主婦バスガイド花子でございました!
[担当エリア] 札幌
北海道情報あれこれをバスガイド目線で紹介しちゃおっ
- 2016/07/29[この記事のエリア] 網走・紋別・北見・知床
- イーグルライナーで知床へ@「知床五湖」に「フレぺの滝」に...
「楽でお得」なRAKUTOKU BUS13(ラクトクバス13)で、知床・網走へ行ってきました
「楽でお得」なRAKUTOKU BUS13(ラクトクバス13)とは
北海道13社のバス会社が運行する、道内各地9路線(南は函館、北は名寄、東は知床など)の都市間高速バス
利用した「イーグルライナー(知床行)」は、1日1往復
所用時間、およそ7時間30分。道内の高速バスでは一番の長距離!
斜里バスの運行です
ウトロバスターミナルからシャトルバスに乗り「知床五湖」へ
「イーグルライナー」と同じく斜里バスの運行で、ピンクのボディにワシとタンチョウのイラスト!
目立ちます!
車内は、ほぼ満席。
進行方向、左側の座席を確保し、海を眺めていきます。
幌別川で熊を探し…ブユニ展望台をかわします。
さっきまでウロウロしていた、ウトロ地区の眺めがバッチリ!
いつもは描写が忙しいんだよなーー
オロンコ岩にローソク岩、三角岩、そしてチャシコツ岬…今日は遠くに藻琴山まで!
途中、知床の山を正面に見ながら、30分弱で「知床五湖」に到着です
知床五湖の見学方法が平成23年から変更になっています(ヒグマとの共存・植生保護のため)
誰でも無料で「1湖」まで歩ける「高架木道」と、事前レクチャーを受け有料で「5湖」をめぐる「地上遊歩道」の2つの方法があります。
「地上遊歩道」を歩くのも、時期により利用条件が変ります(3パターンがあります)
①ヒグマ活動期(5月10日~7月31日)ガイドツアーへ申し込む→フィールドハウスでレクチャーを受講し認定証を受け取り登録引率者と同伴で出掛ける(ガイド料は5000円前後必要)
②植生保護期(開園~5月9日、8月1日~10月20日)申し込み手続きをすることで地上遊歩道が自由に利用できます(申請書に記入→フィールドハウスで料金(大人250円・子ども100円)を支払う(申請書を受付に提出)→レクチャーを受講し認定証を受け取る
③10月21日~閉園までは自由利用期
私は、無料の高架木道を歩いて「1湖」まで、行ってきまーーす!
木道は、すべて平らなので、車イスでも大丈夫です!
小さな子供達も元気に歩いていました!
「1湖」がきれいに見える「湖畔展望台」までは往復1.6キロ、約40分のコースです!
5分ほど歩くと「連山展望台」があります。
ここから見る知床の山は、最高にキレイでした!
えっと、向かって右からラウス、ミツミネ、サシルイ、オツカバケ、チエンベツ、イオウ…汗
合ってる?よね…展望台の看板に書いてあったもん。汗
またまた10分弱歩くと…「オコツク展望台」です
遠くに「1湖」とオホーツク海が見渡せるのです!
思わず叫んじゃうわよ!
「ほっかいど~~~は、でっかいど~~~」
止めといたけど…
そこから更に5分も歩けば「湖畔展望台」に到着です!
「1湖」が間近に見えるのです!
ビューティフル!
皆さん、写真を撮るのに夢中です…
ずーーっと眺めていたいけれど、バスの時間があるので~
同じ道を引き返します!
だって…ゆっくりソフトクリームも食べたいし…
ほぼ、最後まで小走り状態です
走りながら、ヒグマを探したけれど…
ヒグマどころかエゾシカも現れなかったわ
太陽ジリジリ、暑すぎたのね
そーいえば、ヒグマもこの日は遅番だって言ってたわ…
そうそう、ここはヒグマがいても安心なの
なぜならこんな電気柵が木道沿いに張りめぐされているから。
それにしても、絶景でしたわ!
山も湖も…
ね、ね、見て!見て!
このスケールの大きく美しい景色やおいしい空気を、誰かに自慢したくなっちゃった。
仕事で来なくちゃね!
ということで…
目の前を、仲良く手をつなぎチュッチュしながら歩く外国人カップルにやきもち焼きながら…
ゴールです!
お決まりの「こけももソフトクリーム」
うまっ!!
1人で食べても、おいしいものは美味しい!
さて、再びバスに乗車し「知床自然センター」へ。
ここで、ネイチャーガイドの竹田さんと待ち合わせし「フレぺの滝」を案内していただきました。
バス停で、竹田さんともう1人の参加者Nさんが待っていてくれました。
「すぐに歩きましょう!なぜなら、ヒグマの目撃情報が入れば歩けなくなってしまいます」と。
なるほど、遊歩道入口にあったカレンダー…
7月は毎日休まずに出勤しています。皆勤賞を狙っているのでしょうか?
急がねば…
「森林浴」を楽しむ間もなく、どんどん歩きます
歩きながら、かしわ手?を打ちます。
「パン!パン!」
たまに「ほ~っほ~っ」と声も上げます。
これはヒグマ対策で、自分の居場所をヒグマに教えながら歩く…
最近、ガイドさんは熊除けの鈴を持ち歩かないのだそーです。
鈴の音に熊も慣れちゃった?常にチリンチリンとうるさいから?
ヒグマについてレクチャーをうけながら、どんどん歩きます
「これはエゾヤマザクラ…開拓時代に植えられたと言われています。あまりにも石の多い土地や自然環境が厳しすぎたのでしょうか、今からおよそ100年前の大正時代に始まった開拓農家の歴史は、昭和40年代までにすべて離農されて幕を閉じました。このサクランボや山ブドウが目当てでヒグマがやってくるんですよ…」
シカ対策で、樹木の根本に巻いたネットも食いちぎられています
犯人は…やっぱりヒグマ
お目当ては「アリ」
よく見ると、アリの巣穴になっていて、おびただしい数のアリが…
そいこうしているうちに視界がパッと開けます
この辺りに、かつては集落があったのでしょうか?
牛や馬も飼っていたのでしょう
野の花に混ざってクローバーやチモシーも…
足元に咲く、花の名前も1つ1つ…
「これはピンクのノコギリソウ。葉がノコギリみたいだから。この黄色いのはキオンっていう名前ですよ」
そしていよいよ…
突き出た断崖に青い海…
振り返ると…そこに流れていたのが「乙女の涙」(フレぺの滝)でした。
かなりの号泣です…
やっぱり知床連山がビューティフル!
えっと、向かって右からラウス…(もういらないですね)
ガイドの竹田さんが鳥を見つけてくれましたよ
なんと「オジロワシ」の幼鳥です!
小さいけれど、貫禄がある!
私のカメラでは、これが最高の倍率…泣
やっぱりガイドさん付きの散策はいいですね。
このほかにも、エゾシカや外来種の植物についても教わりました。
色々と、アドリブやジョークを取りまぜながらの案内を楽しませていただきました。
ガイドの竹田さんは、今まさに「ホッカイシマエビ」が旬の野付半島のガイドも得意としています。
英語のガイドもバッチリ!
竹田さんのガイドを希望の方は「北海道宝島旅行社」(☎011-252-2111)まで
ガイドの竹田さん、Nさん、とってもお世話になりました。
ありがとうございました!
「楽でお得」なRAKUTOKU BUS13(ラクトクバス13)
「イーグルライナー」で、あなたも「オホーツクの夏」を楽しみませんか?
まだまだつづく
2016/07/29 07:00網走・紋別・北見・知床