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シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典

北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記



2011/03/21[この記事のエリア] 旭川
上川deグルメ~上川総合振興局の巻
 
いつまでも、東北大震災でくよくよしていられません。

  私ができることは、「おいしい食」を楽しく紹介することだと思いますので、

再開してゆきます。happy01notehappy01notehappy01
 
先週、上川総合振興局でスピーチする機会がありましたので、
庁舎内の食堂を利用しました。restaurant
 
地下売店においしいおむすび!?                     
 
上川総合振興局(旧・支庁)の地下には、売店があって、地元企業が出店しています。
愛想のよい女性がいて、たずねると地元のものを紹介してくれます。:D
01売店.JPG
 
 
気になるのは、「アトリエharemi」のおにぎりで、「塩(えん)むすび」です。riceball
01おむすび.JPG
 
東旭川で農業を営む高倉晴美さんは、
自家栽培のお米でおにぎりをつくる、農業者です。
紹介はこちら。ブログはこちら
 
そのおにぎり、減農薬栽培したコメ・「ななつぼし」に、
伊豆大島産の海塩・「海の精」をご飯量の1%まぶして、
食べる時刻に頃合いの、塩加減にしています。
 
1個120円~で、庁舎内でも、ドライトマトなど、いろいろなご当地の具材が人気です。
こちらの総合振興局長・窪田毅(くぼた・ひとし)さんも、「自宅の冷凍庫に入っています。」というファンでした。
 
この、「塩むすび」は、市内の合同庁舎や旭川空港の売店でも販売され、
今、注目されています。upriceballupriceballup
 
 
手づくりおかずの定食が490円!              
 
振興局の最上階では、外部の人も利用できる食堂がお薦めです。restaurant
入口の案内板には、楽しい表示がふんだんで、
関係者の熱意がひしひしと伝わって、ちょっとした、地産地消レストランのようです。
 
◆入口の案内板には、3つのセットメニューなど、わかりやすく、楽しい掲示がいっぱい!
 02食堂案内.JPG
 
◆「食堂」とお米の産地の表示                   はやりのカフェ並みの蛍光色ボード
03B案内.JPG03セット.JPG
 
◆セットメニューは、日替わり
04セットA.JPG04セットB.JPG
 
中でも、
490円の定食(セット)は、人気メニューです。
というのも、ご飯、みそ汁、サラダなどがおかわり自由で、ビュッフェスタイルなのです。
 
その日のメインは、「魚介類のオイスターソース炒め」で、
化学調味料を使わない、あと味のよいものでした。
こちらのシェフも、勉強熱心な方だと、感じます。
 
◆盛りつけた定食と今週の定食メニュー              スタッフの女性にプレゼンしてもらいました。
05セット.JPG05セット助成.JPG
◆オイスターソース炒めとカボチャ、サラダをひと皿に盛りつけました。
  これで490円は、プロから見ても、信じられません!
 06メイン.JPG
 
こちらは、庁舎全体で木材が活用されていますが、
食堂のイスやテーブルも地元産・木材のようで、
窓から見える大雪山連峰には、心洗われるほどです。
 
◆イスと山の名前を書いたボード                   少し曇っている大雪山の峰々
07イステーブル.JPG07大雪山.JPG
 
食育についての講演                     
 
午後からは、上川管内の農業関係者に集まってもらい、
食育についての講演をいたしました。wink
 
08食育.JPG
 
私が考える食育とは、「食卓の教育=食育」なので、
食についての知識を、知っている人から、知らない人へ、
伝えて守ることが大切です。
 
特に、義務教育で食育は
知育・徳育・体育  をつかさどる  重要な役目があり、
後者3つがうまくバランスがとれると、「生きる力」がつくといわれています。
 
09講演.JPG 
 
 
ということで、上川deグルメの第一弾は、
上川総合振興局の食堂などを紹介しました。
 
振興局の食堂は、
12時過ぎ~12:45頃は混んでいますが、それをはずすと、
安くて、おいしいメニューが、よい景色とともに味わえますので、fuji
お近くの方は、ぜひ、利用されてみては、いかがでしょう。

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2011/03/21 12:30旭川コメント(9)


コメント一覧

byカブタン

ようこそ旭川へ☆
旭川には貫田シェフのファンがたくさんいて、
いらっしゃる度に、私たちワクワクします。
旭川のマチから見る旭岳や大雪山連峰は
とっても美しいのです。
また、山が美しく見える日に是非お越しください。
そして、私たちにまた、パワーをください。

2011/03/21 18:57

byすまいる。

貫田シェフさすがです!!
私もここの食堂をカブタンに紹介してもらって市民なのに初めて行きましたが、景色もさることながら、メニューの充実ぶりに驚きました。
至る所に美味しそうでお得なものが有り過ぎて目移りしまくりです^^;。
また行かなくちゃ。

食育、まさに私は知らない人の部類に入ります…。いつか是非たくさんの知識をお持ちの貫田シェフから学ぶ機会を頂きたいですm(_ _)m。

2011/03/21 20:35

byカブタン ←シェフ貫田

◇今、旭川から目が離せません。
  ぜひ、山が美しいときに、伺います。
  私もみなさんから、エネルギーを分けて頂きます!

2011/03/21 21:52

byすまいる。さん ←シェフ貫田

◇やはり、旭川市民もあまり知らない場所ですよね。
  おいしくて、景色もいい、充実の穴場だと思います。
◇食育は、難しくないですよ。
  例えば、今はあまり区別しませんが、同じ作り方で、
  春はぼたもち(牡丹餅)で秋は御萩と呼んでいました。
  あんこの粒々を花に見立てた、おしゃれな呼び方ですね。
  そういったことを、食卓で伝えることを食卓教育=食育と
  いうのだと考えています。

2011/03/21 22:01

byさゆっぽ

私も、ブログじゃあやしいオッサンとか言っちゃうけど、シェフのファンの一人ですよ~(笑)

この日ね、haremiさんの御好意で本業抜けて参加しました~すんごい得した気分(笑)
なのに途中退席して申し訳ありませんでした・・・・
本当は最後まで聞きたかったんですよ~つくづく前半部分が悔やまれる・・・

そして夜の部も参加できなかった事悔やまれる(涙)

2011/03/21 22:37

byさゆっぽさん ←シェフ貫田

◇ファンだなんて、うれしいです!あやしいオッサンでいいですよ。

◇お仕事ある中、ありがとうございます。前半戦はキツかったと思います。
  もちろん、夜の部は、よかったですよ。おいしい食べものや
  みなさんの熱意にあふれていました。

2011/03/22 09:15

byモモンガ

上川総合振興局の食堂は噂には聞いていましたが未体験です。
平日休みの日に行ってみます!

塩むすびは普段白米を食べていないので、せっかくお米を栽培しているのですから「分突き米の塩むすび」食べたいです・・・なんて勝手なお願いしちゃいました。
haremiさん、商品化して下さるかな~???

2011/03/24 15:10

byモモンガさん ←シェフ貫田

◇総合振興局の食堂は、おすすめです。
  でもあんまり、宣伝し過ぎると困るので、ほどほどにしています。

◇私も分突き米なので、食べてみたいです。
  でも、業務用は、慣れないとけっこう難しいようです。
  商品化は、ぜひ、ご提案を続けてみてください!

2011/03/24 15:42

byモモンガ

久しぶりにカミさんと平日の休暇が一致したので初めて行ってきました。
今日の定食は鶏のから揚げでした。11時頃だったのでほぼ貸切状態で、揚げたてを頂く事が出来ました。
残念ながら吹雪で大雪山連邦は見ることが出来ませんでしたが、晴れていたら最高のロケーションでしょうね!
この記事の日付を見たら、丁度1年前でビックリです・・・

2012/03/22 22:01




シェフ貫田

Profile

[ 名前 ]
シェフ貫田

[ 得意ジャンル ]
料理

[ 職業 ]
フードディレクター(元シェフ)

[ 自己紹介 ]
札幌市在住で1960年生まれ。大阪の調理師学校を卒業し、札幌市内のホテルなどで修業。32歳でホテル料理長となり14年間勤めた後、早期退職して2007年、ヌキタ・ロフィスドを設立しました。現在は、講演や食に関する指導・演出をするフードディレクターとして活動中!
2008年北海道洞爺湖サミットで、ロシア政府代表団の料理指導を担当。2015年イタリア・ミラノ万博「北海道の日」で食の総合監修、農林水産省「地産地消の仕事人」、北海道食育コーディネーターなども務めています。著書に「北の料理人」IとII(晶文社)。
特製「コロッケde北海道」シリーズは、コープさっぽろトドックやどさんこプラザで人気です。専門は、ご当地メニュー&特産品の開発指導、食と観光を活かした地域づくりの助言、食育講習などで、「防災・ご当地グルメ」も研究中!


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