ぐうたびTOP > ぐうブログ > スペシャルBLOG 酒とごはんと映画の日々 > 思わず子育てしたくなる女子向け映画。


酒とごはんと映画の日々

食のエンタテインメントマガジン・choi-plus[ちょいぷら]発行人兼編集長の家飲み&映画試写に明け暮れる毎日を、ぱらぱらと綴る。



2011/02/05[この記事のエリア] 札幌
思わず子育てしたくなる女子向け映画。

ちょっと前までサブカルの漫画家だった西原理恵子。

すっかり庶民にもブレイクしちゃった彼女が、子育ての面白さを自分の子育ての実体験エピソードで綴った「毎日かあさん」

アニメにもなってるこのマンガが、なんと実写で映画に。離婚しちゃう西原&鴨志田夫婦を演じるのが、実際に離婚した元夫婦の小泉今日子と永瀬正敏だっていうから、話題性も満点!

mainiti.jpg

©2011映画「毎日かあさん」製作委員会

配給元の紹介文はこんな感じ。

 

’現代女性の本音の生き様を描き続ける漫画家、西原理恵子。彼女自身の人生をもとにした家族の物語。

6歳の息子と4歳の娘の母にして漫画家のサイバラ。子供たちに振り回されながらも、悲しいことや辛いことは笑い飛ばす、たくましい毎日を送っていた。一方、元戦場カメラマンの夫カモシダは、アルコール依存症と格闘中。やがて二人は離婚することに…。

しかしカモシダがガンに侵されていることが発覚。もう長くはないと知りながら、サイバラはカモシダを再び家族として受け入れる決意をする…。’

 

 

思えば、放蕩のオヤジに家族が手を焼くなんてパターンのドラマは、

昔はよくあったような気がする。

 

ただその場合はかあさんはオロオロするばかり、長男が父親に反抗して…って、

それじゃ「父帰る」かw。

 

西原理恵子&鴨志田穣の夫婦の場合は、それがフィクションではなく実話。

アル中の元戦場カメラマンに手を焼く家族なんだけど、

いまどきの女性はかつてほど弱くない!

「出て行け!という夫に、

「あんたこそ出ていきなさいよ!ここは私が買ったウチなんだから!」と言い放つ。

そんなもんだよね…。

 

アニメにもなっているマンガ「毎日かあさん」のネタが散りばめられていて、

ときどき入る西原のモノローグの感じも、このマンガの調子。

なかなか実写版としては、原作の雰囲気を伝えているとは思う。

 

しかしメインの話はやっぱり鴨ちゃん。

何度も禁酒に失敗するアル中なのに、最後は成功!

でもガンになって、あっけなく他界してしまう…というのは、もう有名な話。

 

これは個人の好みかもしれないけれど、

彼の最後の最後の姿までを見せないで、

ポンと死後に飛んでしまう構成だってあったと思う。

 

でもやっぱり死に際までひっぱって、泣けるシーンを作ってしまうんだよね…。

この感覚、日本的お芝居感覚とでもいうべきか。

 

子どもで笑って、鴨ちゃんで泣いて。そんな映画が好きな人にはなかなかいいかも。

ネットのレビューみてると、「子育てしたくなった」ってコメントも結構あったよw.

 

札幌シネマフロンティアで公開中。

 

この記事のエリアの宿を探す・予約する

2011/02/05 17:24札幌



田中勲

Profile

[ 名前 ]
田中勲

[ 得意ジャンル ]
グルメ

[ 職業 ]
エディター兼ライター兼出版社経営

[ 自己紹介 ]
大学時代。隣のヤツが常に転がり込むほど、自炊好きで名を馳せる。サラリーマン独身時代。電気コンロ一個のワンルームマンションでも料理。それをネタに女の子を部屋に呼び込む(たいてい不成功)。サラリーマン既婚時代。DINKSを良いことに、毎晩外食で収入を使い果たす。独立時代。自宅をオフィスにしたため3食自分で作ることもしばしば。たまにはkartan's bar(kartanはあだ名)と称して、ホームパーティを開催…てなことをしているうちに、choi-plus[ちょいぷら]という、普段の食生活を楽しくするための「食のエンタテインメントマガジン」をはじめる。また仕事には全然関係なく、豊平のコミュニティFM・FMアップルの映画紹介を担当。業務試写で年間100本程度の映画を鑑賞、ブログに紹介を書き続けて、早5年以上!


RSSを購読する


他のスペシャルBLOG