千石涼太郎の「道人紀行」
人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。
- 2012/11/24[この記事のエリア] 札幌
- トーク&サイン会と、その後
もっとも苦手な催しはサイン会なのだが、今回のサイン会で感じたのは、
ある意味、一番の晴れ舞台なのかもしれないということ。
講演やトークショーは、客席とある程度離れているのだが、サイン会はトークをするにしても、
お客様は目の前! みなさんよそ見をすることもないので、常に目が合う!
真剣な顔をしているとちょっと怖いし、ニヤニヤしていると、こっちもニヤニヤしてしまう。(笑)
そんな緊張感(緊張はしないんですけど)が、とっても窮屈に思えていたのだけれど、
今回はなぜか、その緊張感があまり苦ではなく、逆に楽しいくらいだった。
慣れもあるのだが、新婚も友人さんが嫁さんを連れてきて照れ臭そうにしていたのが、
よかったのかもしれない。(笑)
愛犬がお世話になっている獣医さん親子や、脱原発の活動で頑張っていらっしゃる方々や、
仕事仲間に旅仲間、そして逍遙館の仲間もきてくれたし……
15年ぶりくらいに、若い女性の読者さんが増えた実感があったのが、うれしかったりして。(笑)
驚きつつ、感激したのは、網走のフジヤ書店の田中社長が手土産を持って会いにきてくださったこと。
以前から私の本を大事に売ってくださる書店さんとして、よく知っていたのだが、
今年は、ご縁があって網走でとてもお世話になったなかりなのだ。
というわけで、ヘロヘロに酔っぱらって帰った後だというのに、家でカレイの昆布〆で、
もう一杯やってしまいました。(笑)
ありがとうございました!
ニセコからきてくださったHさんからは、トマトのお酒をいただいた。
美味しそうだし、体によさそうなのだ。
ありがとうございます!
三省堂の店長さんは、私が「あまとう」ファンなのをよくご存じで、
マロンコロンと柳月を…‥…とっても素敵な店長さんだと思っていたのだが、
気遣いも素晴らしい! ありがとうございます!
ま、そんなこんなで、サイン会のあとはサイン会にきてくれた千石ギャルズ(爆)を伴って、
打ち上げに行き、そんなにお腹もすいてないはずなのに、
飲んで食って…‥…砂肝が少な過ぎる! これ串1本分もないんじゃねえか!?
と文句を言ったりしながら、楽しい時間を過ごしたのであった。
私のためにサイン会を開いてくださる書店さん、取次さん、そして版元さんがいて、
集まってくださるお客様がいる……なんて幸せなことだろう。
帰りのタクシーのなかで、そう思った。
皆様、本当にありがとうございました!
2012/11/24 12:09札幌