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千石涼太郎の「道人紀行」

人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。



2013/08/21[この記事のエリア] 日高・えりも
サラブレッドとバケツジンギスカンin門別

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 日高町主催の「馬産地 日高町 日帰りバスモニターツアー」に参加した。
 普段は絶対に入れない競走馬のせり市場や調教施設におじゃまできるということで、なんとしても参加しなくては!と意気込んだのだ。いまは競馬から離れているとはいえ、物書きになった当初、競馬で必要経費を稼いでいたくらいある意味、ちょっとのめり込んだ世界。ホーストレッキング体験でますます馬が好きになったこともあり、わくわくしながらの旅である。


 札幌駅北口の鐘の広場で受付を済ませ、BANKEI BUSで一路、門別へ。
 時間はわずか1時間30分。
 黒毛和牛や馬が見えてきた。

 

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 まずは、ダーレー・ジャパンという優秀な種牡馬を飼っている牧場へ。
 ここは世界中で競走馬の生産、育成及び種牡馬の繋養を行っているダーレー・グループの日本法人。
 オーナーはだ〜れ〜? と思ったら、なんとアラブ首長国連邦の首相で副大統領、ドバイの首長でもあるシェイク・モハメド氏なんだとか。

 
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 種牡馬を何頭か間近で見せていただく。
 そのなかには、アドマイヤムーンやディープスカイといった馴染みのある馬たちも!

 途中、ウイリー(?)したがる馬もいて、おお! フェラーリだ!と心の中で思うが、
 恥ずかしいので口には出さない。(笑)



 その昔、一口馬主になろうかと随分悩んだことがあったのを思いだし、
 もしやっていたら、人生が変わっていたかもなあ……と。



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 厩舎から顔をだしてくれためんこちゃんたち。  
 500キロくらいあるサラブレッド。でも、めんこいんだよなあ。 
 ふと先代の円楽師匠を思い出したのであった。(笑)


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 つづいて、「とねっこの湯」に場所を移して、道新スポーツの山田記者による競馬塾。
 競馬ライターから、馬を追いかけているアマチュアカメラマンもいれば、
 馬券を買ったこともない人も参加しているモニターツアー。
 どこに焦点を合わせて解説したらいいのか……ご苦労されたに違いないが、
 楽しい雰囲気のセミナーとなった。


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 ランチはカレーの食べ放題。
 なぜカレーなのか? おそらく40人近い団体に対応するための策なのだと思うのだが、
 ホッキカレーじゃないけれど、地元産のツブが入っているとか、
 日高昆布のだしが効いているとか…‥…なのかほしかった。

 とはいえ、知らない人たちと一緒に家庭でつくるカレーのようなカレーを食べると、
 雰囲気はよくなるのであった。



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 食事のあとはせり市場へ。
 市場内は撮影禁止なので、写真はない………その代わり、この目でしっかりと見てきた。
 たまたま人気がない馬がせられているところを見ただけなのかもしれないが、
 買い手が付かないほうが多い状態。

 お金に固執するタイプの人間じゃないけれど、「嗚呼、お金があったらなあ」と思うのであった。

 


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 続いて屋内調調教用坂路へ。
 ウッドチップの上をちょっとダッシュさせていただく。
 運動できる服装でくるべきだった!と後悔。(笑)

 ここを合わせ馬と一杯に走るサラブレッドを見たら、感動するだろうなあ。
 と、必死に走っている姿を妄想。(笑)
 


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 続いて、門別競馬場へ。
 一度来てみたかった競馬場。ついに、北海道教開祖、降臨である。(笑)

 
 競馬場の雰囲気が抜群にいい。
 新潟競馬に行ったときに感じたあったかい感じに似ているが、もっとゆったりとしている。
 中山や府中にはない空気。

 馬主席が、あれれ?というほど、普通だったのには驚いたけれど。
 たまりませ〜ん!

 


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 5 7 8番しかない……と思いつつ、それでは馬券的に面白くないので、
 ほぼ全レース「出遅れ」の3番が万が一、出遅れなかったら、ありか!?と期待してボックス。

 したら、5番が出遅れたのに、5,8.7の着順。
 アハハハハ……というわけで、2レース遊んで、両方とも2着、3着というありがちな結果。
 ビール代を稼げなかった〜!



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 とはいえ、夕食は「門別競馬場名物 バケツジンギスカン」である。
 ビールなしはありえんでしょう!?
 というわけで、いきなりビール2杯を買い求めるわたくし。
 
 (売店がちょっと遠いので)


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 どういうわけか、我がテーブルは私と女性3人という組み合わせとなっていて、
 とっても和気あいあいとした雰囲気……。
 ちょっとだけジンギスカンの発祥や、バケツジンギスカンについて、語ってしまうわたくしであった。(笑)
 
 次回は肉女たちと来て、本気食いしよう。(爆)

 


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 門別競馬場にはジンギスカンを食べるスペースがたくさん!
 ほかの食べ物も美味しいらしい。
 札幌駅からバスで1時間半……いままでこなかったことを後悔するのであった。



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 旅も終わり、札幌駅で解散。 
 バスに同乗していた日高振興局皆様、ツアーを催行したわくわくホリデーさん、お疲れさまでした。

 ワインツーリズムでバスに乗っていたころ、
 こうしてお客様に頭を下げてお見送りをしていたことを思い出したのだった。
 

 
 

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2013/08/21 07:54日高・えりもコメント(2)


コメント一覧

byyukky

楽しまれた一日でしたね!
門別競馬場へは、レース期間中毎日札幌駅から無料シャトルバスが出ているし、場内に入ってもけっこうタダで遊べるし、お馬さんはかわいいし、なにしろ職員の方達の一生懸命さが伝わってあたたかいのが大好きです。
もっともっと、広くいろんな方に知っていただきたい、北海道の有力観光スポットです!

2013/08/21 09:49

by千石涼太郎

yukkyさま
盛りだくさんの1日でしたが、とくに門別競馬場は、いままで行かなかったのはもったいない!と思える場所でした。久しぶりに未勝利戦を見て、こういう楽しみ方もあったなあ、忘れてたなあ‥…としみじみ思いました〜!

2013/08/21 10:37




千石涼太郎

Profile

[ 名前 ]
千石涼太郎

[ 得意ジャンル ]
旅行

[ 職業 ]
作家・エッセイスト

[ 自己紹介 ]
児童書の編集、アウトドア雑誌の編集長等を経て、地方文化や県民性を盛り込んだ紀行文やエッセイ等の執筆活動へ。人生相談や自己啓発、地域振興や教育の分野での活動にも邁進中。いまの悩みは4年前に愛する故郷・北海道にUターンしたことで「北海道に帰る楽しみ」がなくなったこと。小樽ふれあい観光大使のほか、最近はジンギスカン博士としても各地域で活躍中。「やっぱり北海道だべさ!!リターンズ」など著書多数。
執筆、講演のご依頼は、こちらからお願いします。


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