シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典
北海道のおいしい食べものや熱心な生産者を紹介する旅日記
2010年4月
- 2010/04/08[この記事のエリア] 石狩・空知
- ◆おにぎりとおむすび
みなさんがつくるのは、
おにぎりですか、おむすびですか?
今日の料理は、おにぎり。
いきなりでしたが、
私が考える、二つの違いは、こんな感じです。
~おにぎり~
○感情ナシで淡々とつくる。
○形は丸、三角、俵型など問わない。
○製法も問わない
~おむすび~
○感謝して(おコメや生産者に)つくる。
○形は、三角がいちばん良い。
○製法は、手を水に浸してお清めし、
よい塩を手につけて、塩かどを丸くする。
それから、ご飯をのせて成形する。
具材・ノリは、好みでよい。
最大の違いは、
おコメと心を「むすぶ」か、
どうかということ。
*いろいろな説もあるので、
詳しくは調べてみて下さい
みなさまに、お願いがあります。
おにぎりをつくるとき、ときどきでいいですから、
生き物としてのおコメや生産者に、
「ありがとう」と、思って下さい。
おコメや神様とも心を「結べる」ように、
感謝の気持ちをこめて握ると、
とてもおいしい「おむすび」が
つくれるようになるのです!
ほんとうですよ。
ということで、今回の
うまうま食材は、おコメ。
空知・北竜町の佐藤稔さんの有機JAS米です。
私は、この農業者と20年来の付き合いで、
佐藤さんのおコメだから、大切に食べたい!
という気持ちを強く持っています。
販売は、札幌市内でも取扱があります。
中川米穀
〒064-0912 札幌市中央区南12条西14丁目
電話 011-561-4718
*ほかにも、良心的なよいお米や
誠実な食品を揃えています。
社長がラジオ・カロスで
「身土不二 中川通信」という
コーナーもお持ちです。
次回は、道東の海の幸を予定しています!
2010/04/08 00:40石狩・空知コメント(8)
- 2010/04/02[この記事のエリア] 稚内・留萌
- オホーツクから海明けのカニがやってくる!
みなさま、こんにちは。
元シェフの貫田です。
このたび、ぐうたびブログを始めることになりました。
これから、熱心な生産者の、おいしい食べものを
紹介しながら、食材探訪の旅へとご案内いたします。
さて、初めての今回は、
宗谷管内・枝幸町から、
オホーツク海明けのケガニ です。
身はパンパンに詰まって、小さいものでも、
ミソがたっぷり入っていて、とてもおいしい!
自分へのごほうび食材には、うってつけです。
3月頃から、5月の脱皮前までが旬と
いわれますが、この味は、流氷の恵みといわれています。
春になって流氷がとけ出すと、
中に閉じ込められていた栄養源と日差しによって
植物プランクトンが増え、それが生物のエサとなって
カニがおいしく育つようです。
その値段、以前に比べると格安で
不景気とはいっても、カニが安いのはうれしい限り。
写真は、枝幸町の
誠実な水産加工会社のゆでカニです。
ゆで加減がしょっぱくない、カニの甘みが
出ています。
今回の料理は
「ケガニとポテトのサークルサラダ」
むいたカニの身に、オリーブ油、レモン汁、しょうゆを
まぶして混ぜ、ポテトサラダにのせた料理です。
はじめての今回、
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
では、次はどんな食材と料理がでてくるでしょうか。
お楽しみに!
2010/04/02 18:48稚内・留萌コメント(12)