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シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典

北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記



2013/06/09[この記事のエリア] 大沼・鹿部・松前・江差
福島ご当地グルメ誕生1.
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07カラー - コピー.jpg
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札幌からJRで4時間、
函館、木古内と乗り継いで、
福島町を訪ねました。
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今回はご当地グルメの
ご指導です。
 
 
札幌駅からは、スーパー北斗
00SP北斗.JPG
 
 函館からは津軽海峡線の
スーパー白鳥に乗り換え
00白鳥.JPG
 
 福島町に到着しました。
今回は試食付きの講演です
 
01講演.JPG
「福島町の食材で人を呼ぶ」~ご当地グルメでまちづくり~です。
 
 
佐藤卓也・町長の来賓あいさつ
02町長挨拶.JPG
 
講義の光景
03前から.JPG
04後から.JPG
前半は試食と講義
 1地域食材のブランド化の方法
 2ブランド化の効能
 3農林水産業の価値  を学びます。
 
後半は参加者に参加してもらい、仮想のご当地グルメを考えます。
 
 ◆こういった感じで進めてゆきます。
 
 
食材を選んで、味つけを考え、ストーリーをまとめる
05食材.JPG
 
 
1主材と副材を選ぶ
 参加者に材料を挙げてもらいます。
  主材はコメ、黒米、ソバで、
  副材はスルメ、コンブ、海藻などになりました。
 
2味つけを工夫する
 ご飯は和風・洋風、いずれも可能。
 料理は、スルメとコンブを混ぜたかき揚げのそば
    ということで、 現時点での
 
仮想ご当地グルメは、
 
かき揚げ天ぷらそばとスルメご飯
 のセットとなりました。
 
 今後、飲食店と相談して、実際に提供できそうな
メニュー化を実現してゆきます。
 
 
3必然性を付加する
 なぜそのメニューにするか、ストーリー性を考えます。
  *スルメや黒米をやや硬めにして、よく噛んで食べるようにする
    →横綱のように、がまん強い子どもに育てられる
 
06メニュー.JPG
 
パソコンで着色してみました
07カラー.jpg
 
セットでいくら?
08いくら.JPG
このランチセットなら、いくらなら、町民が食べてくれるか、聞いてみました。
780円なら食べるという人が多くて、がっかり。
1000円以上でも食べてみたいです!
 
 
終了後は、町長と記念撮影
09町長.JPG
 
 
するめ~君が来た!
10するめ~.JPG
ぐうたびでも人気の福島町観光協会・公式キャラクターの
するめ~(のミニ版)にも会えました。
 
するめ~の「かめばかむほどいい味ブログ」はコチラ
 
 
今日の試食はこちら
道南ふくしまスルメご飯
11材料.JPG
白米、黒米、切ったスルメ、コンブ、塩を炊飯器で炊きます。
 
 
炊き上がりのイメージはこちら
 *でき上がりを写し忘れ、別な写真(泣)
12試食.JPG
 
 
色はこんな感じ
13こんな色.JPG
 
福島町観光協会のブログでも掲載されています。
 コチラ
 
                sign04 note sign04 note sign04 note sign04
 
 
JR室蘭線の秘境駅
ところで、JR室蘭線にある秘境駅ってご存知ですか?
 
東室蘭から洞爺、豊浦を越えてトンネルの中にある
小幌駅(こぼろ・えき)という、小さな無人駅です。
 
列車で走っていると1秒で通り過ぎるので、
目で見るのも、写真を撮るのも至難の業。
今回、幸運にも撮影に成功しました。
 
おそらく、小幌駅の建物
16秘境駅.JPG
 
 
トンネルの中から一瞬だけ見える、ガケ下の絶景
17秘境.JPG
 
 
最期に
車窓から駒ヶ岳の雄姿と畑
18車掌.JPG
 
 
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福島では
地域住民が連携して
ご当地グルメづくりを
めざしてゆきます。
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飲食店のみなさんとも
知恵をしぼる
ことになるでしょう。
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今後も、噛み応えのある
メニューづくり
にご期待ください。
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2013/06/09 17:03大沼・鹿部・松前・江差コメント(6)


コメント一覧

byするめ~

シェフ、おはするめ~ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ
シェフの講演は楽しくて、引き込まれるように聞いたぞっ( ´ ▽ ` )ノ
シェフのアドバイスを活かして、美味しい福島グルメを作るぜっ!!

2013/06/11 08:38

byシェフ貫田

するめ~君、
 コメント、ありがとするめ~!
 また、福島へ行くから、
 よろしく頼むぜい ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ !!

2013/06/11 09:34

byモモンガ

スルメご飯美味しそうですね~
「ふくしま」と蕎麦の組み合わせは一寸意外でした。スルメのかき揚げは天丼で食べたいですぅ!

2013/06/12 02:15

by函館の牛魔王

ものづくりの基本は、ストーリー性と必然性。
納得です。
消費者に説得力のある提案をするための必須条件ですよね。
顎関節症の私には、柔らかいスルメレシピがありがたいです。
福島のお仕事お疲れ様でした。

2013/06/12 08:48

byシェフ貫田

モモンガさん、
 は~い、スルメご飯、おいしくできましたよ!
 福島町のソバは温度をかけない通風乾燥ですので、
 ソバの風味が残っているのですよ。
 天丼やかき揚げ定食もよろしいかと思います!

2013/06/12 11:00

byシェフ貫田

函館の牛魔王さま
 はい、ものづくりに物語性などの必然性が欠かせませんね。
 ところで、顎関節症なのですか?
 1日3本、裂いたスルメを食べて、トレーニングしませんか!?

2013/06/12 11:02




シェフ貫田

Profile

[ 名前 ]
シェフ貫田

[ 得意ジャンル ]
料理

[ 職業 ]
フードディレクター(元シェフ)

[ 自己紹介 ]
札幌市在住で1960年生まれ。大阪の調理師学校を卒業し、札幌市内のホテルなどで修業。32歳でホテル料理長となり14年間勤めた後、早期退職して2007年、ヌキタ・ロフィスドを設立しました。現在は、講演や食に関する指導・演出をするフードディレクターとして活動中!
2008年北海道洞爺湖サミットで、ロシア政府代表団の料理指導を担当。2015年イタリア・ミラノ万博「北海道の日」で食の総合監修、農林水産省「地産地消の仕事人」、北海道食育コーディネーターなども務めています。著書に「北の料理人」IとII(晶文社)。
特製「コロッケde北海道」シリーズは、コープさっぽろトドックやどさんこプラザで人気です。専門は、ご当地メニュー&特産品の開発指導、食と観光を活かした地域づくりの助言、食育講習などで、「防災・ご当地グルメ」も研究中!


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