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千石涼太郎の「道人紀行」

人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。



2013/05/22[この記事のエリア] 日高・えりも
犬旅はシルバーフォレストで優雅に

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 ゴールデンウィークにお出かけらしいことができなかった。
 愛犬ヤムヤムをドッグランにも連れていけなくて、可哀想……というわけで、
 体調がいまいち回復しない状態ではあったけれど、
 予定通り、日高に向かった。

 まずは、ランチということで、苫小牧の「つなしま」で蕎麦。
 もりは550円。大盛をいただく。(200円増しだったような)

 家庭的で懐かしい感じの蕎麦。
 こんな蕎麦を昔、私も打っていたっけなあ‥…と思う。

 

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 苫小牧といえば、マルトマとヨイトマケである。
 というのが、北海道好きの旅人の認識なのだが、実は三星本店には縁がなかったわたくし。
 かあちゃんのためなら、円やコーラ(笑)というわけで、
 本店へ行ってみた。

 自分でお茶を入れて飲めるコーナーもあるのですな。
 時間のあるときに試してみたい!

 

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 道の駅むかわで休憩。
 体調がよければ温泉に入りたいところだが、湯冷めしてはもともこもないので、
 トイレだけ・・・と思っていたら、
 むかわ出身でノーベル賞を受賞した鈴木章先生のギャラリーが!
 というわけで、ちょっとのぞいてみる。

 

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 おお!
 驚き! というより、感動です! 

 ニューロタン、ディオバンって、鈴木先生のクロスカップリングとやらで誕生したんですか!!!
 ありがとうございます。わたくし、両方ともお世話になっております。
 感謝、感謝でございます。

 

 

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 鵡川に寄りながら、シシャモを食べないという荒技に出た我々のは、
 二十軒道路を目指した。
 さくら祭りの最終日なのだ。

 本来なら、おい、さくら、あんちゃんはなあ・・・と寅さんの真似をするところだが、
 二十軒道路に入り、渋滞にはいると、体調がすぐれず、徐々に弱っていくのであった。


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 が、しかし、上記のような小さな建物を見て、
 なんだあれは! トイレか!
 とテンションがあがり、通過するたびに、
 中をのぞき込む。

 あった! アサガオが見えたぞ!(笑)
 

 

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 二十軒道路は渋滞。駐車場も止められるかどうかわからない。
 なので、中間地点で離脱する。

 ここを楽しむなら、少し離れたところに駐車して、
 自転車で走るのが一番いい楽しみ方であることを実感した。
 いつかリベンジしよう!

 

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 ドッグランを併設している宿に入る前に腹ごしらえ。
 例のごとく、朝食のみのプランをお願いしているからなのだ。
 
 日高といえば、つぶ。マツカワも食べたい!
 でも予算は抑えたい・・・・というわけで、回転寿司をちょいす。

 美味しいネタもあるにはあったけれど、室蘭店と比べると、うーん、どうでしょう‥…。
 

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 というわけで、ちょっと残念な気分になったので、
 イオンに寄ってちょっと肴を買って宿に向かう。
 
 今回、お世話になったのは、シルバーフォレスト
 犬可の宿ではなく、犬歓迎の宿だ。

 犬可・・・というだけはなく、犬を愛している宿主のところに行きたい!
 それがヤムヤムのためだと思うから。
 

 

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 迎えてくれるたは、支配人から専務理事に昇格したというボーダーコリーのクレアちゃん。
 今回、どこの宿に行こうかと思っていて検索しまくったとき、
 この子に会いたい! ヤムヤムを会わせてあげたい!というのは、
 宿選びのひとつの理由だったのだが、さすが看板犬、お行儀もよく、とってもいい子。
 頼むよ、ヤムヤムの相手をしてくれや〜と心のなかで駄洒落をいうわたくしであった。(笑)

 
 

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 ヤムヤムが楽しそうにしていると、なんとなく体調もよくなるから不思議だ。
 よし! 今夜から雨らしいし・・・いつドッグランに行く?

 いまでしょう!
 

R0020656.JPGのサムネール画像

 

 というわけで、ドッグランで遊ばせてもらうことにした。
 (ドッグランのマナーについてはこちらどご覧ください)

 ドッグランで、宿主さんのはからいで、バーチちゃんとクレアちゃんが一緒に遊んでくれました。
 まだ中学生くらいなか? 若いバーチちゃんは、大興奮!
 ヤムヤムとたくさん遊んでくれたのだ。

 ヤムヤムは還暦を過ぎているけれど、頑張って追いかけっこして楽しそう!
 いやあ、どっちもめんこうねえ。

 バーチちゃんくらいのサイズが理想かも!? 
 

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 遊んだあとは、お風呂に入って、部屋でゆったりと過ごす。
 普段はダイエットのために食べない肴をつまみながら、
 ちょっと飲んで、だらだらと過ごす。

 ヤムヤムは走り疲れたのか、だらーんとなっている。
 よしよーし。^_^
 

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 とても広い部屋。
 冷暖房もシーリングファンも付いていて、大型テレビに冷蔵庫もある。
 トイレは部屋にはないけれど、廊下を出てすぐ。
 広い廊下はペンションやロッジというスケールではない気がする。

 犬可の施設でこんなに清潔感があって、贅沢な空間は、そうそうないだろう。


 ヤムヤムはいい子なので、ケージに入れる必要はないのだが、
 お風呂や食事で部屋を空けるときには、きちんとケージに入れる。
 万が一、ベッドやテーブルに乗ったりしないようにだ。

 こういう当たり前のことができない飼い主がいると、
 宿がペットを嫌がるようになり、
 犬を連れて旅をする人たちの行動範囲がせまくなる。

 トイレトレーニングができているのは当たり前だが、
 宿にホスピタリティを求めるように、
 客はマナーをしっかりと守ることが求められているのだ。


 

 

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 明け方、雨音で目が覚める。
 やっぱり、雨か・・・・・。

 と思いながら、朝食。
 おお! 暖炉の炎がいい感じではないか!

 農場でとれた玉子や野菜。
 贅沢な時間だ。
 
 予定よりのんびり出発することにした。
 

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 おしゃれな食器に、うーん・・・・女性たちはこういう生活に憧れるんだろうなあ。
 こういう体験を時々はさせてあげたいものだなあ。

 ま、そのためには、まずボロボロの身体を治していかないと。○| ̄|_
 


 シルバーフォレストは蕎麦も出すとのころと。
 しかも、蕎麦を自分で育て、ひきたてを打つのだとか。
 
 ジンギスカンもできるというし・・・・次回は、2泊して蕎麦もジンギスカンを食べたい!
 そして、近所の川で釣りをしよう!

 

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 日高はどこを走っても牧場、牧場。
 サラブレッド街道といわれる路であろうとなかろうと、
 とにかく馬、馬、馬。
 半年ほど、馬券で運転資金を稼いでいたアホ作家は、いまでこそ馬券は買わないが、
 お馬さんは大好きなのだ。

 ついつい見とれてしまう。

 

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 オグリキャップの像がある優駿記念館で記念撮影。 
 あれ? もしかして、さっき見た馬・・・いや、オグリキャップはもういないのだ。
 1990年の有馬記念・・・一緒に楽しんだ後輩も2年前に逝ってしまった。
 天国でオグリに乗ってるかな。

 

 

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R0020692.JPGのサムネール画像 R0020697.JPG


 帰りもやっぱり蕎麦。
 香雪庵で、もりそば600円を150円プラスで大盛をいただく。

 もりは「更科か田舎」とあり、指定しないと田舎がくるシステム。
 更科は基本食べない主義なので、田舎をいただくが、
 江戸蕎麦でいう田舎ではなく、信州上田あたりでいう手打ち蕎麦のイメージ。
 
 最近は素人でも、寸分たがわず正方形の蕎麦を打つが、
 ここの蕎麦は、少々ばらつきがある。
 それをよしとしない人たちもいるけれど、
 私はこれくらいにばらつきがあるは好きなのだ。
 ゆでむらがでて困らない程度の切りむらがあると、食感がいいように思うのである。
 
 蕎麦らしい香りに乏しかったので、新蕎麦の時期に食べてみたくなった。

 

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 道の駅。ウトナイ湖にちょっと寄る。
 農林海産物直売所でアスパラやトマトを買った。
 花の苗はわずかしかなかったが、安いぞ!
 

 

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 ケージに入れて移動しているとヤムヤムが可哀想なので、
 晴れ間を狙って外に出してあげる。

 えこりん村には、犬を散歩させられる農場があるので、立ち寄った。
 まず、わたしのトイレ。(笑)

 おお! 石鹸水、水、そして温風がでる洗面器!
 こういうのいいですねえ。
 公衆トイレは、手を洗っても蛇口を触ったら汚い感じがするけれど、
 これはとってもいいと思います!


 

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 ヤムヤム、眠いのか〜い?
 今回の旅で、ヤムヤムのいい子ちゃんぶりに、調教師(?)千石は、大満足。

 なにが満足かというと、車に積んだケージに、
 「入れ!」といったら、自分でちゃんと入るようになったこと。

 以前は、「病院に連れていかれる!」とか「預けられる!」と思うのか、
 イヤイヤしていたのが、今回は抵抗するどころか、さっと入るようになったのだ。

 またまたヤムヤムが愛おしくなった雨の日であった。

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2013/05/22 09:37日高・えりも



千石涼太郎

Profile

[ 名前 ]
千石涼太郎

[ 得意ジャンル ]
旅行

[ 職業 ]
作家・エッセイスト

[ 自己紹介 ]
児童書の編集、アウトドア雑誌の編集長等を経て、地方文化や県民性を盛り込んだ紀行文やエッセイ等の執筆活動へ。人生相談や自己啓発、地域振興や教育の分野での活動にも邁進中。いまの悩みは4年前に愛する故郷・北海道にUターンしたことで「北海道に帰る楽しみ」がなくなったこと。小樽ふれあい観光大使のほか、最近はジンギスカン博士としても各地域で活躍中。「やっぱり北海道だべさ!!リターンズ」など著書多数。
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