウホしちゃうくらい、
いろんなキノコがピョコピョコ生えています
今回のようなガイド付きの体験や講習会の時には、地元の方が
ガイドさんの管理のもと、私有地内のとり切れないキノコを
こうしてとらせてくれるようです。さすが地元ならでは
名人は裏側を見て、おいしいかどうか判断します。
このキノコはオレンジの汁が出るよ、と言って、
切ってみせてくれる。そんな説明にも心が躍ります
この、絵にかいたような可愛いキノコは毒キノコ。
キレイなキノコは危ない、危ない
自分なりに、かなりの達成感あり
とれたてキノコは、用意してくださっていた
新鮮なエゾ鹿肉の横でバター焼きに
それぞれの食感や味の違いを感じながら、秋の味覚をいただきます
そして十種類以上の具がたっぷり入ったキノコ汁。
当然、おかわりさせていただきました
大きく切って七輪で炙った新鮮ポルチーニに、
特産やまべの塩焼きに煮つけ、名人の奥様手作りのヨモギ餅、
これまた特産ハスカップのワインやサイダー、
(お土産用サイダーのデザインは中川をデコっていて素敵)
心のこもった温かなおもてなしに、時間があっという間に過ぎていきます
秋を体中で感じた素晴らしい時間をくださり、
みなさま本当にありがとうございました
旅のラストを締めくくるのは、「エコミュージアムセンター」
廃校になった校舎を利用して、
展示室&宿泊可能な研修施設にしています。
ココには巨大なアンモナイトや動物&植物の化石がいっぱい
真珠光沢のある宝石の様なアンモナイトや、日本でのみ多く発掘される
「異常巻きアンモナイト」もザクザク。
ココ中川町に、ケタ間違いの、はるか、はるか昔・・
ウン千万年前の化石がごろごろしているなんて信じられない
そして圧巻のクビナガリュウ
見てください、この大きさ
実際に掘り出された骨から全体のレプリカを作っています。
クビナガリュウが生息していた、北海道が海の底だった時代を思うと、
生命と地球のつながりに身震いしてしまいます
古代ロマン・・子供を連れてきたりしたら、喜ぶだろうなあ
今回の「美深町・音威子府村・中川町」をめぐる旅、
それぞれの町が味わい深く、興味深く楽しめました
温かく迎えてくださった各町の方々、同行してくれたおかみさん、
この3日間、本当にありがとうございました
次は、トロッコ乗車&天塩川でカヌー体験、と決めました
皆さん、1度このエリアに遊びに来て、
各町の知られざる宝物たちに触れてみてください
その個性的で魅力的な輝きに、きっと衝撃を受けるハズです
中川町エコミュージアムセンターはコチラ
2014/11/04 22:04
憧れの「ファームイン・トント」に宿泊
羊牧場の絶品ジンギスカン、いただきました~!
「きたいっしょモニターツアー」ブログ・第3弾
今日の宿泊は、「ファームイン・トント」
村上春樹の「羊をめぐる冒険」の舞台とも言われている放牧の羊牧場
「松山農場」の柳生さんが経営するファーム・イン
ず~っと来てみたかったんだあ
つい先日、村上春樹のノーベル賞・結果発表の時の様子も、この宿で
柳生さん達の写真が新聞に載ったり、テレビ放映されたりしていました。
いつか歓喜の顔で、新聞に載る日が来ますように
そうそう。ココに来る前に「道の駅びふか」に立ち寄り
宴会用のお酒とおつまみをゲットしました
最北のもち米使用の地酒やチョウザメ形みそパンなどに交じって
北海道名物・白樺の樹液100%ドリンク「森の雫」がありますが
これは柳生さんが商品化に成功したものなんですって
そして珍しい「シープミルク」も、松山農場で作ったもの
道の駅で食べた「メリーさんのひつじ・ソフトクリーム」も
松山農場のミルクだというから驚きだあ
羊をたどると、柳生さんにつながる~
羊のミルクは少ししかとれないし、手間もかかるから
積極的に商品にしようとする生産者さんが少ないんですって。
だからこそ、シープミルクは貴重なのですね
夕食はジンギスカン
2階が客室、食事は1階でいただきます。
もちろん松山農場の新鮮なお肉
さっき羊たちを見てきたけれど、今はカーテンひいているから
許してね。ありがたく、美味しく、いただきます
お肉はラムとマトンの中間の「ホゲット」。
クセがなさすぎず、ありすぎず、柳生さんが
一番美味しいと思うお肉をたっぷり出してくださいます
う~~ん、これは絶品
デザートはこれまたうれしい
自家製「メリーさんのひつじアイス」
ほかにもグラタンや帆立とトマトのサラダなどをいただき、
お腹がはちきれそう
お酒も入り、柳生さんご夫妻や宿泊客の皆さんとも話がはずみます。
道外からはるばる「トロッコ」に乗りに来たという方、
毎年この時期、連泊で来て、思う存分釣りを楽しむという方々、
思い思いに「好きなこと」の話をして、なんだかあったかい、
心地いい時間が流れていきます。
ファームインで迎える朝~
昨日、羊毛で作った花の妖精で「おはようございます」
テラス越しに広がる、羊たちと秋色の風景
近づいて行くと、一斉にこっちを伺っています。
あんまり驚かせないようにするから、写真撮らせてね~
この牧歌的景色を眺めながら、のんびり朝食をいただきます。
羊の手作りソーセージに羊乳のヨーグルト
贅沢だなあ~。
トントって、フィンランドの森に住む妖精。
シアワセを運ぶ妖精の名前なんですって
柳生さん、シアワセな時間をありがとうございました
また行きますので、その時もよろしくお願いします
詳しくは「ファームイン・トント」HPをご覧くださいネ
次のブログでは、音威子府町に向かいます
2014/11/03 20:35