シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
- 2017/05/14[この記事のエリア] 大沼・鹿部・松前・江差
- レシピ公開!ナバナご飯
北海道産のナバナが出回っていますね。
ナバナは、菜の花などのアブラナ科の野菜の
総称で葉や茎、つぼみなどを食用にします。
ほろ苦さがあるので、
ふつう、ゆでて食べることが多いです。
しかし、特定の産地のものは、茎をかじっても
結石の原因となるシュウ酸が多くないこと、
そして、βーカロテンが多いので、油でいためて、
山菜のような扱いで使ってみました。
今回の食材は、
上ノ国町、
天の川・菜の花油工房の露地栽培ものです。
メニュー名は、
春の逸品・いためナバナご飯
です。
下準備をする
ナバナを洗って水をきる
各部分に分ける
少したいへんですが、部位別に分けると
とてもおいしく食べられます。
1、葉を取って葉と葉脈に分ける
2、新芽を分ける
3、太い茎の皮をむく 茎の下から
皮をむき、茎の芯と皮を分ける
もちろん、分別しなくても、
充分おいしく頂けます。
準備の加熱
茎の皮をいためる
フライパンに皮と多めのオリーブ油を入れて
いためます。
パリッとなったら、塩を振って油をきります。
食べるときに、ご飯に振りかけると、
山菜のような風味です。
葉と茎をいためる
残った油に葉と茎をそれぞれ分けていため、
しっかりと塩を振る。
バットに広げ、フライパンに残った油を
こそげ落としてかけ、急いで冷ます。
コメを炊く
コメ 3合
コンブ 1枚
塩 1小さじ+1/2弱(7g)
ナバナ 1式
コメは、研いで30分ざるで水をきる
コンブと塩を加えて水加減をして炊飯する。
必要量のコンブ出しでもよろしいです。
ナバナを切り揃える
食べやすいように切っておく
上を切り揃えて、下のようにします。
仕上げる
ご飯が炊けたら、先に茎と葉を入れて
5分ほど保温する
全体にかき混ぜる
器に盛りつける
炒り玉子を添えて、
菜の花のイメージに近づけました!
葉のホロ苦みと茎の甘さが
とてもおいしいです。
味がうすければ、
塩を振って召し上がってください。
春先の気温が上がったり下がったりして
体調不良のとき、
ナバナのほろ苦さが、
血流を上げてくれるようです。
4月から環境が変わったかたには、
うってつけだと思います。
ほろ苦いのが苦手なかたは、
ゆでて甘さを楽しんでくださいね。
2017/05/14 20:00大沼・鹿部・松前・江差