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ラーメンコンシェルジュがそっと教える札幌ラーメン情報

[担当エリア] 札幌
「札幌ラーメンコンシェルジュ」のワタクシ大石が美味しいラーメンを探し求めて日夜市場調査‥という名の食べ歩き(笑)そんな食べ歩きで見つけた美味しいラーメン情報をそっとお教えします。



2013年2月


2013/02/15[この記事のエリア] 札幌
まだある!札幌ラーメンの今後を占う話題店

『札幌ラーメン最新事情2013』も今週がいよいよ最終回となりました。

4回に渡りお送りしてきた札幌ラーメン最新事情。
できるだけ、ここ1~2年のオープン店(あるいは移転したお店)を中心に今の札幌ラーメンの傾向を探ってきましたが、最終回の今回も「移転」「新店」を中心に紹介したいと思います。

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なんせ毎年100店前後のお店がオープンする札幌。
まだまだ紹介したいお店はあるのですが・・・。
残念ながらスペースの都合で今年も紹介できるお店はほんの一握り。

それでもどうしても最後に紹介したかった3店を最終回にご紹介して締めくくりとさせていただきたいと思います。

~~~~

■麺屋おざわ

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札幌ラーメンファンなら知らない人はいないだろう名店「麺屋彩未」。
その彩未で修行を積んだ方が営んでいるのが、一軒目にご紹介する「麺屋おざわ」です。

暖簾の右にしっかり「麺屋彩未より」の文字が入っていますね。

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上の写真が麺屋おざわの味噌ラーメン。

ドンブリの形状や発するオーラのようなものは彩未のそれと共通するものもありますが、黒く浮かぶマー油を始め、雰囲気は結構違いますよね。

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ちなみにこっちが彩未の味噌ラーメン。
違いがあるのは見た通りなのですが・・・・。

でも、ラーメンを作るときに店の中に響くカタカタカタ・・・と小刻みに振るわれる北京鍋の独特なリズムはまさに彩未のそれと一緒。
店内に響く鍋の音・・・そんなところにもルーツを感じます(^ー^)

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さて、肝心の味に関してですが、スープを一口飲んでびっくり!
スープが美味えぇぇ・・・。(*o*)

どちらかと言えばこの手のラーメンとしてはあっさり目のスープ。
だけどしっかり厚みのあるスープは飲めば飲むほど美味しさが口に広がる。

マー油のちょっとほろ苦いアクセントもいいね!

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小さく刻まれた白菜はしっかりと炒められ、これもスープに甘みを加えているんでしょうね。

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麺は彩未と同じく森住製麺の麺。

まさにThe札幌ラーメン!という麺。
美味しいですね~。

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名店彩未で長い間修行を積んだ店主。

その名店と同じ味を出すことの方がおそらく容易かったのではなかろうか?

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でもそれをヨシとはせず自分の味作りをしっかりして、新たな味でチャレンジしているのが素晴らしい。

ちゃんと札幌ラーメンらしさは残しつつ、新しい美味しさを追求し続けている姿勢。
いわば温故知新の味わいとでも言うのかな。

そんな店主のポリシーが感じられる一杯はこの先の進化も多いに期待できそう。
今後がすごく楽しみなお店です。

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実はコチラのお店の隠れた人気メニューにとろとろ杏仁豆腐なんてものもあります。

女性客はもちろん、男性にも大人気。
そのお味は・・・・。

実際にお店に行ってご自身の舌で確かめてみてください(^^)

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いかにここのスープがすっきりしていて美味しいかは空になったドンブリを見ていただければわかるでしょう!

・・・え?(^^;
私がスープを飲み干すのは珍しくないって?
その通りかも。

あー・・・この写真では説得力が薄いのが残念でならないな(/_-)

 

【麺屋おざわ】
住所:北海道札幌市白石区菊水6条3丁目1-22 I'Sコート 1F
営業時間:11:00~15:45 17:00~20:00
定休日:火曜日、他に月2回不定休
TEL:011-577-9626
 

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■らーめんほっぺ屋

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二軒目にご紹介するのはこちら、らーめんほっぺ家です。

中央区北2東2で人気のお店だった同店。
ビルの取り壊しに伴い、惜しまれつつ2011年11月に閉店。

再開を望む声が多い中、長い充電期間を経て昨年8月にめでたく移転オープン!!

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写真は移転後新たにメニューに加えられた「和風塩ラーメン」。

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動物系のスープと魚介系のスープが実にバランスよく・・・と書くと、ありきたりに聞こえるかな?

でも、元和食の料理人の店主さんの作るそのスープは実に上品な口当たりで、他とは一味違う!
決してありきたりな味わいではなく、ほっぺ家ならではのオンリーワンな美味しさなんです。

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ストレートで低加水のややパツンとした麺も相性抜群。

この麺、個人的に好きなタイプです(^_^)

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そしてほっぺ家と言えば楽しみのひとつがコレ。

ランチサービスの鶏そぼろご飯。

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卓上のマヨネーズで薄化粧(笑)

もうね。
このちょっとこってり感が加わった鶏マヨ丼とあっさりラーメンの相性の良さったらないんだよね!!

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丁寧に丁寧に作られているのが伝わってくる一杯。
にんじんの飾り切りからも店主の気持ちが伝わってきますね。

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ちなみに上の写真は以前のお店のもの。

さすが元和食の料理人。
見た目でも楽しませてくれますね。

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ほらね。
一滴残らず飲み干したスープからその美味しさが伝わr・・・え?一軒目と同じく、説得力が無いって?

ごもっとも(-_-)

説得力の無い写真がもどかしいですが・・・ここは是非ご自身でお確かめください(^^;
 

【らーめん ほっぺ家 】
住所:北海道札幌市東区北11条東6丁目1-40 館ビル 1F
営業時間:11:00~15:00 17:00~21:00※第三日曜日は15:00までの営業
定休日:水曜日
TEL:011-752-0011

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■豚ソバFuji屋

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いよいよシリーズ最後お店になりました。

大トリを飾るのはコチラのお店。
豚ソバFuji屋です。

ラーメン好きならご存知太平の名店が、ここすすきのに昨年末に移転して来たのです!

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太平時代は遠くて中々行けなかったけど、これからはすすきの駅のすぐ近くに来てくれたのでこれからはヘビロテ店となりそうです(^^;

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オープン数日後に訪問し、最初に食べたのは「豚ソバ塩」でした。

スープを一口飲んでびっくり(*o*)
良い意味で移転前のそれとは大きく違っている!

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いや、味の大きな構成自体はそれほど違わないのかも知れない。

カテゴリで言ってしまえば「豚骨」+「魚介」という事になるからね。
でも、その複雑な香り・・・あっさりしているのに重層的な飲み口、そしてすっきりした後口。

特に酔った後にはブラボーな後口なのです(^ー^)

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コチラのお店、他にもオススメメニューが沢山あります。

個人的に大好きなのが「つけソバ辛化」!

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一瞬ギョッとするほどの赤い粉(^^;

もちろん辛いけど、見た目ほどの辛さではありません。
そして、魚介豚骨のスープの美味しさを引き立てるエッジの効いた辛さは、まさに美味さと辛さのコラボレーション!

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もちろん麺の美味しさも秀逸!

Fuji屋では、「冷たい麺」と「温かい麺(あつもり)」で麺を変えているというこだわりよう。
そういった一つ一つのこだわりがこの店の味を常に進化させているのですね。

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他にも食べて欲しいメニューもあるし、特に最近発売されたばかりの味噌ラァメンもご紹介したいところですが・・・。

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今日のところは写真だけでお許しください。

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え?(*o*)

ホントはいつも酔っ払って食べているから記憶が無いんだろうって?
だから説明できないんだろうだって??

・・・・ち、ち、違ぇーよ!(*o*;
スペースの都合で書けないだけだよぉ!

真偽の程はともかく、午前2時までここすすきのでおいしいラーメンが食べられるのはありがたいことです(^^;


・・・素面でも今度行ってみなくちゃっ(-_-;

 

【豚ソバ Fuji屋】
住所:北海道札幌市中央区南4条西3丁目 No.1グリーンビル 1F
営業時間:17:00~翌2:00※材料等が無くなり次第終了
定休日:日曜日
TEL:011-533-4111
 

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1月中旬から約1ヶ月に渡ってお送りした「札幌ラーメン最新事情2013」。

いかがでしたでしょうか?

冒頭にも書きましたが、毎年100店前後のお店がオープンする札幌。
次々と新しいお店や新しいスタイルも生まれていますが、一方で昔からの味が愛され続けているお店が存在しているのも事実。

いわゆる「トレンド系ラーメン」と「ご当地系(定番札幌系)ラーメン」がバランスよく共存しているのも札幌の特徴だと思います。

折角色んな味が楽しめるここ札幌。
ラーメン好きならお気に入り店の2店や3店はあることと思いますが、たまにはいつもとは違うお店を選び、違った味を楽しんでみてはいかがでしょうか?

今回の特集が皆さんの食べ歩きの参考になるかどうかは別としても、札幌ラーメンの多様性を少しでも多くの方に知っていただけたら幸いです。

ありがとうございましたm(_ _)m

2013/02/15 13:35札幌


2013/02/08[この記事のエリア] 札幌
札幌でふたたび勢力拡大、旭川系ラーメンの新店続々!

『札幌ラーメン最新事情2013』の今週は4回目です。

今回のテーマは「旭川系ラーメン」にスポットを当ててみたいと思います。
本日も「札幌ラーメンコンシェルジュ」こと大石がご案内役を務めさせていただきますm(_ _)m

 


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今から10年ほど前でしょうか・・・。
一時期『札幌でラーメンランキングを開催すると上位は旭川系ラーメンばかり』という時期があったように記憶しています。

もちろん主催している出版社や編集している人によってランキングは変わるでしょうから、私が知っているのはたまたまなのかも知れませんが・・・。

それでも一時期、札幌市内の旭川系ラーメンの勢力がものすごく強い時期があったのは事実だと思います。

その後そのブームもひと段落したのですが、昨年から再びその勢いが活発化してきたように思います。
今回はここ1~2年にオープンした「旭川ラーメン」あるいは「旭川テイストを感じるラーメン」のお店を中心にご紹介していきたいと思います。

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■旭川らーめん むら山

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最初にご紹介するのは「旭川らーめん むら山」です。

昨年最も注目されたお店のひとつと言っていいのではないでしょうか?
オープン情報が流れて札幌ラーメン業界に激震が走りましたね。

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なぜならここの店主さんは旭川の超有名店、「天金」で長期に渡りその味を作ってきた方。
まさに旭川の名店の味をそそまま札幌に持ってきちゃったって事ですものね。

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オープン前から高かった下馬評。

そしてその期待を裏切らない本場旭川の味そのまま!
(※厳密に言えば札幌の方の好みに合わせて、若干味を弱めにチューニングされているとのこと)

豚の甘い香りに魚介の風味・・・。
口の中に広がるそれは「極上の」旭川ラーメンだ。

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藤原製麺のちょっとだけ短めの麺。
水分がやや少なめ(低加水)で、すすった時に気持ちの良い縮れ加減。

スープも麺も私のツボなんですよ(^^

この麺が時間の経過と共にスープを吸って食感も味わいも変化するんだけど、それもまた楽しい。

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旭川ラーメンの三種の神器(?)と言われるシンプルなトッピング。

・ネギ
・メンマ
・チャーシュー

どれもこれも旭川テイスト。

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脂身少なめのモモチャーシュー・・・。
ちょっと固めのこのチャーシューがアクセントとして最高。

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ちなみにライスとの相性もね(^^;
ランチタイムには無料のライスサービスがあるのもありがたい。

ちょっとショッパ目のスープはライスとの相性も抜群!!

ラーメンライスコンシェルジュ(?)的にはかなり上位にランクインするお店です(笑)

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天金の代表メニューはやっぱり醤油なんだろうし、私的にもイチオシは醤油かな。

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でも、この極上スープは塩ラーメンでも美味しいんです!!
塩ラーメンも試して欲しいメニューですよ。

本場旭川の名店の味を札幌で味わいたければ是非一度は足を運んで欲しいお店です。
まさに王道の「正統派旭川ラーメン」が食べられるお店です!

是非ランチタイムはライスと一緒にね(^_-)

【むら山】
住所:北海道札幌市中央区南6条西17丁目2-3
営業時間:11:00~22:00
定休日:木曜日
TEL:011-552-8888

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■くさび東苗穂店

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二軒目にご紹介するのは同じく旭川からの進出。
「くさび」です。

むら山でもオススメは「醤油」と書きましたが、『旭川ラーメ=醤油』というイメージを持っている人も多いんじゃないでしょうか?
確かに旭川の老舗には醤油ラーメンを推しているお店が多いのも事実。

でも実は「ふるき」や「よし乃」などの旭川の老舗名店に代表されるように「味噌ラーメン」が人気のお店もあるんですよ。

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こちらの「くさび」もその一つ。

しかも、味噌だけで5種類もあるってぇからすごいよね。
赤みそ・黒みそ・合わせ・麦みそ・白みそ・・・・。

紅白歌合戦でさえ、紅組を応援するか白組を応援するか悩む筆者。
5種類もあったら選べないじゃないかい(>_<)

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写真は黒みそ。

赤と黒の人気が高いらしいですが、ここはお好みで。
ちなみに私は「ビタミン・生薬を含む」というフレーズに惹かれました(笑)

ラーメンばっかり食べているから健康には注意しなくちゃね!!・・・って手遅れっぽいけどね(^^;

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独特の風味の味噌ラーメン。

もしかすると好みは分かれるかも知れないが、ハマる人が多いのもうなずける。
コクのある。。。というか、強過ぎるぐらいの味噌のコク。

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その個性的なスープに旭川製麺の麺が良く合う。
ちなみにこちらのお店、旭川麺と札幌麺を選択することが可能です。

多分このスープには札幌麺とも非常に合うでしょうね。

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味の良く染みた半熟卵やチャーシューも美味しい(^^)

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個性的な一杯ではあるけど、味噌ラーメン好きなら一度は・・・いや五度は足を運ぶべきかも知れないね。

 

【くさび 札幌東苗穂店】
住所:北海道札幌市東区東苗穂10条3丁目17-43
営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00
定休日:不定休
TEL:011-791-7400

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■風来堂(ふうらいどう)

(※本当は風来堂の来の字は下の写真にある通り「木へん」に「来」の字。マシンによっては表示され無いと思うので省略文字を使用)

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続いて紹介するのはこちらのお店。

実はこちらのお店は2010年11月オープンで、今回紹介する「札幌ラーメン最新事情」のシリーズの中では古めのお店。
(※今回の特集はできるだけ1年~2年のオープン店や新規移転のお店からチョイスするようにしました)

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お店で使われている3種類の麺を見てもお分かりの通り、厳密に言えば「旭川ラーメン」のお店とは言えないかもしれない。

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でもどうしても紹介したかったお店でもある。

写真は「中華そば・醤油」。
この一杯が実に旭川ラーメンをしているんです(^o^)

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動物系のスープに魚介の風味・・・。

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そしてこの低加水のパツンとした食感の麺。

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店主さんは旭川の有名店で札幌にも進出している「山頭火」出身ということもあるのでしょうね。

間違いなく旭川系のテイストを感じる一杯。

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動物系の旨味と魚介系の旨味が重なり合う一杯は、初めて食べる人でも「どこか懐かしい気持ち」になるかも知れません。

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ちなみに、コチラのお店、「濃厚塩つけめん」や「百年前の中華そば」、今の時期限定の「冬坦々」などオンリーワンでユニークなメニューも揃っています。

どれもこれも美味しいから困ってしまう(笑)

旭川テイストを味わうか、新しい味わいを楽しむか・・・。
優柔不断な私は券売機の前に到着するまで・・・・いや到着して券売機の前でさえ毎回悩むのでした・・・。
 

【麺 風来堂】
住所:北海道札幌市豊平区豊平8条9丁目3-20 三信ビル 1F
営業時間:11:00~19:00 ※スープがなくなり次第終了
定休日:月曜日
TEL:011-598-0028

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■ラーメン桜香(おうか)

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最後にご紹介するのは「桜香(おうか)」というお店。

オープンしたのは昨年の10月とかなり新しいお店。

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店主さん曰く「自分の好きなスープと好きな麺を組み合わせたら旭川っぽいラーメンになった」とのことなので、旭川ラーメンの括りに入れるにはちょっと抵抗がありますが・・・。

今回は「旭川テイストを感じるお店」も含めて括っておりますので、ご紹介させていただきます。

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特徴的なのがこのスープの脂の旨味。

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むら山でもそうですが豚肉の脂の旨味を上手く引き出した、クセになる甘みなんですよね。

かなり多めに浮かぶ脂はカロリーが高そうな予感ですが・・・ハマるタイプの甘さなんです(^^;

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ストレート麺との相性も抜群。

やや加水率低めのパツッとした食感はやっぱり旭川テイストを感じちゃいます。

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ゆで卵のサービスもありがたい!

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旭川ラーメンと言えば、脂身の少ないやや固めのしっかりしたモモチャーシューを使うことが多いけど、こちらのお店はトロリとした柔らかい食感。

あくまで私の個人的な嗜好の問題だけど、ここにしっかり歯ごたえのチャーシューが入っていたら、ライスを注文せずにはいられなかっただろうな・・・。

ライスの追加注文を回避できたので、なんとなくセーフ・・・。
いや、摂取した脂の量を考えるとやっぱりアウトかな(^^;

 

【桜香】
住所:北海道札幌市中央区南1条西14丁目
営業時間:11:30~15:00 17:30~21:00
定休日:日曜日 ※不定休
TEL:011-231-4788

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『札幌ラーメン最新事情2013』の4回目いかがでしたか?

ここではとても紹介しきれないほど多くの旭川ラーメンや旭川テイストなラーメンのお店がまだまだあります。

特集の第一回「ワンコインラーメン」の際にもご紹介した「ふくや」なんかもそうですしね!

黄色くてやや太目の縮れた札幌麺もクセになりますが、旭川の細めの加水率低めの麺もこれまたクセになりますよね。
ここへ来て新しいお店もどんどん登場していますので、是非ご自身の舌で好みのお店を見つけてください。

~~~~

弊社のサービス「札幌謹製 屋食ラー麺」のサイトでは、札幌だけじゃなく「旭川の梅光軒」「函館の麺屋ゆうみん」など地方の名店の味も楽しむことができます。

中々お店に足を運ぶことが出来ない方、ご自宅でお店の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

屋食ラー麺ロゴs.jpg

屋食ラー麺のサイトはコチラ!

2013/02/08 11:57札幌コメント(3)


2013/02/01[この記事のエリア] 札幌
札幌ラーメンの新潮流は「あっさり系ラーメン」にあり!

『札幌ラーメン最新事情2013』の今週は3回目です。

今回のテーマは「あっさり系ラーメン」にスポットを当ててみたいと思います。
本日も「札幌ラーメンコンシェルジュ」こと大石がご案内役を務めさせていただきますm(_ _)m

 


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『札幌ラーメン=油が多く、こってり』というイメージを持つ方が多いかも知れませんね。

確かに味噌ラーメンならガツンとニンニクやショウガが効いていて、醤油ラーメンならいわゆる「札幌ブラック」と呼ばれる黒に近い醤油色・・・。

どちらも北国の気候風土から生まれたやや濃い目の味わいを連想する人も多いはず。

脂多めのスープは冷めにくく、冬には特に最高ですよね(^o^)

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(写真は麺屋マルニの醤油ラーメン。実は色は真っ黒なスープだが、南茅部産の昆布がたっぷり使われており、味は非常にマイルド)

でも実は札幌の端麗系のあっさりスープも高いレベルにあることをご存知ですか?

透き通ったスープ・・・・中でも特に今回は「端麗系醤油ラーメン」を中心にご紹介したいと思います。

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■コクミンショクドウ K-shock!

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最初にご紹介するのは今年の1月中旬に移転オープンしたばかりの「コクミンショクドウ」です。

新川の人気店「国民食堂」がここ太平に移転して早くも話題を集めております。

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こちらのお店は「ごまから麺」という辛くてややこってり系のラーメンや「魚介パンチAKR」といった、パンチの効いた旭川系ラーメンなんかも提供しておりますが・・・。

やっぱり真骨頂は「あっさり系」メニューでしょう。

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個人的にイチオシなのが、このしょうゆらーめん(白)です(^^)

見てくださいな、このスープの色・・・。
塩ラーメンじゃないんですよ!!
これでもれっきとした「醤油ラーメン」なのです。

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口の中に広がる鶏の旨味・・・。
「あー・・・鶏のスープってこんなに美味しいんだ・・・」

あらためてそう思ってしまう美味しさ。

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メンマじゃなくタケノコを使っている工夫も面白いですね。

昔から鶏の旨味の引き出し方には定評があった店主さん。
移転して非常に繁盛しているご様子で、もしかしたらスープの味も雑になっているんじゃないか・・・。
なんて不安がちらりと頭をよぎったけど・・・・。

とんでもない!!

数段レベルアップした印象のクリアで奥深いスープにびっくり(*o*)

丁寧に丁寧に下処理をして、火加減にも細心の注意を払わないとここまでのスープは取れないと思う。

あらためてその実力に脱帽。

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健康のためできるだけスープを飲み干さないようにしているのだが、ここのスープを残すなんて、私には絶対無理だわ・・・。

このスープを飲み干さずに我慢できる人は相当意思が強い人だと思う(-o-)

 

【国民食堂】
住所:北海道札幌市北区太平4条3丁目3-3 ノースリバービル 1F
営業時間:11:00~15:00 18:00~20:00(木曜日~月曜日)
定休日:水曜日
TEL:090-2053-9510

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■らーめん千太

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2軒目も「移転」したばかりのお店です。

お店の名前は「らーめん千太」。
中央バスターミナルの地下にあった知る人ぞ知る名店でしたが、2012年3月に惜しまれつつ閉店。

私も非常に残念に思っていました。

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ところが、2012年11月、「らーめん千太復活」というニュースが飛び込んで来ました(^^)

嬉しい!!

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鶏の旨味と煮干の旨味をじんわりやさしく引き出したそのスープ。

二日酔いの時には随分お世話になりました(笑)

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見て!このクリアなスープ(^^)
写真撮影の技術は無いけど、それでもなんだか美味しさが伝わってきませんか?

一番人気は塩ラーメンだと思うが、個人的にはここの醤油も是非食べてもらいたい!
旨味の出たスープにほのかな醤油の懐かしい香り・・・細胞一つ一つに染み込む感じなんですよ。

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細めのストレートの麺がこれまた相性抜群!

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スープが残り少なくなったところで是非試してもらいたいのが以下です。

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その名も「〆メシ」です!

ご飯にチャーシューに海苔にネギ・・・。

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残りわずかのスープにこれらを投入すると・・・。

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「至福」の一言です(^_^)

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健康のためできるだけスープを飲み干さないようにしているのだが・・・って、あれ?
前の「コクミンショクドウ」でも同じことを書いていたね(^^;

〆メシを頼むと必然的にスープも一滴残らず飲み干すことになっちゃうんだけどね。

悔いはなし!!です。

 

【らーめん千太 】
住所:北海道札幌市豊平区平岸3条9-9-18
営業時間:11:00~16:00(※スープが無くなり次第終了)
定休日:月曜日
TEL:

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■雨は、やさしく

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最後にご紹介するお店はコチラ。
店名は「雨は、やさしく」。

およそラーメン店の名前とは思えないような詩的なネーミングですね。

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畑仕事が好きな店主さん。
雨によって作物が生育していく姿に感動し、感謝の気持ちを持っている・・・というのがネーミングの背景らしいですね。

さて、ここのイチオシメニューは実は味噌ラーメン(^^;

味噌ラーメンと言ってもそんじょそこらの味噌ラーメンとは一線を画すものなんです。

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そもそもコチラのお店、実は動物系スープを焚いていないんです!!

店舗の上が住居となっており、その方とのお約束とかで動物系スープが焚けないという・・・。
普通に考えると「ラーメン店としては致命的な立地」ですよね。

ところが、この店主さんはそれを逆に自分に課したテーマとして捕らえたようで、
「動物系スープを使わずに美味しいラーメンを作る!」
と決意。

魚介を中心に昆布や椎茸など様々な素材を組み合わせて見事なスープを作りあげてしまったんですよね。

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で、味噌に関してはどうしても「動物系のコクを加えたい」ということから生み出されたのが、外の看板にも書かれている「白肝ペースト」なるもの。

これは鶏のレバーや玉ねぎなどから作られたオリジナルのペーストらしいですが、コレを溶きながら食べると、深みやコクが増して、すばらしい味噌ラーメンに変身するんです!!

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ということで、このお店の味噌ラーメンに関してもっと語りたいところですが・・・。

今日は私が「醤油ラーメン縛り」というテーマを自分に課してしまったので、ここからはこのお店の醤油ラーメンの美味しさを語っていくことにしよう(苦笑)

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先に書いた通り、動物系のスープを焚いていないこの醤油スープ。

下手をすると蕎麦かうどんのスープになってしまうところ、鶏油(チーユ)を使うことで、実に上手く動物系のコクをプラスし、美味しいラーメンスープに仕上げている。

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細くてストレートの麺との相性も抜群。

茹で時間は数十秒と短く、その分パツッとした食感・歯ごたえが心地よい。

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大葉だったり、一番出汁を引いた後の昆布とゴマのペーストだったり、独創的な具材もこのラーメンを守り立ててくれているのだが・・・。

何より驚いたのがこの長い具材。

最初メンマかと思ったら、なんと牛蒡(ごぼう)(*o*)

ラーメンに牛蒡?そんな違和感も最初の一口で消し飛んだ。
歯ごたえのいい食感と優しい味付けはこのラーメンには欠かせないアクセントになっている。

オープンして間もないお店ながら、色々と可能性を秘めたお店であることは間違いない。
これからも目が離せない一店です(^^)

 

【雨は、やさしく】
住所:北海道札幌市厚別区大谷地西3丁目3-3
営業時間:11:00~15:00 17:00~19:30(土・日・祝は通し)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業/翌日休)
TEL:011-895-0607

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ということで「札幌ラーメン最新事情2013」はあっさり系ラーメンにスポットを当ててみました。

出張で東京に行く機会も多い筆者、最近は歳のせいもあり「あっさり系」のお店を中心に食べ歩いています。

確かに首都圏で話題になっているあっさり系ラーメンは美味しいお店が多いです。
でも、そんな中、感じるのは「札幌のあっさり系ラーメンも美味しいのに・・・もっと観光客にも食べてもらいたいなぁ・・・」というジレンマにも似た思い。

観光でいらっしゃる方はどうしても「こってり味噌」に食指が動くのもわかりますが・・・。
『札幌のあっさり系ラーメンだって全国トップクラスなんですよ!』
とあえてアピールしておこう(^o^)

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さてさて、今週もまたCMさせてください(^^;

当社で「お土産ラーメン」の販売を開始しました(^o^)
北海道産の小麦で作った乾麺は生麺に近い食感で風味も豊か。

道産昆布の「どこか懐かしいラーメン」を連想させる昆Boo!ラーメン。
道産ホタテの「コクのあるホタテ独特の旨味を生かした」ホタテがいーネ!ラーメン。

パッケ.png

こちらも本日のテーマ「あっさり」にぴったりな商品です。
素材にこだわった分、ちょっと値段はお高めですが、その分、味には自信アリの商品です(^^;;

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ちょっとふざけたようなパッケージにも見えるかも知れませんが、味に関してはじっちゃんの名にかけて・・・じゃなく、ラーメンコンシェルジュの名にかけて・・・というとちょっと大げさですが、北海道の素材にこだわり、いたって大真面目な味作りをしたつもりです(^^;

あっさりラーメン好きの方、是非一度食べていただけたら嬉しいですm(_ _)m

取り扱い店・試食販売他、詳細はコチラをご参照ください。

2013/02/01 11:54札幌



札幌ラーメンコンシェルジュ 大石 敬

Profile

[ 名前 ]
札幌ラーメンコンシェルジュ 大石 敬

[ 職業 ]
株式会社えぞキッチン代表取締役

[ 自己紹介 ]
株式会社えぞキッチン代表取締役。札幌市内の人気店のラーメンを急速冷凍して宅配するサービス『札幌謹製 屋食ラー麺』http://yashoku-ramen.jp/を運営する傍ら自社ブランドのオリジナルのラーメンなどの開発も行っています。お店とのネットワークや食べ手側のネットワークを活かし「札幌ラーメンコンシェルジュ」としてTVの情報番組などにも時々顔を出しています。実は(株)えぞキッチンは『食』だけじゃなく『IT』や『デザイン』も積極的に取り組んでいるのですが、ラーメンばかり注目されるのが少しもどかしかったりもする今日この頃・・・(笑)


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