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千石涼太郎の「道人紀行」

人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。



2014/08/12[この記事のエリア] 稚内・留萌
北海道のそば 魅力発見モニターツアー レイクハウスしゅまりない

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 手打ちそば体験が終われば、当然、茹でて食べることになる。
 我々はその会場でもあり、この日の宿泊場所でもあるレイクハウスしゅまりないへと向かった。
 
 朱鞠内湖といえば、イトウの聖地。
 若い頃行った、新潟の奥只見湖がイワナの聖地であるように、
 我々アングラーにとっては憧れの地。
 ロッドを振れないのは、とても辛いことではあるが、今回はそばツアー。
 我慢、我慢・・・・しとししとぴっちゃん大五郎である。(意味がわからない人はお父さんに聞いてください)

 

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 館内にはダブルハンドのフライロッドが。
 フライもやらないわけじゃないが……うーん、楽しそう!
 
 いや、今回の目的はそばである。
 宿自慢のダッチオーブン料理をいただいたあとは、みんなで自分が打ったそばと、
 仲間が打ったそばを食べ比べとあいなった。
 
 

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 切り方には性格がでる。
 慎重に等幅に切る人。乱暴に切る人。細く切る、太く切る…いろいろあって楽しい。
 蝦ちゃんの丁寧な仕事に感服するのであった。


 

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 わたしはというと、中太にするつもりだったが、二割ほど若干太い。
 最後になって腰がヘトヘトになり、乱暴になった結果だ。

 味はまあまあ……とはいえ、打ち手としての収穫はあった。

 

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 夜のそば畑を見に行くことになった。
 案内役はイトウ女子の黒田さん。
 超メジャーな水族館勤務を辞めて、幌加内に移住した淡水魚大好きな彼女。
 そばの話じゃなくイトウの話をしてすみません・・・・といっていたけれど、
 わたしは思い切り、喰いつてしまった。 
 


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 かなりブレブレだけど、月明かりでこんな感じに見える。

 
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 月や稜線を重視にしたら、そばが写らなかった。
 三脚がないと難しいな。

 

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 夜、お酒を飲みながら、宿主の中野さんたちと語り合った。 
 ウイスキーの話をしたり、イトウの話を聞いたり。
 その昔、アウトドア雑誌の編集長だった私は、こういう人たちを見て、
 本当にうらやましく思っていたことを思い出した。

 朝8時。出発の時間。
 見送りをしてくれた中野さんと黒田さん。
 最高の笑顔。
 
 バスが見えなくなるまで手を振ってくれるに違いない。アワグラスのように‥…。
 わたしは座席から通路に出て、彼らが見えなくなるまで手を振った。

 久しぶりに、また泊まりたいと思う宿ができた。
 ちょっとばかり遠過ぎるけれど、行きたくなる環境以上に、
 また会いたいと思う人がいるというのは、大きなことだとあらためて思うのであった。
 

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2014/08/12 13:04稚内・留萌



千石涼太郎

Profile

[ 名前 ]
千石涼太郎

[ 得意ジャンル ]
旅行

[ 職業 ]
作家・エッセイスト

[ 自己紹介 ]
児童書の編集、アウトドア雑誌の編集長等を経て、地方文化や県民性を盛り込んだ紀行文やエッセイ等の執筆活動へ。人生相談や自己啓発、地域振興や教育の分野での活動にも邁進中。いまの悩みは4年前に愛する故郷・北海道にUターンしたことで「北海道に帰る楽しみ」がなくなったこと。小樽ふれあい観光大使のほか、最近はジンギスカン博士としても各地域で活躍中。「やっぱり北海道だべさ!!リターンズ」など著書多数。
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