ぐうたびTOP > ぐうブログ > スペシャルBLOG 千石涼太郎の「道人紀行」 > HACで行く冬の釧路・阿寒・オホーツク その三


千石涼太郎の「道人紀行」

人生は長い旅。旅の途中で出会った人、風景、食について感じたままに語ります。



2012/03/11[この記事のエリア] 網走・紋別・北見・知床
HACで行く冬の釧路・阿寒・オホーツク その三

R0014642.JPG


 阿寒湖荘で朝食をとった我々は、さらに北上。
 網走でまた2班に別れ、我々狩猟民族チームは、
 ワカサギをゲットするために、網走湖へ向かった。

R0014666.JPG

R0014659.JPG
 

 網走湖に着くと、outdoor service doko-ico田中聡志さんが満面の笑み迎えてくれた。
 彼は元教員のアウトドアガイド。
 facebookで以前から友達になっていたので、初対面とは思えないのだ。
「爆釣させます!」という約束を果たしてもらおうじゃないの!
 オレは風来坊釣師なんだから。(笑)

 

R0014658.JPG DSCF0019.JPG

120311_tour143★.JPG

「全然釣れなかったら、あとの予定を吹っ飛ばして、オレはここに残るからね!と、
 宣言していたのだが、一投目からしっかり当たりがくる。
 一投目って言葉は似合わないか。
 
 一匹かかってあげるのは素人。二、三匹かかるのを待ってあげるんだよ。
 などといって、二、三匹で上げていたら、A嬢が写真を撮っている間に放置してあった竿に、
 六匹かけてしまった。
 アハハハハ・・・全掛け。
 田中さんも私も、参りました〜!

 私は足掛け45年も釣りをしてきた(間10年はやってないけど)ので、
 ガイドに餌をつけてもらうなんて考えられないことだけど、
 初心者はガイドさんにつけてもらったほうがいい。
 今回は、一時間半近い間、群が釣り場の下に留まっているという幸運に恵まれたけれど、
 ワカサギは回遊しているので、釣れる時間帯にたくさん釣らないと釣果は望めない。
 素早く餌をつけることは、爆釣の基本なのです。

120311_tour159★.JPG 

 網走の有名書店・フジヤ書店の田中社長から差し入れ!
 うれいしい! なるとの半身揚げを頬張りつつ、太公望は、
 穂先を見つめ、合わせたい気持ちを我慢するのであった。

 

R0014688.JPG

 別動隊は我々が釣りをしている間、ガラス体験をして、
 そろそろ流氷観光砕氷船 おーろら (オーロラ号ではありません)に乗って、
 流氷を楽しんでいるはず……ということで、我々も接岸している流氷を少しだけ楽しむことにした。

 接岸している流氷の上に乗るのはとても危険なので、真似をしてはいけない。 
 我々は現地のガイドの指導があって、陸地との境目をしっかり見極めて、少しだけ歩いただけなのだ。

 

 昼食はガイドの田中さんお勧めの蕎麦屋「そば切り 温」へ。

R0014675.JPG

 古材を使った土塀の家は、十年後が楽しみな建物だ。

 

R0014678.JPG


 蕎麦と魚にはうるさい私、どんな蕎麦か期待と不安が入り混じってまま、もりそばを注文。
 香りのいい、私の好きなタイプの洗練された蕎麦だった。



 つゆは、出汁の味がちゃんとありつつも、出汁がそばの味を消さない程度。
 北海道らしくちょっと甘めだけれど、甘すぎはしない。
 薬味はサラシネギと、山わさび。かなり繊細な仕事をしている。
 接客も上品で、そば湯の出るタイミングもよし。味も店も気に入った。
 ただ、お盆だけは、もうちょっと…。

 


R0014702.JPG

R0014705.JPG

 スノーシューで農家さんの土地を散歩させていただく。
 澄んでいてひんやりとした空気、そして暖い日差しが気持ち良い。
 良くないのは、私の体重せいで、スノーシューが埋まること。(笑)
 たぶん、ほかのひとより倍、疲れたはず。^^;
 

R0014713.JPG R0014715.JPG

網走湖で釣ったワカサギを農家の方に、天ぷらにしていただいた。
シーズン後半ということもあり、なんと子持ちワカサギも数多く混じっている。
こんなに美味しいワカサギははじめて食べたかもしれない。
川エビ(スジエビ)や、とうきびとネギのかき揚げ、いも団子やお新香など、
たくさん振る舞っていただいた。
ご馳走さまでした!

R0014719.JPG

クリックして動画へ!

snowmobile.jpg

 またまたお腹いっぱいになった我々アクティブチーム三人は、スノーモービル体験へ。
 田中さんと四人でコースをぐるぐる。
 そして、新雪に入ったりもしながら、走りを楽しんだ。
 こりゃあ、楽しい! 癖になりそうだぜ!

 というわけでずっと走りまくりたかったのだが、ここでタイムアップ。
 道の駅でおーろら組と合流して、一路、女満別空港へ。


R0014735.JPG
 R0014736.JPG


R0014744.JPG

 飛行機に乗って少したつと、下界に山々が見えてくる。
 旭岳!? と思ったら、シートベルトのサイン…もうちょっと前の席だったらなあ…。
 残念! でも、夕日がとても美しく、快適空の旅だった。 

R0014755.JPG R0014751.JPG

 丘珠空港からはバスで栄町へ。
 札幌駅までは東豊線、そしてバスで帰宅。
 疲れはあるけれど、丸2日、しっかり楽しめる旅であった。
 

この記事のエリアの宿を探す・予約する

2012/03/11 23:21網走・紋別・北見・知床コメント(2)


コメント一覧

byしろぴん

新しいブログですね~!ワカザキ釣りってよくテレビとかで見かけるけど、やったことはないです。難しそうですね(-_-;)
景色、いいですね❤天ぷらもおいしそう

2012/03/15 17:10

by千石涼太郎

☆しろぴんさん
早速コメントありがとうございます。
ワカサギ釣りは、ポイントを決めるのが難しいんですが、今回は地元ガイドがいてくれたお陰で、入れ食いでした。天ぷら、美味しかったですよ!

2012/03/16 08:47




千石涼太郎

Profile

[ 名前 ]
千石涼太郎

[ 得意ジャンル ]
旅行

[ 職業 ]
作家・エッセイスト

[ 自己紹介 ]
児童書の編集、アウトドア雑誌の編集長等を経て、地方文化や県民性を盛り込んだ紀行文やエッセイ等の執筆活動へ。人生相談や自己啓発、地域振興や教育の分野での活動にも邁進中。いまの悩みは4年前に愛する故郷・北海道にUターンしたことで「北海道に帰る楽しみ」がなくなったこと。小樽ふれあい観光大使のほか、最近はジンギスカン博士としても各地域で活躍中。「やっぱり北海道だべさ!!リターンズ」など著書多数。
執筆、講演のご依頼は、こちらからお願いします。


RSSを購読する


他のスペシャルBLOG