シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
2011年3月
- 2011/03/05
- 今年は長野松本がアツい!秘密&講演
信州松本のご紹介、第4話の今回が最終回です。
◎松本市のかんたんな紹介 を
松本市は、戦災をのがれた旧・城下町で、
「健康寿命 延伸都市・松本」などのキャッチフレーズがあり、
文化や教育に力を入れている、長野県中部の都市です。
◆松本城と城下町の古い街並
◆市街地の井戸と 水が流れる夜景とイルミネーション
◆伝統工芸の手まり
◆おやきや和菓子
◆札幌(新千歳)と松本には毎日直行便
◎2011年のホットスポット松本 !
昨年は境港が大ブレイクしましたが、
今年の春からは松本や長野がフィーバーしそうです。
松本や安曇野で活躍するおそば屋さんが舞台で、
主演が井上真央さんの「おひさま」です。
もう一つは、映画の「岳」(がく)で、
小栗旬さん主役の山岳関係の珠玉の作品です。
5月公開ですが北海道でもCMが始まりました。
美しいお城やおいしい食がある松本市。
特に札幌市は松本市と協定を結んでいるので、より親近感もあります。
シェフと行く信州グルメツアーなどを実現した際には、
ぜひ、みなさまのご参加を楽しみにしています!!
まずはテレビの朝ドラで信州や松本を楽しんでください!
◎派遣事業で講演会 。
最後に、今回は、農水省系の派遣で松本市へ講演に行きました。
◆主催者と来賓のみなさま
◆松本市長、菅谷(すげのや)昭氏のあいさつ
◆コーディネーター、茂木信太郎氏のあいさつ(亜細亜大学経営学部教授)
◆事例発表 松本市教育委員会 寿台公民館・館長 吉村 幸代 さん
自前の日本酒を、自分たちの地区で稲を植えるところから、はじめました。
◆事例発表 松本飲食店組合 組合長 藤井 國廣氏
松本伝統野菜の啓蒙→「松本のカタチ」 ラーメン「若大将」を経営しています。
◆シェフの講演は、「おいしい農産物でまちづくり」。
農産物のブランド化、一歩進んだ地産地消のほか、
信州フルコースのメニュー提案をいたしました。
最後に、よい食でまちと農業者を結ぼうと締めました。
ということで、4回に渡ってお伝えした、信州松本の探訪記。
戦闘用の秀逸・天守閣、「美肌」効果もありそうな味噌、裏メニューまであるグルメなど、
楽しんで頂けたでしょうか。
では、以降、しばらくは北海道のうまうま食品をご紹介いたします。
2011/03/05 21:09コメント(6)
- 2011/03/05
- 今年は長野松本がアツい!グルメ編
お城、味噌に続いて、信州のグルメ編です!
◎信州名産の食べもの の
信州といえば、そば
おいしいそば屋さんがたくさんあります。
地元のそば粉を使った打ち立てのそばは、原料の香りが残っています。
信州産ワサビを添えると、そばつゆにさっと溶け広がって
つるつるとおいしくそばを食べられます。
イワナは、養殖のものでも、ずいぶんといい味です。
すっきりとした白身ですが、ほのかな甘みがあり、繊細さも持った上品な魚です。
一方、裏メニューをにぎわしているのが昆虫食 です。
食品店にはイナゴやザザムシ(川虫など)などの加工品が並んでいます。
今回、そば店で食べたのが、はちのこです。
クロスズメバチの幼虫を自家調理しているものを食べてみました。
頭がすっきりとして、脳に血が巡っているような感じがしてきたのです。
(個人の感想です。)
盛りそばに、はちのこをのせて食べてみると、また、これが驚きの味になりました。
地元で聞いてみると、高級なこともあり、好んで食べる人は少ないといいます。
講演の際、聞いてみても、はちのこを入れたそばを食べてみたいという人は
100人中5人しかいませんでした。
旧・城下町だけあって、和菓子 も多いです。
今回は、古い街並にある翁堂さんの支店を訪ねました。
◎ホテル和食の会席料理 理
宿泊した松本駅前のニューステーションホテルでは、
予約した夕食メニューが優れものでした。
ホテル内のレストランでは地元野菜などを活用し和食の会席料理を頂きました。
◆前菜 「信州の幸で 信州の春を願って」
ナノハナ、スモークサーモン、ゆば(大豆がおいしい!)
鯛の手まり寿司(松本は手まりが名産です)、長イモのフライほか
◆地元の黒米のおじや風に超高級品の「黄金シャモ」のつくね入り
ふきのとうの揚げ物のほろ苦さが、よいカツオ節で煮出した出しと調和しています。
◆お造り ~マグロ、白身(メダイ) こちらは、信州産ワサビのすり卸し。
◆焼き物 ~銀むつの西京焼き
ウロコをていねいに取り除いてあり、漬け具合がとてもよかったです。
◆炊き合わせ
エビイモにズワイガニとハクサイの芯が添えられています。
こちらの職人さんは、ほんとうにおいしいところを知っているのだと感心しました。
◆〆のラーメン
これは、地元のみなさんに好評で、化学調味料に頼らない、よい味でした。
◆水菓子 名産の寒天と白玉団子。
もし、行きつけのお店がなければ、
こちらのホテルでぜひ席予約して、夕食をご利用いただきたいです。
朝食も、親切な女性が対応してくれて、
産地名と顔写真の記されたメニューもあって、充分満足です。
マシンで1杯ずつ落とすコーヒーもよい香りが漂っていました。
料理長は、山口弘貴(やまぐちひろき、40歳)さん。
京都祇園の料亭・萬重などで修業し、
当ホテルの味庵「木葉」(こよう))に勤務して12年になるそう。
もし今後、札幌から松本グルメツアーを催す時は、
少ない人数でしたら、メイン会場として利用したいと思いました。
今年は長野&松本がブレイクしそう!
道民も松本から目が離せませんよ。
では、次回、その秘密をお知らせいたします。
2011/03/05 20:27コメント(4)