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シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典

北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記



2010/07/24[この記事のエリア] 札幌
札幌で本場中国のピリ辛冷麺
RIMG2920.JPG
ニーハオ!happy01happy01
 
じめじめした気候が続き、なんとなく調子が出ない。down
農産物の生育も心配ですが、rain
自分の寝不足が心配という人も多いと思います。wobbly
 
そういったときには、ランチで健康管理も欠かせません。
 しっかり食べて、体力を温存しましょう。 
食欲の落ちてくるこの季節にうってつけなのが、
冷たい麺料理です。
 
では、札幌の人気店を紹介します。
 
 うまうま料理店 は、
 shine中国北方家庭料理 順香shine シュンシャン) です。
RIMG1467店雰囲気.JPG
(雰囲気のよいお店の入り口)
 
今回の、
うまうま料理は、
flair棒々鶏涼面flairバンバンジーリャンメン、セットで¥850) です。
 
RIMG2919冷麺セット.JPG
 
この料理、運ばれて来たら、まず器に触れてみます。penguin
よく冷やされていて、それだけで、外食する価値があるほど。
 
具材の鶏肉は、充分に味つけされて、歯応えがよく、
ひと噛みごとに味がどーんと出てきます。punch
 
自家製ゴマだれは、化学調味料に頼らず、
ピリ辛で濃厚ながら、あと味のすっきりしているのが特徴。
炒ったゴマを加えているようで、香しさが感性に響いてきます。catface
 
ふつうは多過ぎるキュウリが少なく、
レタスの千切りが盛付けられているので、食感も調和しています。
 
注文ごとに茹でて冷やすめんがたれと絡んで、
絶妙な一体感を出していました。flair
食欲があれば、好みで出してくれる小ライスも
棒々鶏でおいしく頂けます。full
 
さて、中国語が飛び交うこのお店は、
ご主人の商 成順(シャンチャンシュン)さん(中国黒龍江省出身・47歳)と
奥さまのかおり さんが切り盛りしています。 
 
RIMG2918商夫妻.JPG
 
帯広市の「北の屋台」で大人気となり、
その後、札幌に出店して2年になります。
 
客席は、カウンターもあり屋台の雰囲気を思い起こさせてくれます。
食材は、ご主人が十勝食材のファンで、今でもお取り寄せなど、
十勝産を活用しています。
 
幼少時からご飯をつくるのが好きだったという商さん、
帯広のお客さまが訪ねて来ると、子どものような笑顔で喜んでくれます。
 
冷麺は昼の定食だけですが、
夜には 屋台の 名物だったギョウザも定番です。
RIMG1480焼きギョウザ.JPG
 (焼きギョウザ、写真は2皿分をひとつ盛りしたもの)
 
注文が来てから生地を伸ばしてつくる、
焼きギョウザ「鍋烙(グオラオ)」は、一番人気。
時間は少しかかりますが、自家製ラー油をつけてほおばると、
幸せな気持ちになってきます。
RIMG1477ラー油.JPG
 
今では、明るいかおりさんが店を仕切り、
時折客席に姿を見せてくれる
商さんの笑顔がおなじみとなりました。
RIMG1488.JPG
 
混んでいますので、来店する際は、ご配慮もお願いいたします。
昼は、12~13時をなるべくはずして
夜は予約を入れた方が賢明かと思います。scissors
昼の冷麺をはじめとするおいしい料理、良心的な価格と夫妻の人柄で、
今日も、繁盛しています。note
 
それでは、ツァイチェン(再会・中国語のさようなら)!paper
 
 お店の情報
店名 中国家庭料理 順香 (シュンシャン)
住所 札幌市中央区北1条西2丁目1 時計台ビル B1F
電話 011-233-1898
営業 昼11:00~14:30(定食のみ)
    夜17:00~23:00(単品のみ)LO22:00
定休 日曜日、祝日(不定休)
 
 *ランチは、日替わりですが、冷麺はしばらく置いています。
   サラダ、漬物付きで、小ライスはお好みで付けてくれます。
 RIMG2923昼メニュー.JPG

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2010/07/24 16:06札幌コメント(15)


コメント一覧

byカブタン

美味しい中華料理屋さんを探していました。
1つは以前、貫田シェフに教えていただいたところ、時々使っています。
このお店もしっかりメモメモいたしました~。
いつもおいしい情報をありがとうございます。

2010/07/24 19:32

byカブタン ←シェフ貫田

札幌市中央区では、この店によく行きます。
中国語で注文できるので、楽しんでます。
奥さまは日本の方なのに、中国の方からも
中国人より中国語が上手などと言われているとか。
十勝のご友人はきっとこのお店、知っていると思います。
北区のお店もよろしくお願いいたします!

2010/07/24 20:45

by一本松(ミニぐるめ君=尾崎満範)

化学調味料に頼らない中華料理店、とっても嬉しいです。
記事から美味しさが伝わります。
フードライターとして、一本松はまだまだだと思う、エネルギーを感じる記事でした。
がんばりま〜〜す。

2010/07/25 01:19

by一本松さん ←シェフ貫田

ここは、少量使っている料理もありますが、頼むと入れないで
つくってくれるので、うれしいです。
たくさん書くのはたいへんですが、料理人でないと
書けないこともあるので、ぼちぼち、続けてゆきたいです。
一本松さんのブログは、よい記事だと思います。
これからも、いろいろな感性の仕事で腕と感を磨かれてください!

2010/07/25 08:51

byharemi

ここ、どさんこワイドで見ました。
美味しそう。
なんちゅうか、かんちゅうか・・・。
(しらけた顔しないで下さい。)
中華は化学調味料なしのお店って
ないと思っていました。
貫田シェフのご紹介してくれるところだもの
こだわりのお店ですよね。

どんどん、行きたいお店が増えるなぁ~。

2010/07/25 19:46

by函館の牛魔王

明日の昼飯を冷やし中華にする予定でした。
タイムリーでした。ゴマだれがあるのでバンバンジー風
挑戦してみます。レタスは考えつかなかったです。
今朝は自家製ミニトマトの「ピッコロ」ちゃんを食べました。
今日の昼食は、中華飯です。
暑いと人は中華に流れる。のかな?

2010/07/26 10:20

by函館の牛魔王さん ←シェフ貫田

明日の冷やし中華は、ゴマを炒り、冷まして
少し「すって」かけると、感性に響く香りが出てきますよ。
食感は、キュウリよりレタスの方がなじむようです。
中華飯にピッコロちゃんの切ったのと、レタスのちぎったのを
仕上げに入れると夏向きのさっぱりご飯になると思います。
元気を出すなら、ニンニク・ショウガのみじん切りをいためてご飯と混ぜてください。
冷房などで冷えた体が回復します。やはり中華は医食同源ですね!

2010/07/26 10:33

byすうやん

これは是非行ってみなければいけないお店ばかりです!

体調見ながら、お邪魔してみます^^

2010/07/26 16:49

byすうやんさん ←貫田シェフ

今日、13:00頃、お店に寄ってみましたら、
ぐうたびの編集長が棒々鶏涼面を召し上がっていました!
すうやんさんも、ぼちぼちお試しくださいね。

2010/07/26 17:04

byゆうたび

こんばんは、ぐうたびプランナーの福島です。
本日のランチは、貫田さんのブログを拝見して他のプランナーと共に順香さんにお邪魔してきました!
棒々鶏、とってもおいしかったです!
メニュー表に、こちらの貫田シェフのブログも挟まっておりまして、非常に嬉しく思いました。

2010/07/26 19:52

byゆうたびさん ←貫田シェフ

福島さん、ありがとうございます!
順香の棒々鶏は、ふわっとやわらかくはないですが、
かみ締めると味が出てくるのが好きです。
私も、昨日、見てきましたが、ブログを切り貼りした
手作りコピーがなんとも、うれしかったです!

2010/07/27 08:06

byさゆっぽ

私も以前ここのお店見たことあります・・・・
冷麺も美味しそうですが、餃子!!これ、すんごい美味しそうですね~
自家製ラー油と酢で頬張りたいです!!

2010/07/27 11:12

byさゆっぽさん ←シェフ貫田

TVで?お店の前で?私もSTVで訪問するところを放送されました。
夜のギョウザは、おすすめです。ひと口何もつけずに味わうと
肉の味付けや皮の味までおいしく感じてきます。
自家製ラー油は、さゆっぽさんも気に入ってくれると思います!

2010/07/27 11:19

byモモンガ

晚上好シェフ。我的名前是モモンガ。
ランチが美味しそうですが・・・焼きギョウザも鍋の形そのままで、こちらも食べてみたいです。
昼行こうか、夕方にするか迷ってしまいます!

再見!

2010/07/29 18:44

byモモンガさん ←シェフ貫田

私は中国語の言葉をいくつか知っていますが、
書くことができません。まったくわからないのです。
モモンガさんは、詳しいですか?
焼きギョウザは、超おすすめです。
夜は、冷麺はありませんが、単品のバンバンジーがありますので、
もし1回行くなら、夜がいいかも、ぜひ、席の予約をされてくださいね!

2010/07/30 08:38




シェフ貫田

Profile

[ 名前 ]
シェフ貫田

[ 得意ジャンル ]
料理

[ 職業 ]
フードディレクター(元シェフ)

[ 自己紹介 ]
札幌市在住で1960年生まれ。大阪の調理師学校を卒業し、札幌市内のホテルなどで修業。32歳でホテル料理長となり14年間勤めた後、早期退職して2007年、ヌキタ・ロフィスドを設立しました。現在は、講演や食に関する指導・演出をするフードディレクターとして活動中!
2008年北海道洞爺湖サミットで、ロシア政府代表団の料理指導を担当。2015年イタリア・ミラノ万博「北海道の日」で食の総合監修、農林水産省「地産地消の仕事人」、北海道食育コーディネーターなども務めています。著書に「北の料理人」IとII(晶文社)。
特製「コロッケde北海道」シリーズは、コープさっぽろトドックやどさんこプラザで人気です。専門は、ご当地メニュー&特産品の開発指導、食と観光を活かした地域づくりの助言、食育講習などで、「防災・ご当地グルメ」も研究中!


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