ぐうたびTOP > ぐうブログ > スペシャルBLOG 酒とごはんと映画の日々 > おすしの楽しみ。


酒とごはんと映画の日々

食のエンタテインメントマガジン・choi-plus[ちょいぷら]発行人兼編集長の家飲み&映画試写に明け暮れる毎日を、ぱらぱらと綴る。



2011/05/11[この記事のエリア] 札幌
おすしの楽しみ。

 

子どもの頃は恥ずかしくて、なかなか職人さんに注文ができなかったおすし屋さんのカウンター。大人になって良かったと思うことの一つが、このカウンターがしっかり楽しめるようになったこと♪。

 

7561845.jpg

※写真はイメージ

で、以下は3年前の6月にmixiに書いたおすしの話。オレにしちゃ結構よく書けてると思うので、こっちに転載しちゃうw。

***(転載スタート)

最近、記念日にフレンチとかっていうのがなくなってきた。コースだと、途中でおなかがいっぱいになっちゃうからなのだ。となれば、やっぱりすしだろう。好きなだけ食べればいいんだから。

行きつけってほどでもないが、たまに行くのが、「すし善」の円山店。妻夫木系イケメンの静さん(27歳)という職人さんに握ってもらうことが、ここんとこ多い。

なぜ「すし善」がいいかというと、江戸前で、仕事がしてあるネタが豊富であること。だからすしでもつまみでも楽しいのだ。 

席は当然カウンター。いつものように、つまみから。まずチップ(ヒメマス)とスルメイカを刺身で。脂ののったチップはとろけるよう。これを生姜と小ネギで。スルメイカは、醤油をはった小皿にかつおぶしと山わさびおろしとネギを合わせたものがのっかったものにつけていただく。これもぷりぷりで旨い。 

今回はさらにつまみを追加。煮詰めのかかったやわらかい煮だこに、煮あわびを塩味で。生では食感が楽しいあわびは、煮ることで旨味が浮き上がる。ついでに旬の時鮭を焼いたものも。ふんわりとした身は、これも今の絶品。 

さていよいよすしに。まずはコハダにサバの青ものから。季節によってシメ方が微妙に変わるのが、また楽しい。今回は白身はパスして、ヅケに甘エビ。今の甘エビの弾力のある食感は最高。当然頭も焼いて出してくれる。今の季節だけというのが、トリガイの生。フレッシュながら味が深くて、これもいい。定番の穴子のあとは、いよいよウニ。好みは軍艦じゃなくって、のりなしの握り。小樽産だという塩水ウニの鮮烈な濃厚さは、もう天にも上る心地。 

どのネタをたのんでも、職人さんがそれにあった味を塩や煮詰め、お醤油で先につけて出してくれるので、手元のお醤油を使うことは、滅多にない。 

シメはいっつも、トロタク巻(トロとたくあん)とカンワサ巻(カンピョウとわさび)。特に、カンワサ巻は、つまみとしてもなかなかイケる。これだけ食べれば、さすがに満足。 

他にもおいしい料理がいっぱいあるけれど、職人さんとの会話も楽しいし、なかなかこれだけ旬と技を感じながら食べることができるものって、すし以外にはないんじゃないのかぁ…と思うのだ。

***(転載終わり)

で、ここに登場する「静さん」が、すし善を辞めて別の店に1年いた後、今年2月に独立して「すし処 静」という店を出したというので、早速行ってみた。

驚いたのは、美青年だった静さんがすっかり太っていたことw。なんでもすし善時代から体重が15kgも増えたそう。昨年結婚して暮れにはお子さんも誕生、そして独立して大将なんだから、まあそれくらいの方が貫禄あって、いいかもね。

腕の良さは相変わらず。コハダのシメ具合なんかも、大変よろしい(ちょっと上から目線?)。また静さん自身がお酒が大好きということもあって、地酒の種類もなかなか豊富。ゆったりしたカウンターも居心地がよくって、すっかり長居して、飲み過ぎてしまった(お勘定、つまみやすしよりも、酒代の方が多かったかも…)。これからちょくちょく、行ってみるかな。

 

すし処 静 札幌市中央区北3条西28-2-1 サンビルB1 TEL011-215-8558 ※地下鉄西28丁目駅の三番出口に直結したビルの地下なので、なかなか行きやすいぞ。

***(で、ちょっと宣伝!)

札幌の食の最新情報は、食のエンタメマガジンchoi-plus[ちょいぷら]のブログで!

http://www.choi-plus.com

この記事のエリアの宿を探す・予約する

2011/05/11 18:08札幌



田中勲

Profile

[ 名前 ]
田中勲

[ 得意ジャンル ]
グルメ

[ 職業 ]
エディター兼ライター兼出版社経営

[ 自己紹介 ]
大学時代。隣のヤツが常に転がり込むほど、自炊好きで名を馳せる。サラリーマン独身時代。電気コンロ一個のワンルームマンションでも料理。それをネタに女の子を部屋に呼び込む(たいてい不成功)。サラリーマン既婚時代。DINKSを良いことに、毎晩外食で収入を使い果たす。独立時代。自宅をオフィスにしたため3食自分で作ることもしばしば。たまにはkartan's bar(kartanはあだ名)と称して、ホームパーティを開催…てなことをしているうちに、choi-plus[ちょいぷら]という、普段の食生活を楽しくするための「食のエンタテインメントマガジン」をはじめる。また仕事には全然関係なく、豊平のコミュニティFM・FMアップルの映画紹介を担当。業務試写で年間100本程度の映画を鑑賞、ブログに紹介を書き続けて、早5年以上!


RSSを購読する


他のスペシャルBLOG