千石涼太郎の「道人紀行」
人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。
出版
- 2014/09/23
- らんこし作家デビュープロジェクトアドバイザー就任記念講演
蘭越の若者(といっても初期中年ですw)が、町おこしのために考えたユニークな企画。
すでに何十人も作家デビューしているので、
いまさら講演会をしたところで、10人も集れば・・・と思っていたのだが、
ふたをあけたら30人ほどの人が集っていた。
恐るべし蘭越。
いや、蘭越だけではないようだ。
和やかな雰囲気ではあったけれど、気合を入れて「本を出版する」という意味、方法論を話した。
楽しいことだけれど、そのためには、きちんとした設計図が必要であること。
調べないといけないこと。
確認しなくてはいけないこと。
そして、それが自分の人生を振り返ることになり、町おこしになること。
いろいろと話をした。
アミューズメントメディア総合学院の講師だったころも生徒に話をしたことがあるが、
やる気のある音なの前で話ができるのも楽しいものですな。
いい作品、期待しています!
2014/09/23 14:35
- 2014/09/20[この記事のエリア] 札幌
- 『竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語」新発売!
わたしが十代のころから、憧れの存在であり、目標としてきた偉人といえば、
本田宗一郎と竹鶴政孝という二人のパイオニアだった。
道程の文句ではないが、「僕の前に道はない僕の後ろに道は出来る」という生き方に、
漢(おとこ)を感じたのである。
物書きになってサントリーの仕事をしたこともあり、
いつか書いてみたいと思っていた竹鶴の物語。
チャンスをいただき、いざ本格的に取材を進めて行くと……
予期せぬ弊害があり、ゴールまで何度か息切れしそうになった。
健康上の不安が増し……思うように動けなかったこともある。
しかし、最終的には類書を読んだ人たちも、「なるほど、本当はこうだったのか」と、
腑に落ちる内容になったはず。
過剰な演出をすることなく、竹鶴さんとリタさんの人生を描いた拙著。
どうかお手にとってくださいませ。
竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語
2014/09/20 16:00札幌
- 2014/08/14[この記事のエリア] 小樽・キロロ・積丹
- 竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語 9月20日発売!
昨年の秋にリターンズを出して以来、1冊も本を出さなかった。
この1冊にこの1年をかけてきたからだ。
竹鶴さん夫妻のことはすでにある程度の調べがついていたのだが、資料として読んでいた本には、
事実と違うことが書かれ、とてもノンフィクションとは言えないものもあり、
事実確認の膨大な時間がかかった。
裏をとり、彼らの思いを全身で感じ、竹鶴さんの世界にどっぷりと浸かった。
この本を書いた動機などは、実際に本書を手に取って読んでいただくとして(9月25日の発売)、
今日は、少しだけ、わたしの取材の様子を写真でお見せしよう!
広島県竹原市の竹鶴酒造(小笹屋竹鶴)。
竹鶴政孝さんの生家。だが、実家ではない。そのあたり事情は本書をお読みください)
大日本果汁(ニッカウヰスキーの前身)の設立に大きく関わった芝川ビル。
そして、竹鶴さんが造って、工場長を勤めていたサントリー山崎工場。
ほかにも、竹鶴さんとリタが住んでいた大阪の家があったところなど、
訪ね歩いたことも本書には書いてある。
本書を読んで、余市に行こう!
わたしはみなさまに、そうオススメしたいのだ。
9月20日、双葉社から発売!
(東京は19日、全国発売は20日の予定です)
全国書店でご予約ください。
ネットからの予約は、e-honネットとセブンネットではじまっています。
2014/08/14 10:06小樽・キロロ・積丹
- 2014/06/07[この記事のエリア] 札幌
- 粋に食べたい「祭寿司」
ある仕事の取材で、以前から気になっていた狸小路市場の立ち食い寿司、祭寿司へ。
まわらない寿司は久しぶり。w
写真を撮るのがメインの仕事なのだが、
話を聞くのはもはや習性なので、あれこれご主人と話をした。
いやあ、面白い!
ジョークを飛ばすとかではなく、へえ、そういうことで寿司屋やってるんですか〜!?という話が興味深いのだ。
いろいろ食べたのだが、取材用の写真は載せられないので、取材終了後につまんだ寿司を。
ヅケは握りじゃなくて、手巻き。海苔に自信があるからようだ。
ヒモって、なんのヒモ? と思って頼んだら、そこは北海道。
赤貝ではなくホタテだった。
このネタだけ見ると、工夫があるな・・・くらいだが、全般にネタが大きいのが特徴。
回転寿司みたいな価格ではないが、リーズナブルでネタがいい。
ホッキやホタテなどの貝類や、ニシンやコマイの子といった北海道らしいネタがオススメ。
浴衣でもきて粋に、6,7カンつまんで、さっと次の店へ。
そんなことをやってみたいなあと思うのであった。
2014/06/07 11:36札幌コメント(2)
- 2014/05/07[この記事のエリア] 小樽・キロロ・積丹
- 憧れのマッサン ニッカ余市蒸留所
男が憧れる男。私にとっては本田宗一郎さんと竹鶴政孝さんが、その人である。
作家なら、漱石や鴎外といった文豪を口にするべきなのかもしれないけれど、
男のロマン、壮大な夢を努力とセンス、才能や運を味方につけて成し遂げたこのふたりに、
憧れてしまうのだ。
とくに竹鶴さんは北海道を愛してくれた郷土の誇り。
なんどとなく拙著にも彼の話を書いてきたけれど、いよいよ思う存分書くチャンス!
というわけで、余市詣での日々を送っている。
はじめて、ガイドによる案内というのを体験した。
わかい女性の案内……若くなくても男性でももちろんいいけれど、
やっぱり若い女性が話をしてくれたほうが熱心に聴けるいうか、
耳に入ってくるのでいいですな。
ニッカは今年80周年。竹鶴生誕120周年。
たくさんのボトルが並んでいるのを見て、自分の人生を振り返るのであった。
無料試飲。
3種類、つまり3杯まで飲めるのだが、アップルワインは、若いころ射的で落して(爆)、
散々飲んだので、余市と鶴をいただいた。
水割りの美味しい作り方など教えていただいたけれど、
ストレートでいただいてから、ちょっとだけ割った。
そして、チェイサーに炭酸水。
口のなかで炭酸がはじけて、ウイスキー香りがスッと鼻に抜け、
後口もさっぱり。こういう飲み方も悪くないしょ? 竹鶴さん。
竹鶴さんに挨拶してから、ニッカウヰスキー余市工場をあとにするのであった。
それにしても、ここは記念写真が撮れるように、三脚があちこちに置いてあるし、
受付のお姉さんも感じいいし、ホスピタリティ・マインドを感じるなあ。
きっとリタさんのマインドを受け継いでいるに違いない!
2014/05/07 09:07小樽・キロロ・積丹