千石涼太郎の「道人紀行」
人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。
- 2012/08/28[この記事のエリア] 網走・紋別・北見・知床
- オホーツクの楽園「網走モニターツアー」3日目
網走モニターツアーの三日目は、あばしりネイチャークルージング 手ぶらで海釣りクルーズ。
小型のクルーザーに乗ったらトローリングしたくなるぜよ!
キャプテン(クルーザーなので「船長」でなくてキャプテンなのだ)いわく、
なぜか今年は近場であまり連れないらしく、能取岬を越えて常呂沖まで向かうことになった。
船酔いを怖がる同乗者たちを尻目に、早くポイントに着きたいぜ!と思うアングラー千石。
ルアーやフライもたしなむくせに、ミートフィッシャーマンなのだ。^^
気分は松方さん!
番組名は「千石オホーツクを釣る」なのだ。(笑)
ロッドは二本。
2人ずつの交代。3人でもなんら問題ないのだが、
ビギナーはおまつり(他の釣り人の糸と糸がからむこと)してしまうので、キャプテンの懸命な判断である。
というわけで、まずは一匹釣り上げて、見本を見せなくては!と、張り切るアングラー千石。
タナを切ると、いきなり一投目から小さなアタリ。
ちょっと我慢して……電動リールのスイッチオン! ノッタはず……。
あっけないくらい簡単に上がってきたので、魚が見えるまで自信なし。^^;
電動は楽だけど、私にはちょっと物足りない。
水深が50m程度なら、手巻きで行きたいぜよ。
揚がったのは、まずまずのサイズのクロガシラ。
キャプテンがいい型だといってくれるが…‥…このあと、本当にいい型を釣り上げる人が現れた!
釣りガールたちも、いとも簡単にカレイを釣る。
酔うこともなく、ご機嫌なのだ。
釣りガールが良型のクロガシラをゲット!
船内のテンションが上がりまくりなのだ。
クロガシラ、マガレイなど釣ったあとは、ポイントを変えて、
ホッケ釣り!
これもなかなか面白い。
実際に釣っていた時間は2時間ほどだと思うのだが、アタリすらない時間はほとんどなく、
ビギナーでも退屈することがないフィッシングであった。
今回は観光ルートのひとつなので、8時に出港したけれど。
やっぱり、釣りに行くなら朝、6時出発くらいでないと……と思ったわけだが、
こんだけ釣れるなら、早起きする必要はないのかも!?
オホーツクは豊かだなあ。
クルージングフィッシングを満喫した我々アングラーが次に向かったのは、ファームイン・アムロファーム。
ランチタイムには、コシの強いうどんを出しているのだ。
美味しいと評判の蕎麦やうどんの場合、蕎麦なら「もり」、うどんなら「かけ」か「ぶっかけ」が、
基本なのだが、冷たいのと熱いのを食べてみたいもの。
というわけで、ざるうどんと、肉うどんを注文。
肉うどんに、椎茸入ってないですよね? と聞いたのだが、椎茸でないキノコが入っていた。
未熟もの! オレ!(笑)
双方とも500円。
(ちなみに大盛は2玉入っているようだった)
御老公一行……でなく、満腹になった一行は、屯田兵上陸の碑を見たあと、 大谷蒲鉾店へ。
地元で長年愛されてきた長天(揚かまぼこ)の製造工程など見せていただく。
東京農業大学生物産業学部食品科学科食品資源開発学研究室と大谷蒲鉾店が
共同開発したという「すりみ入りドーナツ“おさかなクン”」。
網走の名物になるといいな。
北海道にある神社のなかで、一宮は四ヶ所。
姥神大神宮(江差町)、徳山大神宮(松前町)、岩見沢神社(岩見沢)、網走神社(網走市)しかない。
そのひとつ、網走神社に寄らせていただいた。
一八二一(文政四)年から一九七三(明治六)年までに描かれた絵馬。
次回作のネタになったのだ。(笑)
続いてうかがったのは、網走市立郷土博物館。
明治に造られた旧函館博物館にはかなわないが、昭和11年11月に建設、開舘した北海道で最も古い博物館のひとつ。
土器や生物、暮らしなど郷土博物館らしい展示物が並んでいると同時に、
古い洋風建築ならではの魅力を感じずにはいられない……と思ったら、田上義也の設計ではないか!
展示物より建物を見たくなった私……大人なので我慢しました。(笑)
ライトゆずりの田上らしいステンドグラス。
螺旋階段はうまく撮影できるポジションがわからず断念。^^;
我がファミリーも陽気にお出迎え。(笑)
最後に、網走湖荘で温泉に入ったのだが、大雨に振られ、露天風呂は雨天風呂。
でも、釣りで汚れた身体をキレイに流し、
すっきりして、女満別空港に着いたのだった。
楽しかった旅も終わり、札幌に帰ったら現実が待っている。(笑)
そんなことを思いながら、機上の人になったのでした。
案内をしてくださったみなさま、ありがとうございました。
そして、一緒に旅をしてくれたみんな、ありがとう!!
2012/08/28 09:03網走・紋別・北見・知床