ぐうたびTOP > ぐうブログ > スペシャルBLOG シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典 > にったん野菜のセミナー&わさび園訪問


シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典

北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記



2010/12/21[この記事のエリア] 登別・虎杖浜
にったん野菜のセミナー&わさび園訪問
 ~登別で野菜の研修会&わさび園訪問!
 
~時期が早くて長い、にったん野菜とはsign02
 
みなさん、「sunにったん野菜sun」をご存じですか?
 
◆にったん野菜を広める、本州でのポスター
RIMG6474A.JPG
RIMG6474B.JPG
 
 
 
 
 
 
先日、野菜生産者の研修会が、登別市で開かれました。flair
この、「にったん」というのは、「日胆」と書き、日高・胆振のことですが、
道民にもあまり認知されていないのが、現状です。down
今回、わたくしは、ブランド化についてのご指導申し上げました。happy01
 
◆研修会のようすpaperhappy01 
4研修.JPG4研修B.JPG
 
◆シェフの著書や木べら販売book
5販売.JPG 
 
「にったん」地区は、今まで十勝や富良野のように、大きな産地名がなかったため、
関係者が手を組んだ広域の取り組みです。
 
◆道内でのポスター
RIMG6474D.JPG
 
この地区は、野菜の種類が豊富で、収穫時期が早くて長いのが特長になっています。
 
そういえば、天候や土壌にも恵まれ、先住民族の聖地や遺跡があり、
その上、作物の雪氷貯蔵施設が多い地域でもあり、これから有望です。up
 
参加者は、講演中、おとなしい方が多かったですが、gawk
食事会では、かなりのエネルギーを発散されていましたので、happy02
きっと、近いうちに、
身近なお店で利用できる「にったん野菜 」として重宝されると思います。 
 
 
~登別の地名・発祥地を探検!
 
今回の研修会は、登別温泉でしたので、少しご紹介します。shoe
 
◆先週の、雪の地獄谷
  アジア観光客でいっぱいでした。右は、夏場の写真です。
6地獄谷.JPG6地獄谷夏.jpg 
登別の地名のもととなった場所です。
 
 場所は、このあたりです。
画像12登別温泉.bmp
 
◆その付近の写真です。
RIMG6503.JPG
 
ここは、温泉街の奥にある、二つの川の合流地点です。
写真の緑色の矢印→は、
クスリサンベツ川
アイヌ語で温泉がそこを下る川)で温泉水が混じっています。
この上流は、大湯沼から流れる大湯沼川で、足湯の人気スポットです。spa
 
青色の矢印→が、
登別川の本流
で、澄んだ色をして、かつて千歳川と呼ばれていました。
 
この合流点から下流をヌプル・ペッ=(水の色が)濃い川」と呼んだようです。
 
クスリサンベツ川の上流にある足湯は、冬季通行止めとなっていて、残念でした。weep
◆以前に行った、足湯の写真。spa
RIMG6505.jpg
 
 アイヌ語地名の参考 「北海道の川の名」 山田秀三著 北海道土木部発行
 
 
◆今回の宿泊先は、第一滝本館 です。hotel 
RIMG6510.JPG
 
◆宿近くに2年ほど前にできた、泉源公園 と間欠泉。 
RIMG6533.JPG
 
◆温泉市街地にある、閻魔像pout
RIMG6535.JPG
 
 
登別にわさび園があった!
  
◆温泉街の一番奥にある、
本ワサビの畑。大量の水が流れ出ています。
RIMG6501.JPG
 
◆お店の入口においてある、「わさび田」をイメージした本ワサビ。
RIMG6538.JPG
 
◆今月初め、札幌でお会いした藤崎わさび園の藤崎代表とシェフ。
RIMG6539.JPG
 
今回の旅で、登別の名前の由来地を「探検」でき、わさび畑ものぞけて、
にったん野菜」の印象がぐぐっと強くなりました。punch
 
札幌の量販店などでその名を見かけましたら、
ぜひ、手に取って見てください!flair
 
 
年明けには、コープさっぽろトドックで発売する
貫田シェフのこだわりおせちを紹介する予定ですので、
お楽しみに!

この記事のエリアの宿を探す・予約する

2010/12/21 11:27登別・虎杖浜コメント(6)


コメント一覧

byharemi

にったん野菜覚えましたよ~
ダッタン蕎麦にイントネーションが似てる?

シェフは今年何箇所の街に行かれたのでしょ?
いろんな場所でいろんな食べ物に巡り合い
そして、それに答えられる舌を持っているのは
やっぱ貫田シェフでしょ!

私も最近添加物が入った食べ物を食べると
苦味がわかるようになってきました。
シェフには敵いませんが私も頑張るぞぉ~!!!

2010/12/22 22:03

byharemiさん ←シェフ貫田

◇にったん野菜、ダンタン蕎麦と似てますね!?
◇今年は、45回ほど行きましたので、それ以上の街に行っています。
  たくさんのおいしい食べものと熱心な生産者とお会いしました。
  haremiさんもその一人ですよ!!
  今年は、リトマス試験紙のような舌が鋭敏さを増したようです。(笑)
◇特によい塩を使っていると、不自然な味に敏感になってくるようです!

2010/12/23 09:38

byUC

貫田シェフさま
 こんにちは!登別に住まいする者です。登別におこしだったんですね!イベントは一般に開放していなかったのでしょうか?
 今度、ぜひ伺ってみたいです!

2010/12/23 14:03

byUCさま →シェフ貫田

◇UCさま、コメントありがとうございます。
◇この集まりは、農業団体の研修会で一般には、開放されていませんでした。
  「にったん野菜」のことは、ホクレン苫小牧支所に、問い合わせてみてください!

2010/12/23 14:11

byカブタン

貫田シェフ。
ず~っと昔に登別に一緒に行きましたね~(←知らない人が聞いたらちょっとビックリ)
この足湯も一緒に入りましたね~。

先日、キタキッチンでわさび買いました。
あ、写真もとってきたのに、まだ私の記事にしてなかった~。
しばし、店頭で撮影に盛り上がったのです・・。

おせち情報も楽しみにしています!

2010/12/23 23:05

byカブタン ←シェフ貫田

◇登別地獄谷は、以前、シェフと行くグルメツアーでごいっしょしましたね。
  足湯までのガイド付きウォーキングや山菜フルコース弁当もおいしかったです!(^o^)V
◇登別・本ワサビをご購入頂き、ありがとうございます!
  カブタンと藤崎さんが盛り上がったら、すごいパワーがでそう!
  記事もお待ちしていますね。
◇年内は、もう何回か記事を掲載予定です。

2010/12/24 09:44




シェフ貫田

Profile

[ 名前 ]
シェフ貫田

[ 得意ジャンル ]
料理

[ 職業 ]
フードディレクター(元シェフ)

[ 自己紹介 ]
札幌市在住で1960年生まれ。大阪の調理師学校を卒業し、札幌市内のホテルなどで修業。32歳でホテル料理長となり14年間勤めた後、早期退職して2007年、ヌキタ・ロフィスドを設立しました。現在は、講演や食に関する指導・演出をするフードディレクターとして活動中!
2008年北海道洞爺湖サミットで、ロシア政府代表団の料理指導を担当。2015年イタリア・ミラノ万博「北海道の日」で食の総合監修、農林水産省「地産地消の仕事人」、北海道食育コーディネーターなども務めています。著書に「北の料理人」IとII(晶文社)。
特製「コロッケde北海道」シリーズは、コープさっぽろトドックやどさんこプラザで人気です。専門は、ご当地メニュー&特産品の開発指導、食と観光を活かした地域づくりの助言、食育講習などで、「防災・ご当地グルメ」も研究中!


RSSを購読する


他のスペシャルBLOG