ラーメンコンシェルジュがそっと教える札幌ラーメン情報
[担当エリア] 札幌
「札幌ラーメンコンシェルジュ」のワタクシ大石が美味しいラーメンを探し求めて日夜市場調査‥という名の食べ歩き(笑)そんな食べ歩きで見つけた美味しいラーメン情報をそっとお教えします。
- 2014/02/21
- 大女子ラーメン 「おおじょし」ではありません!「おおなご」です!
さてなんて読むでしょう!
「大女子」
ヒント:和田ア○子ではありません!
・・・おっと、個人ブログじゃなかった(^^;
あまりこっちではふざけて書くのは控えなくちゃ!
実はこれ「おおなご」と読むのです。
「いかなご」という魚が15cm以上に成長したものをそう呼ぶらしく、他の地域では十数センチぐらいにしか成長しないものが、なぜか稚内では20cmオーバーのものが沢山獲れるらしいですね。
その「大女子(おおなご)」、DHAやEPA、タウリンが豊富に含まれ栄養価に優れているものの、足が早く痛みやすいため中々有効活用されていなかったそうな・・・。
で、その「大女子(おおなご)」を有効活用しようという動きの一つが「魚醤」にして活用する方法。
「大女子(おおなご)」を発酵熟成させて作られた魚醤は旨みたっぷりなんだそうな・・・。
ということで、その大女子の魚醤を使った「稚内魚醤ラーメン」ってのを試食させていただきました。
実は先日開催された「食クラフェスタ」なるイベントにも出展されており、とても興味を持っていたんですよね。
(食クラフェスタの模様:大女子稚内魚醤ラーメンの他に大女子鍋つゆなんてのもコクがあって美味しかった(^^))
~~~~
ちょっと脱線。
「食クラフェスタで大女子が気に入った」
と知人にメールをしたら・・・。
「女の子ばかりおっかけていないで仕事をしろよ!」
と返信が来た(-_-)
この魚の名称と読み方がもっと普及してくれないと、誤解が増えてしまうかもしんない(-_-)
おっと、個人ブログじゃないから真面目に真面目に・・・。
閑話休題(^^;
透明度の高いスープ・・・油はやや控えめですね。
魚醤と言うと東南アジアの調味料「ナンプラー」や「ニョクマム」なんてのを思い浮かべる方も多いでしょう。かなり独特な魚の臭みがあり、好みの分かれる調味料かもしれませんね。
で、この大女子の魚醤。。。
ほとんど臭みは感じられません。
恐らく収獲後の鮮度管理や、漬け込み時の衛生管理などかなり徹底されているんでしょうね。
「臭みを出さずにコクを活かす事」に主眼を置いたのでしょう。
苦労と苦心、工夫が感じられるスープです(^ー^)
麺は乾麺。
やさしい味わいはスープとの相性も良いんじゃないでしょうか。
ただ、臭みが全くない分、もう少し個性が欲しいと思うのがラーメン好きのわがままなところ(笑)
ということで、勝手にThe裏技!
溶け易いタイプの海苔をトッピング!
ほらね(^^)
相性抜群!
これがスープに溶けると、いい~感じで磯の風味がプラスされ、かなり好みの味になりました。
多分ワカメやとろろ昆布なんかでもいいんでしょうね!
ん?先に書いたとおり、確か大女子にはDHAやEPA、タウリンが豊富に含まれているんだよね!
おお!
ということは食べ続けたら「頭が良くなる」かも知れないね(*o*)
・・・毎日食べるべきかもな(^^;
~~~
とてもクセが無くて美味しいラーメンだった。
でも、ふと思った。
大女子で煮干って作れないのかなぁ。
もし大女子煮干が作れたらほんの少し加えるだけでも、かなり風味がアップすると思う。
いや、しつこいようだけど、これはこれで十分に美味しいラーメンで、万人ウケする味だと思います(^^;
でも、あくまで個人的な好みを言うなら・・・・
ラーメンに生かす場合、アクセントとして「その素材の香り」を加えることができるようになったら、さらに可能性が広がるような気がしています。
自分で書いておきながらなんですが・・・臭みがあると文句を言い、個性がないと文句を言う。
ラーメン好きってホント面倒臭いですね(-_-)
・・・DHAやEPAで頭だけじゃなく性格も良くなるといいんだけどなぁ(苦笑)
追記:
現在平行して「札幌ラーメン最新事情 2014」を連載中です(^^;
よろしければそちらもご覧くださいませm(_ _)m
2014/02/21 12:57