そろそろお正月休みって人も多い時期。
シネコンで大作映画もいいけれど、小品ながらもキラっと光っているこの「リトル・ランボーズ」もオススメ。
1980年代のイギリスの郊外が舞台。厳格な戒律の教会を信じる母子家庭に育った11歳のウィルは、映画もテレビも禁止。知り合った不良少年のリー・カーターのところであのスタローンの「ランボー」を観てすっかり夢中に!でもって、ふたりして、ランボーにインスパイアされた自主映画を作り始めて…ってストーリー。
ⓒHammer&Tongs,Celluloid Dream,Arte France,Network Movie,Reason Pictures
特に前半。
2人の少年のバックグラウンドの説明があって、さらにふとしたキッカケから仲良くなっていくところなんか、既視感バリバリ。なんか観たことある感じ。ほら、昔からイギリスものの、少年たちが活躍する映画って結構あるじゃない。まったくもって、その流れ。
それが徐々に変わってくるのは中盤以降。
スポーツとかいたずらならあったけど、自主映画を作るって話は初めて。しかも真似をするというか、手本にするのは映画「ランボー」。まあ、かわいいったら、ありゃしない!
この2人にフランスからの交換留学生がかららんで、結局友情にひびが入っちゃうんだけど、さて最後はどうなるのか…ってお話。
主人公にはお母さんしかいないんだけど、不良少年の方も片親で、しかも留守がちなもんで、お兄さんべったり。でもこの兄貴がまた弟につらくあたっていたりして…と家庭環境的にはちょっとシリアスなんだけど、作品全体は明るくって、ちりばめられたギャグも効果的なんだよね。
そして最後のハッピーエンディングを迎える流れも、けっこう素敵!(オレは気に入った!)
ふらっと観たら、掘り出しもの発見!って気分になるよ、きっと。
『リトル・ランボーズ』
2010年秋、シネクイントほか全国ロードショー配給/スタイルジャム
12月25日からシアターキノで公開中。
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お休みで時間のある時には、名店レシピの料理などいかが?
食マガジンchoi-plus[ちょいぷら]冬号に出てるイタリア料理オリゾンテの「漁師風トマト煮」のレシピ、けっこう簡単なのにかなり旨かった….。
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