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千石涼太郎の「道人紀行」

人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。



2013/03/31
柳川藩主立花邸 御花  

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 川下りの途中でも見えた柳川藩主の邸宅である料亭旅館・御花。
 憧れの宿である。
 ここから舟に乗って、花嫁が嫁ぐこともあるらしい。
 和の文化と伝統…‥…素晴らしい。

 

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 千石様・・・うーん、こういう立派な案内に書かれるとうれしいやら、恥ずかしいやら。

 

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 3月ということで、雛飾り「さげもん」が飾られていた。
 川沿いにはお雛様、観光施設にはさげもん・・・徹底している。

 小樽雛めぐりも、いつか柳川のようになってくれるのだろうか。

 

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 御花の庭園は凄まじく広い。
 奥の鉄筋コンクリートの建物が宿泊棟。手間が料亭等……宿を見学するだけで観光なのだ。
 
 

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 部屋は二間続きの角部屋にしていただいた。
 リーズナブルなプランなのだが、部屋が空いていたので、いい部屋にしてくれた様子。
 絶景を楽しみながら、快適な時間を過ごす。

 

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 食事は地元の食材を使った料理を選択。
 嫌いなものもきいてくれるので、偏食の私でも大満足!

 小鉢に入っているのは、イソギンチャク、赤クラゲ、めかじゃ(貝)。
 ムツゴロウはなんど食べても、まあそんなに旨いもんじゃない。
 シャコは小樽の方が旨いな。(笑)

 
 

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 くっぞこ=舌平目の唐揚げが、メチャクチャ美味しかった。
 いままで舌平目という魚をあまり評価してこなかったのだが、こんなにも旨いのか!と、
 感激した。

 

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 〆はウナギの蒸篭むし。
 お重がまたなんともいえずいい感じ。
 美味しゅうございました。
 


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 御花には史料館や西洋館など、歴史的な建物や展示品があり、
 それを見るためにやってくる人もいる。
 宿泊プランには、それらの見学チケットも入っているので、足早に見て回った。

 本気で見るなら、1泊だけでは、柳川の町を見る暇がなさそうだ。

 

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 朝食に地元の海苔登場。
 こういうのがうれしい!のだが、焼き魚がサケだったのが、ちょっと残念。
 
 とはいえ、いままで体験したなかでもっとも素晴らしいレベルのホスピタリティであった。
 堅苦しさを感じさせない気持ちのいいおもてなし。
 客室係、食事担当…素敵な女性たちがいきいきと働いていた。
 建物が素晴らしいだけの宿ではないのだ。

 いつかまた……そう思って、御花をあとにした。


 
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 柳川城趾。
 柳川高校のグラウンドの横にある。
 まさに桜の季節だったが、誰もいなかった。
 


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 日本の道100選を見て、柳川をあとに。 
 九州の旅、最終宿泊地へと向かったのである。

2013/03/31 15:16



千石涼太郎

Profile

[ 名前 ]
千石涼太郎

[ 得意ジャンル ]
旅行

[ 職業 ]
作家・エッセイスト

[ 自己紹介 ]
児童書の編集、アウトドア雑誌の編集長等を経て、地方文化や県民性を盛り込んだ紀行文やエッセイ等の執筆活動へ。人生相談や自己啓発、地域振興や教育の分野での活動にも邁進中。いまの悩みは4年前に愛する故郷・北海道にUターンしたことで「北海道に帰る楽しみ」がなくなったこと。小樽ふれあい観光大使のほか、最近はジンギスカン博士としても各地域で活躍中。「やっぱり北海道だべさ!!リターンズ」など著書多数。
執筆、講演のご依頼は、こちらからお願いします。


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