酒とごはんと映画の日々
食のエンタテインメントマガジン・choi-plus[ちょいぷら]発行人兼編集長の家飲み&映画試写に明け暮れる毎日を、ぱらぱらと綴る。
2010年5月
- 2010/05/05[この記事のエリア] 札幌
- お休み気分でそば屋の昼酒。
たまのお休み、「休日らしいことがしたい!」と思ったら、やっぱお酒の出番だ。
何年か前、長崎のハウステンボスのホテルヨーロッパに宿泊したときの朝食。バイキングでも、料理の横に堂々シャンパンが並んでる。俗に言う「朝シャン」ですな。リゾート気分が盛り上がるのは、間違いない。
とはいえ、それは特別な旅行の話。普段の休みで、ちょいと特別なコトしたい!と思ったら、迷わずそば屋に行くことにしている。
なぜか知らないが、そば屋さんというのは、店じまいが早い。最近はそうじゃないとこも多いのだろうが、昔ながらの名店というのは、夕方で閉まってしまう。そんな店で飲みたい!と思うなら、そもそも必然的に昼酒になるのだ。
札幌のお気に入りは、「志の家」(南2西12)。ここの「さらしな」とつゆのバランスは、オレは勝手に日本一だと思ってる。しかもせいろが700円と良心的で、さらに選りすぐりのツマミがある。閉店はやっぱり17時。夜飲みには使えない。(ちなみに日曜は休み。祝日は営業してる)
席に案内されるとすぐに頼むのは、玉子焼きだ。そば湯の入っただし巻きで、アツアツが旨い。
酒は夏はビール(エビスの中瓶がある)だが、ちょっと冬とか肌寒い季節は、熱燗。聞くと銘柄は男山らしいのだが、なぜか家で飲むのと味が違う。お通しの自家製・イカの塩辛とよく合う。
玉子焼きを肴に、二人でお銚子を一本空けて、さらにもう一本。そして天ぷらの盛り合わせも頼む。
これもなぜだかわからないが、いいそば屋は天ぷらも旨い。2本目も空になり、ちょっと気分がよくなったところで、ようやくせいろを注文。
どうよ、この艶やかさ!甘さ抑えめで(東京のそば屋のつゆは甘い!)、ダシがたっぷり利いたつゆとの相性が抜群。量も、もうちょっと食べたいって思えるような塩梅で、しごく適当なのだ。
ほろ酔い気分で店を出たって、まだまだ明るい時間。つくづく休日のありがたみを噛み締めながら、家路につくのだ。
☆☆☆
オレが編集長やってる食のエンタメマガジン choi-plus[ちょいぷら]創刊号、じんわり札幌浸透中。
2010/05/05 16:47札幌