千石涼太郎の「道人紀行」
人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。
- 2015/09/19[この記事のエリア] 札幌
- 映画「帰っておいで」
作家、喜多由布子の作品を彼女のお嬢さんが意志を継いで映画化した作品「帰っておいで」。
縁あってお名前は存じ上げていたけれど、どんな作品を書いていらしたかも知らずにいたわたし。
けれども、その映画の主演は、northwaveでパーソナリティをしていた奥かおるさんということで、
これは行かねば!と思っていたら、他の方からもお誘いを受け、上映に足を運んだ。
手作り感のある映画には、知った顔も映り、他の観客とは違うところでウケてしまったりもした。
武知拓杜さんの演技に、最初はハラハラさせられたりもしたけれど、
次第に、それがなんとなく初々しく感じられてきた。
すすきのを舞台にしているけれど、青春映画のような、そんな気持ちにもなった。
批評が大好きな映画ファンはあれこれいうかもしれない。
でも、わたしは見に行ってよかったと思う。
ひとりの作家として、亡くなったあとに、その娘さんが切望していた映画化に挑み、それを支え、応援して作った映画。
作った方々の心意気を感じたのだった。
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2015/09/19 10:10札幌