酒とごはんと映画の日々
食のエンタテインメントマガジン・choi-plus[ちょいぷら]発行人兼編集長の家飲み&映画試写に明け暮れる毎日を、ぱらぱらと綴る。
- 2011/03/10[この記事のエリア] 富良野・美瑛・トマム
- 極上ホテルでご当地ワインとフレンチを。
先週末はフラノ寶亭留で行われた半田シェフのフラノフレンチとふらのワインとのマリアージュの会に参加。
今年で5回目になるこのディナー、ふらのワインの高橋さんに誘われて一昨年の第3回目から毎年出席するようになって、今年で3回目。だって、半田シェフのお料理おいしいし、ひとつのワイナリーのワインを、作り手さんに直にお話を聞きながら、コースにしっかりと合わせて味わっていくなんて機会、滅多にあるもんじゃないし。
料理はこんなかわいい越冬大根の上にのった、旭川産の白蕪と貝のタルタルからスタート。鮮烈な大根の風味に貝のタルタルが絶妙にマッチ!
越冬玉ねぎのタルトも玉ねぎの甘さがほんのり漂ってきて、これもなかなか。
他にもいろいろとおいしいお料理があったけど、この日のメインはなんといってもトマムの江頭さんとこの、仔羊もも肉のロティ!
これはホゲットっていう、ラムとマトンの間の1〜2歳の羊のお肉。だから柔らかいのに味もしっかり。あっさり味のグレービーソースでいただくので、もう何枚でも食べれちゃいそう!
このお料理に合わせたふらのワインはなんと8種類!白ワインだけでも3種類を飲み比べできるなんて、なんか贅沢でしょ?デザートには、普通は抽選じゃなきゃ買えないアイスワインも登場するし…。
で、一番びっくりしたのが、フラノ寶亭留限定のふらのワイン「レセプション」。樽熟成されたツバイゲルトレーベとふらの2号の二つのぶどうを使ったワインを、半田シェフと高橋さんが一緒に樽を選んでブレンドしたもの。
飲んでみたら、複雑なのに適度な軽やかさと酸味があって、まるでピノ・ノワールを使ったブルゴーニュのワインのよう。いきなりこれをグラスで出されたら、絶対どこのワインかわからないだろうな…というのが、当日の出席者、共通の感想だった(ワインアドバイザーが3人もいたんだよ!)。
夏場はちょっと混むけど、フラノ寶亭留は温泉もあっておいしい料理も味わえて、部屋も広いし冷蔵庫は飲み放題(!)だし、ゆったり過ごすには最高の場所。部屋の窓から見る冬場の雪原の景色もなかなかなものだし、新緑の季節なんかもきれいそうだし…。
あんまり大きな声では言えないんだけど、ここだけの話、他ではもう絶対購入できないふらのワインのアイスワインが買えるのも、このホテルの売店だけ。ワイン好きなら、「レセプション」&アイスワイン狙いで、宿泊してみるといいかもね。
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2011/03/10 08:00富良野・美瑛・トマム