ぐうたびTOP > ぐうブログ > スペシャルBLOG シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典 > 中富良野で親子三世代の講習会を開催!


シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典

北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記



2010/11/22[この記事のエリア] 富良野・美瑛・トマム
中富良野で親子三世代の講習会を開催!
 
先週末、中富良野町でおもしろい催しがありましたので、お知らせいたします。happy01
 
それは、親子三世代の事業で、
小学2年生から、おじいちゃん・おばあちゃん80名ほどの町民が、
料理講習と講演会に参加する、ほかではあまり行なっていない取り組みでした。
 
 講習 は、地元産の農産物を使ったカレーライスとお赤飯ライスなどをつくり、
講演では、「家族の食育で子どもを伸ばす」と題して、
どういう朝食を食べるとテストの点数が上がりやすいか、
どういう食べ方で脳が活性化するかなどを、子どもにもわかりやすく紹介しました。
 
では、写真で内容を紹介します。
◆事業名は、こちら。
  今回は、講習と講演会です。
RIMG5901題字.JPG
 
料理講習会の準備をしています。
   センスのよい地元の女性に助手をお願いしました。
RIMG5905実演の準備.JPG
 
◆はじめは、シェフの実演を見てもらいます。eye
  講師台を参加者が取り囲んでいますが、小中学生ともしっかり見ていて、うれしくなりました。
RIMG5910実演中.JPGRIMG5916実演.JPG
 
◆シェフの説明を聞く、子どもたち。ear             火を使う料理は、視線が集中します。eye
RIMG5917実演.JPGRIMG5924実演.JPG
 
次に実習の開始です。upupup
 
◆大人がリードして子どもたちが包丁を使ったり、カレーソースをかき混ぜます。
RIMG5936実習.JPGRIMG5934実習カレー.JPG
 
◆煮込んでおいた豚肉に小麦粉をまぶして焼くところです。
RIMG5932実習.JPGRIMG5933実習.JPG
 
◆こうしてでき上がった、料理2品とドリンク1品です。sun
RIMG5970.JPGのサムネール画像
 
中富・野菜のお赤飯カレー
中富・野菜のオードブルです。
 
中富良野・名産のチコリを使った飲料をカフェオレ風につくった
中富チコリ・カフェオレは、少し濃くて、大人に人気でした。
 
試食は、大好評でした。heart01
RIMG5971試食.JPGRIMG5972試食.JPG
 
◆いちおう、講演の写真も掲載します。karaoke
  子どもにわかりやすいように話しました。食という字の意味を考えてみました。(食という字は、上に「人」で下が「良い」で、人を良くすること)
RIMG5952講演.JPGRIMG5957講演漢字.JPG
  
 料理の説明をします。restaurant
RIMG5970.JPG
 
中富・野菜のオードブル
 
は、カレーライスの薬味にもなる、野菜の料理です。
地元ニンジンを千切りにして、オリーブ油でいため、塩とビネガーをまぶしたもの。
地元・天心農場のエシャロットは、薄切りにして塩を振り、空気中に30分以上置いて有効成分を高めてから、ビネガーを振ります。
地元タマネギは、くし型に切ってお湯で半生にゆでて、塩と砂糖、ビネガーを振ってピクルスのような味つけをして冷ましました。
 
中富・野菜のお赤飯カレー
 
豚肉 は、前日から、かたまりを小分けにして煮ます。 
煮えたら、1%の塩を振って冷まします。煮汁はカレーソースにします。
野菜のみじん切り(ニンニク、ショウガ、タマネギ、ニンジン)は、バターでいためて、
ふらのワイン、ぶどうジュース、トマトジュースで煮込んでおきます。
これに、豚肉ブイヨン (煮汁)を加えて、あと味のよい無添加カレールーを加えて少し煮込みます。 
 
豚肉は、1㎝厚に切って小麦粉をまぶし、オリーブ油で両面こんがり焼きます。
ご飯は、太田農園のアズキを加えて、水と牛乳を半々で炊きます。
地元の農産物がこんな料理になって、町民を楽しませてくれました。
 
準備を入れて2日間、講習と講演会の2回戦は、少しきつかったですが、
なんとか、子どもたちに飽きられないで、3時間の事業を終えることができました。
 
中富良野は、農産物のおいしさと、明るい子どもたちの笑顔が印象的でした。happy01happy01happy01

この記事のエリアの宿を探す・予約する

2010/11/22 17:16富良野・美瑛・トマムコメント(14)


コメント一覧

by一本松

野菜ジュースや牛乳が登場するカレー、目からウロコです。

2010/11/22 20:43

byharemi

凄い大勢の参加者だったんですね。
チコリのカフェオレ美味しそう。
天心農場さんのチコリ茶は好きで飲みます。
苦味が大好きなんです。
コーヒーも今度飲んでみます。
1%塩分はシェフがいらした時以来
使わせていただいています。
料理の基本は1%の塩分ですね!

2010/11/22 22:13

byモモンガ

お赤飯カレー・・・斬新な組み合わせですね。カレー作ったら試してみたいと思います。

明日はアトリエで蕎麦打ち体験会を開催します。
こちらも親子の参加者が数組いて、楽しい会になりそうです!

2010/11/22 23:11

byカブタン

おや、近くまで来られていたのですね。
貫田シェフの実演、子供さんも大人も楽しかったでしょうね。

おいしそうなカレー♪
試食の時間がほんと、うれしそうで素晴らしい!!

お赤飯、水と牛乳で炊くのですか??!
(↑めずらしくレシピのところも読んだ)

2010/11/23 02:03

by一本松さん ←シェフ貫田

地元の農産物がおいしいカレー・ランチに変身しました!

2010/11/23 06:47

byharemiさん ←シェフ貫田

◇今回は、80名ほどでした。子どもも大人もいっしょに楽しかったです。
◇チコリコーヒーは、チコリパウダーです。今回は、玄米の入ったチコリ玄米茶を使って、おいしくできました!
◇細かいところを読んで頂き、うれしいです!料理の基本は1%の塩ですね!

2010/11/23 06:51

byモモンガさん ←シェフ貫田

◇お赤飯カレー、「新しい」でしょう!水だけで炊いたお赤飯で充分おいしいと思います。

◇アトリエ蕎麦打ち、ブログUPを楽しみにしていますね。

2010/11/23 06:53

byカブタン ←シェフ貫田

◇旭川経由で行こうかとも考えていました。
  私は子ども好きなので、子どもウケするのに力を入れました!
◇カレーソースは、豚肉を煮込んだブイヨンでつくったので、おいしくできました!
◇牛乳を半分混ぜると、まったりした洋風のお赤飯になります。子どもや高齢者にもすごく合いますよ!
  そういえば、カブタンからこういった質問は、なかったかも!?

2010/11/23 06:57

byみっちーdesu!!

シェフ♪m(__)m゛
素晴らしい催しですねヽ(^o^)丿゛
企画された実行委員はすご~い↑偉い!
貫田シェフ講演つきなら,なお更人気が
あったでしょうね(^_-)-☆
食材の味を引き出したアイディアは凄い!

2010/11/23 12:20

byみっちーさま ←シェフ貫田

◇おほめの言葉、うれしいです!素晴らしい企画でしたが、
  頭と体もへとへとになりました!(笑)
◇講演では、子どもたちに少しウケたようで、満足しています。
◇レシピは、まかせてください!地元の人も大喜びのおいしいメニューができました。

2010/11/23 12:41

byさゆっぽ

何がスゴイって、子供達がにこやかに興味津々で見ている様子ですね・・・・
それに、親子三世代にわたってのイベントってあんまりないのでイイじゃないですか!!
美味しそうに食べてる人たちを見ると、大成功でしたね・・・
うちの子供たちも参加させたかった・・・・

2010/11/24 10:22

byさゆっぽさん ←シェフ貫田

◇今回は、子どもたちの視線を感じて、とても楽しかったです。
◇親子三世代の事業は、あまりないですね。
  参加者の年齢層が広がりすぎて、運営や進行がとても難しいからだと思います。
◇講演や試食も含めて3時間、子どもたちもがんばってくれました。
  旭川で開催の折は、ぜひ、参加されてくださいね!

2010/11/24 10:52

byモモンガ

昨日、皆さんの協力を得て無事に蕎麦打ち体験会を開催出来ました。お子さん方も楽しんで頂けたようでホッとしております。
ところで、先日教えて頂いた『蕎麦湯の塩蕎麦』をharemiさんに作って貰いました。1%で作って下さったのですが蕎麦湯の甘みを強調したく、(わがまま言って)ほんの少し塩分濃度を下げて貰いました。
皆さん蕎麦湯の新しい使い方に驚ろかれ、また美味しいと絶賛していました。
本当にありがとうございました。また、色々教えて下さい。

2010/11/24 19:59

byモモンガさん ←シェフ貫田

◇このたびはお疲れさまでした!子どもの指導はたいへんですよね。
◇そば湯で食べるおそばを試していただいて、ありがとうございます。塩分は、好みでどうぞ!
  最近は、もりそばをそばつゆとそば湯を同割りにして塩を振って食べたりしています。
  そば湯で食べたり、そば湯で割ったりすると、そばの香りがよみがえりますよね!

2010/11/24 20:47




シェフ貫田

Profile

[ 名前 ]
シェフ貫田

[ 得意ジャンル ]
料理

[ 職業 ]
フードディレクター(元シェフ)

[ 自己紹介 ]
札幌市在住で1960年生まれ。大阪の調理師学校を卒業し、札幌市内のホテルなどで修業。32歳でホテル料理長となり14年間勤めた後、早期退職して2007年、ヌキタ・ロフィスドを設立しました。現在は、講演や食に関する指導・演出をするフードディレクターとして活動中!
2008年北海道洞爺湖サミットで、ロシア政府代表団の料理指導を担当。2015年イタリア・ミラノ万博「北海道の日」で食の総合監修、農林水産省「地産地消の仕事人」、北海道食育コーディネーターなども務めています。著書に「北の料理人」IとII(晶文社)。
特製「コロッケde北海道」シリーズは、コープさっぽろトドックやどさんこプラザで人気です。専門は、ご当地メニュー&特産品の開発指導、食と観光を活かした地域づくりの助言、食育講習などで、「防災・ご当地グルメ」も研究中!


RSSを購読する


他のスペシャルBLOG