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主婦バスガイド花子でございました!

[担当エリア] 札幌
北海道情報あれこれをバスガイド目線で紹介しちゃおっ



2017/01/26[この記事のエリア] 帯広・十勝
「元気な十勝」体験ツアー@タウシュベツ川橋梁

2日目のメインはタウシュベツ橋見学ツアー!

凍った糠平湖を横断し「タウシュベツ川橋梁」を見に行きます。

雪の中を、スノーシューを履いて往復4キロ(3時間)歩きます。

「犬そり」も「馬そり」もありません…

ぁ…トイレもありません。汗

ただ、ひたすら橋を目指して歩きます…

朝から水分ひかえて、挑みましたよーーーっ!(橋を見に行くのは、2009年2月以来2度目です)

 

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「旧国鉄士幌線」跡です

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ポツンと1本残された巨木(推定樹齢250年)が、かつてこの辺りが「木材のまち」として賑わっていた頃の面影をとどめています。

この木は、中が空洞だったため切られずに残されたのだそーです。

昭和15年、周辺山林で伐採した木材を運ぶ目的で開通したのが旧士幌線(帯広-十勝三股)。

その頃の日本は、太平洋戦争前夜の時代~

鉄は軍備に使用するためわずかしか使用できず、コンクリートを主としてつくられたのが「タウシュベツ橋梁」

木材を運ぶ列車に耐えられるようにと、この形(アーチ橋)になったのだそうです

その後、

国道の整備や木材資源の減少によって廃線になり、糠平ダムが完成するとタウシュベツ橋は湖底に沈んでしまいます。

 

 

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林をぬけて、ようやく湖上に…

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とても珍しい「きのこ氷」も出現!

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 鉄道の廃線により、アーチ橋も解体の危機に陥りますが、地元住民が主体となり「ひがし大雪鉄道アーチ橋保存会」を発足。

町が、34の橋と線路跡を譲りうけることになりました。

 

6-10月は水位が増すので湖底に沈み、1月頃に出現する「幻の橋」

 

 

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最近は特に老朽化が進み、いつ崩落してもおかしくないのだそうです…

確かに、近くで見ると8年前よりはだいぶコンクリートが欠けているようです

 

 

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太い針金のような鉄も、むき出しになっています

日本の「産業遺産」そして「北海道遺産」であるタウシュベツ川橋梁

いつまでも残しておきたい日本の、北海道の宝物。

 

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 ツアーのようすは、その日の「十勝毎日新聞」夕刊でも大きく紹介されました

 

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たくさん歩いた後はランチタイムです。

廃校になった小学校(東居辺小学校)を再利用したレストラン「トバチ」さん

 

寒いところから、急に暖かい室内に入り…ホッペが真っ赤に…

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十勝ハーブ牛を100%仕様した手ごねハンバーグ!

ジュ―ジュ―と、鉄板の上から聞こえる「おいしい音」を聞きながら完食です。

「ごちそうさまでした!」

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小学生仕様の、低い位置の手洗い。

ここを見なければ「旧小学校」とは気が付かない、おしゃれなレストランです!

 

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つづく

 

cherryおまけ

十勝川温泉の冬のイベント「彩凛華」が始まりました!

詳しくはコチラから(2月26日まで)

 

 

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2017/01/26 12:20帯広・十勝



野乃花子

Profile

[ 名前 ]
野乃花子

[ 職業 ]
バスガイド

[ 自己紹介 ]
高校卒業後、憧れのバスガイドになりました。退職後フリーバスガイドで学費を工面しながら遅い学生生活をエンジョイ!保育士・幼稚園教諭・社会福祉主事の資格を得て実習先の保育園からスカウトが来るも卒業と同時に結婚。5年前から契約バスガイドに転職し気が付けば、バスガイド一筋27年!これからも北海道観光を応援していきます!2005年開設のブログ「主婦バスガイド花子でございます!」でも北海道情報を発信中です http://ivory.ap.teacup.com/matchin7/


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